シンデレラ・リバティ(21時門限)

 ネタばれするよ。
 あと30分ぐらいしたら家を出るので、その前にテンプレート代わりの更新。あとは昨日のやつも含めてこそこそ足しておこう。長崎日大おめでとう。やっぱ甲子園で故郷のチームが勝つと嬉しい。試合自体はベリちゃんのコンサートと重なって観てないので新幹線の中で朝刊を買い漁って読むつもり。
 博多で途中下車して℃-uteメンに似非福岡県民面してきます。つーか中高は福岡県民だったのよ。時間まではブラブラして母校にでもお礼参りしてこようかと考えています。翌日の我が故郷長崎は…迷ってる。精霊流し前日で近隣からの帰省ラッシュもあいまって会場の長崎駅前で知り合いに出くわしそうな気がするんですよね。それは結構辛い。またメンバーと一緒に全国を回ってる方たちがいるようなので、握手するために早起きするのもバカバカしい。開演時間になったら後ろでニヤニヤしながら眺めてるのが無難そう。レポは裏のほうでこっそりやろうとしたりやらなかったり。
 さて。
 前日の予告どおり、懐古中毒からのリハビリテーションのためにベリちゃんのコンサートを観に座間まで行って参りました。座間は初めてだったんですけど、いや遠いですね。14時半開演なのに12時半に家を出るとかありえん。ファミリー席でほとんど動かなかったので中は涼しかったんですけど会場までが暑くて溶けそうだった。
 ピーカンだもんな。
 旧キッズさんに関しては現在℃の方に足場を移しちゃってるんで敵情視察という感覚で最新アルバムも聴かないまま行っちゃったんですけど、悔しいかな「夏」と「宮殿」というコンセプトに沿った良いコンサートでした。ナイアガラトライアングルあり、ビーチボーイズあり、ビッグバンドなどなどバラエティに富んでた。山下達郎はいなかったけど。宮殿の舞踏会にはカボチャの馬車だよねということでSLが予想しやすかったてのもあるかもしれない。
 やっぱ3年間ってのは伊達じゃない訳でホコリ以外の何かが積み重なってるなと感じました。いろんな立場から羨ましかったです。
 アルバム曲も良かったですよ。終演後買っちゃいました。個人的には「私がすることない程 全部してくれる彼」と「愛のスキスキ指数 上昇中」☆カナ。「愛の…」は娘。で言うと「ファインエモーション!」あたりですか。コンサートでは一番印象深かったんですけどCDだと少し軽いかな。コンサート栄えする曲です。逆に評価がグングン上がってるのが「私が(ry」。自分の中では「ベリ版愛ひとひら」って感じでシンプルなアレンジなんだけど逆にそれが味わい深い。サビのメロディが泣かせます。ただコンサートでの印象がややぼけてるのはこの曲がバラードに属するからなんだろうなぁ。
 私見なんですけど曲が↑↑でないと歌唱パフォーマンスがやや落ちるように見受けられ、じゃない、聴き受けられました。「夢でドゥーアップ」のハモリはサブの方がでかいし、熊井さんは途端に不安定になるわ、菅谷さんはギアの入り具合が分からなくてがなってる感じに聴こえたことなどなど。これは生声で聞いてこそであって凄い収穫だった。
 要は勢いだけで乗り切れない曲での表現ということになるんだろうなぁ。声量が一本調子なんですよね。声を会場じゅうに届かせるのは大事だけど、それだけじゃ表現できないし、伝えられない曲もある。その辺が「夢で ドゥーアップ」だったり、先述の「私が…」に表れてるような気がしました。
 ただこれは別にベリちゃんたちに限った事情ではないのでその辺は未来に向けてどうなるのか注目してみてみたいと思います。よく「アイドルに歌唱力はいらない」って枕詞のように言われますけど、別に神が決めた法則でもないし、「歌唱面での向上を試みるアイドル」がいても良いように思うんでね。歌に関してはまだまだ期待しております。
 一つビックリしたのはアンコール。ファミリー席で手拍子だけしてたんですが、いつの間にか「ベリーズ行くべ!ヲイヲイヲイヲイ!」というのが繰り返されててびびった。昼間は出てくるのが遅くて息切れしてたけど何かの企画だったんですかね。あと開演前の「コール」はキッズ独特のもので推しに対する狂おしい情熱の表れなのか、単なる目立ちたがりなのかは分かりませんが「桃子、たべたーい!」はやめた方が良いと思うぞ。
 今回は曲ごとよりはメンバー個人に対して感じたことを書き留めてみました。的外れなのは分かってるので予め謝っておきます。ゴメンナサイ。

