ツベルクリン陽転

 ネタばれ多分します。暫く戯言を吐きますのでその間に。
 既に週末の更新が板に付きつつある昨今ですが、何とか生きてます。前回はあんなこと書いたけど暑いわ。睡眠時間も結構削ってるし体力的には結構辛い。それでも気力が保ってるのは、やっぱ日曜に買ったポッドさんのお陰ですね。草木も眠る丑三つ時に石川さんの面白ラジオやえりかさんのカジキカレーの話を聴くと、実験どころじゃなくなります。あーそれじゃ駄目なのか。
 因みに一番聴いてるのはミル・マスカラススカイ・ハイだったりする。ハロプロのだと歌いだして闖入者扱いで間違いなくブタ箱行きなのでできるだけ控えてます。「大きな愛でもてなして」の「Oh Yeah! Oh Yeah!」のフリを楽しそうにやってるのを他人に見られるのを想像するだけで寒気がするわー。
 くだらない話にお手上げ。
 そんな中本日は新宿コマ劇場の「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」夜公演に行ってきました。今年入る公演はこれが最後、後は時間を見つけてテキトーにやる。
 そういった最後という悲壮感は全くないのですが、率直に言うと見ててヒジョーに疲れました。どうやら眉根を寄せすぎてみたいで、終演後顔面が何か引きつってた。原因は恐らく「ミュージカル」という表現形式に対する拒否感との戦闘、自分との闘いでしょう。
 前に書いてた気がしますが、あの科白の最中に歌いだしたり、踊ったりする表現形式が中途半端な気がしてどうしても受け入れ難くて、「ミュージカル」ははっきり言うと嫌いです。後チケット代が妙に高いwデートとかのっぴきならない状況にならない限り行く事はまずありえない。劇団四季とか宝塚はもってのほかのジャンルなわけです。ハロプロ関連のミュージカルも費用対効果もさることながら上記の理由で食指が動かなかった。ピーマンが栄養があると頭では分かっていても、いざ目の前にすると食えない、そういう感じ。
 それでも今回行く気になったのは、「食わず嫌い」は自分の了見を狭くするという思い、ハロプロが良い入り口になるかもしれないという期待、手塚作品×宝塚というブランドが入っていてそう酷いことにならんだろうという打算が見事に絡み合っての今回の運びとなったわけで、最初は科白の途中で歌が始まるたびに苦虫を百匹ほど噛み潰しながら見てた。ヤッパ。
 とまぁ結果としては自分の固定観念を吹き飛ばしてくれるほどの威力はなく、今までミュージカルを嫌悪してスマンかったという劇的回心には至りませんでした。残念。ただヒントは掴んだ。アレを「歌」と考えるから違和感に悩むのであって、科白を言う時の表現の一種と思えば結構何でもなかったりした。気分がいいとき自然に鼻歌が出る、あんな感じ。それを気づかせてくれた箙かおるさんやマルシアさんには感謝です、実に自然だった。メンバーたちはまだ「歌」だったな。
 かといって戦況不利でも戦場の勇者たちはいくらでもいるわけで場面場面では素晴らしい物を沢山見させていただきました。ホントよくできてたと思う。自分自身は恐らくこれ一回きりでしょうが、一回は行った方が良いと思う。正直最後のライブは微妙だったが。
 各論は後ほど、時間を作ってチビチビと。