きたく養蚕祭り(始末編)

 暑い中部屋の模様替えをしてたら腰を痛めました。いや暑いかどうかは関係ないんですけど。
 さて。投票が締め切られましたハロプロ楽曲大賞1997-2006の後付講評。とは言うものの講評じゃなくてただの思い入れの垂れ流しなんですけど良い機会なのでまとめときます。

1. 楽曲部門

 理屈抜きで良いと思ったのを nano たんで聞いてみてあーでもないこーでもないと考えてましたが、元々音楽的素養が皆無なので残り20曲ぐらいからにっちもさっちもいかなくなった。そこで新たなパラメータとして四季折々に聴きたい曲でぱっと思いつく物を挙げてみたら案外すんなり決まりました。ごめんなさい。


○春:センチメンタル南向き
 普通たんぽぽとかじゃねーのというお叱りを受けそうですが、何故かこの曲がぱっと思い浮かびました。初めて聴いたのが1999年の春先で、ライブで聴いたのも2000年の春先だったせいかも知れない。タイトルの「南向き」が冬から春にかけて吹く南風をイメージできるからも知れません。
 もうこの曲は矢口さんですね。初期矢口。「虫」とか言われて泣きながら怒ってた頃の矢口。本人の中では黒歴史なのかもしれんけど、このころのおぼこい矢口さんは大好き。彼氏の自転車の荷台にちょこんと横座りして南風を受ける矢口さんを想像して意味もなく荒川河川敷をぶっ飛ばしてたあのころ。素晴らしい思い出でござんす。


○夏:真夏の光線
 季節が季節なんで一番難航した。ココナッツ娘。の「DANCE & CHANCE」やプッチベスト4の「夏 LOVE ロマンス」も捨てがたい。しかし夏といえば自分の中では「ザ☆ピ〜ス!」か「真夏の光線」のどっちかなんですよね。これは本当に迷った。迷いまくっていっそ「アンデス」と「コンドル」に分けて2人分で投票しようかと考えたくらい。「2000年後半から加速をつけて変化していった2001年石川梨華の集大成」と「初めて買ったシングル&破壊的にかわいい安倍さんの横で美味しい前夜の市井紗耶香さん」さんという図式でしたが、勝負を分けたのは石黒&飯田コンビの「帰りたくないのよ 今夜は♪」でした。
 石黒さんの声…大好きなんすよ。娘。がコーラス路線を放棄せざるを得なかったのは彼女に代わる“ベース担当”が見つからなかったせいなんじゃないかと勘ぐってマス。飯田さんとのコンビも素敵でした。この曲が3位とは世の中間違ってると半ば本気で毒づいてました。ハイ。


○秋:Happy Night
 本来は「銀杏」とか「クレナイの季節」とか「何ちゅう」を選出すべきなんでしょうけど、これは完全に俺ルール。単に現場デビューが1999年の秋だったというそれだけの理由で選ばれました。今も秋になると良く聞いてます。そういやフルで生バンドだったな、当時は。
 歌い出しが市井ちゃんと保田さんという「千葉県干されコンビ」がソロを取ってるという事でも嬉しかった曲です。B面でもソロってだけで嬉しかったなぁ。2004年のBest of Japan 秋でいしよしでソロを取った時にはあまりの満足感で死んでもいいと思いました。ウソです。もう一回聴きたいと思った。
 多分この曲をどこかでまた聴くために日々を生きるんだろうなぁと思ってます。原点の1曲。余談ですが「電信柱」のコーラスで飯田さんのダンナが参加してます。余談終わり。


○冬:白いTOKYO
 まぁ冬と言ったら圧倒的にこの曲ですね。イントロのキュートさに何時聴いても悶絶しますし、歌詞の中に一度も「白」と「TOKYO」が全く出て来ないシュールさにも痺れるぅ。
 今よりはるかに多くのソロパートが与えられてるえりかさんが泣けます。振り方面では大サビ前の間奏でメンバーが腕を横に振りながらピョコピョコジャンプしながら移動する姿に言葉が見つからん。
 ホントは「I & YOU & I & YOU & I」もチョット浮かんだんですけど、これは仕方がない。


○毎日:愛 〜スイートルーム〜
 そんな訳で四季を感じさせる歌ということで選んでまいりましたが、最後はエヴリタイムパッションと言いますか、今一番テンションの上がりやすい曲を選びました。これも「恋レボ」とどっちかで悩んだんだけど、ウチにあるハロプロを含む全楽曲のなかで一番テンションの上がる「JUMP(Van Halen)」のシンセのイントロに似ているかもしれない気がするということで選びました。美勇伝を入れたかったてのもある。


○次点:ザ☆ピ〜ス!
 これを選ばなかったというだけで末代まで祟られそうな気がします。

ザ☆ピ?ス!

ザ☆ピ?ス!


○ワースト:届け! 恋のテレパシー
 再デビューの市井さんに関してはセカンドの「失恋ラブソング」で大分わやくちゃになりましたけど、この曲で心が折れました。たいせー(当時)の死を本気で願いました。
 ジャケはマシになったけどサビでタイトルそのままで「と〜ど〜け 恋のテレパシー♪」って歌っちゃうのはかなり勿体無い気がします。「白いTOKYO」までシュールにしろとは言わないけどね。

2. PV部門

LOVEマシーン
恋愛レボリューション21
真夏の光線
 PVに関しては日頃愚痴っぽいことを色々言ってますけど、自分の中で「良いPV」ってのは「見てCDを買いたくなるPV」なんですよね。文字通りのプロモーション。楽曲自体の力を増幅させて送り出す感じのPVが最上級に来ます。
 今回PV部門の監督さんをまとめるに当たって、全部の作品を見直しましたがPVを見てCDを買いたいなと思ったのは上の3つだけでした。その辺自分の感覚が時代について行ってない感じはする。
 楽曲自体の力もあるかもしれませんね。上2つは楽曲部門ではヘンなパラメータで漏れちゃいましたが、歴史に残る曲だと思うので江戸の敵を長崎で討つ感じですか。違うか。


○次点:AS FOR ONE DAY
 竹石渉さんのディレクションって物凄く映像が綺麗ですよね。この作品は水にこだわってます。冒頭の雨もそうですが、魚の泳ぐ姿とか、天井の水のゆらゆら加減は名古屋の「オアシス21」の水の宇宙船さながら。とにかく綺麗で石川さんも美しいのですが、楽曲よりはこっちのPVを買うよねという感じで惜しくも次点。「ザ☆ピ〜ス!」も「女子かしまし物語」も全部竹石さんなんだよなぁ…余談ですがAKB48の新曲「BINGO!」のPVがこの2作品を2で割ったようなテイストで間違いなく竹石さんのディレクションだよなぁと思いました。竹石さん、あんたもか。

シングルV 「AS FOR ONE DAY」 [DVD]

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○ワースト:SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜
 このPVで敢え無く心が折れました。「ヲタ」が死ぬのって意外と簡単なんですよね。
 「かわいい」としか形容しようがないPVは自分の中では「ウンチョス。」℃のPVが総じて低い評価なのもそのせいだと思います。ただ「即 抱きしめて」のソロダンスは「恋レボ」のマンホールの下アングルを髣髴とさせてちょっと面白かった。

シングルV「SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~」 [DVD]

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(続け)