Berryz工房コンサートツアー2007夏 ウェルカム!Berryz宮殿@ハーモニーホール座間 日曜昼公演

01. サヨナラ 激しき恋 
02. マジ夏すぎる 
MC
03. 告白の噴水広場 
04. 夢で ドゥーアップ 
05. 素肌ピチピチ 
寸劇 (徳永・須藤・熊井) 
06. スプリンター 
07. 私がすることない程 全部してくれる彼(嗣永・菅谷) 
08. 笑っちゃおうよ BOYFRIEND 
09. ジリリ キテル short ver. 
10. 夏わかめ 
寸劇2(清水・嗣永・菅谷) 
11. 思い立ったら 吉でっせ!(徳永・須藤・熊井) 
12. 夏Remember you(夏焼) 
13. 愛のスキスキ指数 上昇中 
14. 蝉 
MC 
15. 21時までのシンデレラ 
16. VERY BEAUTY short ver. 
17. 恋の呪縛 short ver. 
18. 友情 純情 oh 青春 short ver. 
19. なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW? short ver. 
20. ハピネス〜幸福歓迎!〜 
アンコール 
21. スッペシャル ジェネレ〜ション 
22. 青春大通り 

 超個人的所感

菅谷梨沙子さん

 彼女は滑舌も然ることながら、鼻腔に籠ったような声を出すので聞こえにくいんだろうなぁ。そのせいか声を出そうという意識が他のメンバーより高いのではないかと思うんですが、時々制御不能になって「がなってる」ように聞こえる。↑↑だとフィットするんですが、バラード系だとやや苦しい。直るともっと面白くなる。
 体力が付いたなぁと思った。以前はきつくなってくると表情に出てたけどそれが何とかやり過ごせるようになってきた。「やり過ごす」って感じたのは前半は物凄くパワフルな足の上げ方をしてたのに後半部になると上がんなくなったりしてたんで。後半ショートバージョンが多いのはその辺の事情が考慮されてるのかもしれない。暑いしね。 

清水佐紀さん

 あんまり汗かかなくなった気がする。いやかいてるんだろうけど以前ほど髪のべったり具合がなくなってるように思った。単なる化粧の問題なのか、体質の変化なのか。変化といえば以前聞いた時よりは少し声がドライになってます。あの水っぽい声が好きだったんですけど今は須藤さんの方が近いかもなぁ。
 夏焼さんとのデュオ曲「スプリンター!」はタイトルからのイメージとあまりにもかけ離れてて椅子からずり落ちそうになった。アレンジともにこの発想は凄いわ。
 まゆ毛に関しては地毛好きとしてはとうとういじるようになったかと落胆してるんですが、端っこが下がるようにいじってあるのが面白かった。

夏焼雅さん

 彼女のダンスは完成度が高いんですけど、その整い具合、安定感ゆえに逆に目立ってないというアイロニーが物凄く面白かった。いや顔は目立ってるんですけど。その辺はダブルえりかさんに通じるものがある。こういうこと書くといろんな意味で怒られそうですけど。
 声が大分ビームチックになってきましたね。菅谷さんと比べると立ち上がりが早いというかシュパッと切れる感じ。高音部で声が裏返りそうになるのが解消すればハロプロにあまりいないタイプの歌姫に。

嗣永桃子さん

 声が特徴的でそっちばかりに目が行きがちなんですけど、歌唱に関しては今回自分の中では一番安心して聞けました。低音部がキチンとでてるのが大きい。バラード系の表現に関しても自分が求める物に一番近かった気がします。それが正しい事なのかは分からないけど。「私が…」は彼女の歌唱で最初おっ、となった。
 指が目立つせいか指先の演技が求められる所は必ず映像に抜かれてましたね。「告噴」とかね。

熊井友理奈さん

 ぐさんしゃいんは2年前のWとの合同コンで凄まじい物を目の当たりにしたので結構ドキドキした。なるほど、歌の不安定さはかつての誰かに似てるな。歌い出しをの音程を間違うとそのまま行ってしまったり、伸ばしが微妙に上がったり。うまく行くとちゃんと歌えるんですけど。ハスキーな声はとても好きです。
 ダンスは以前の長身ゆえの手足のドタバタ感がなくなってて上手くなったなぁと思った。この辺は久住さんやえりかさんに共通する。それでも「思い立ったら 吉でっせ!」では一番ピボットの半径が狭いんですけどね。

徳永千奈美さん

 彼女を見ると岡井ちゃんを思い出すようになった。ちょっと色黒で笑顔が印象的なのがね。でも彼女は笑わない方がかえって色気が出る気がする。カメラで抜かれる機会が少なかったのは残念。
 スタミナはかなりあると思った。足が長いにも関わらず後半に入ってもステップはしっかりしてるし、ターンが綺麗。自分の表現が何がしかつかめれば面白いことになるのではと思ってる。個人的には色気だな。

須藤茉麻さん

 清水さんの汗は目立たなくなったけど、彼女は相変わらずでとても好きです。声は以前聞いた時よりウェットの方に来てて柔らかい感じがするからユニゾンでもハモリでも使える気がするんだけど。素人の物言いですけど。
 スペジェネのラストで後ろに構えてるのは安心感があるんですけど、もっとガツガツした感じを見てみたいのは贅沢な物言いなのかもしれない。