梨と鰻(後夜祭)

 ネタばれするよ。
 3日連続の現場納め、モーニング娘。10周年記念展を行ってまいりました。いや自転車で行ける距離は物凄くありがたい。裕圭梨のトークショーは3回目、I WISH から AFOD までプライベートでは相変わらずの石川さんに涙。話としては楽曲大賞の結果と合わせ技一本で書きたいのとトークの内容をほとんど覚えていないという現実的な話のために展示のさわりだけ書いときますが、うーむショボかった。
 一番アレだったのは「温故知新」の「知新」がなかったことですかね。うろ覚えで恐縮ですが、今回のコンセプトには「もう10年」という意味が込められてるという話だったので、その辺が感じられなかったのは残念だった。過去を振り返るのは全く構わないし、凄く楽しかったですけど、未来がハロプロエッグ森咲樹さん、小川紗季さん、北原沙弥香さん)3人のステージだけというのはチト寂しい。
 確かにエッグちゃんたちはハロプロの未来を担う人材だと思いますけど、少なくとも現時点では娘。の未来を担う子ではないのですから筋が違う。それよりは今の娘。やOG が、どういうことをやってるのか、何をやっていくのかをパネル、もしくはPVにしてほしかったなぁ。折角圭ちゃんの新しい舞台のチラシが置いてあったのにね。
 彼女達を見てもらう、増員を図るという現実的な意図は分かるんだけど、「憧れの先輩は?」と聞かれて「Berryz工房嗣永桃子さんです」と答える子を呼んじゃうのは何だかなぁ、と。客層が完全に分離してたという状況も違和感に拍車をかけておりました。まぁお前が言うなという話なんですけどね…
 マスゲーム症候群脱出記念。
 というわけで大宮の娘。コンサートの娘。各メンバーについての感想を書きます。的外れなものが大半ですがそこは許してちょんまげ。
 本日は道重さんまで。全員分書いたけど、リンリンとジュンジュンは情報が少なすぎてアレだ。

5. 高橋愛さん

MC3. 高橋愛新垣里沙マニフェスト
15. WASSUP?遠慮がテーマ

 MC ではアットホームな感じを目指しメンバー全員を福井の高橋家で越前ガニ鍋を振舞うとのたまってました。確かに今の娘。さんは「五月蝿い先輩が引退してこれからは私たちの時代ということで仲良く新人戦に挑む女子高の部活」という感じで懐古厨にはチト物足りない。でも「変化」というのがモーニング娘。のキーワードですから、彼女達が変わっていくのならこっちも認識を改めなければならんのだなぁと思った。そういうのを感じさせてくれただけでも収穫でした。確かな説得力が存在し、その源は彼女のパフォーマンスにあったりする。
 パワフルなボーカルとダンスをその小さな身体に宿しているのは知っていましたが、今回はそこに明確かつしなやかな「意思」を感じました。リーダー像としては吉澤さんと同じく背中を見ろというタイプなのかな?理論にしろ背中にしろリーダーってのはメンバーを納得させる説得力を持ってるのがリーダーだと思うのでそれはそれで良い流れ。

6. 新垣里沙さん

MC3. 高橋愛新垣里沙マニフェスト
03. Hand made CITY
16. HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜
18. NATURE IS GOOD!

 副リーダーはハートマン軍曹のような鬼軍曹的イメージがあるのですが、彼女のマニフェスト「皆が帰った後の楽屋のゴミ拾いや忘れ物のチェック(土曜夜)」や「越前ガニ鍋の灰汁とり(日曜昼)」を聞くと、一歩引いた位置から支えるという意思を感じました。リーダーが「強さ」ということならこちらは愛だよ、愛ということなのでしょう。
 歌とダンスに関しては逆にアグレッシブでトンがった歌の煽りを全て任されてるのが偶然であり必然。10年記念隊の時は聞けなかった「リボンのガキさん」が聞けてうれしかったです。

7. 亀井絵里さん

03. Hand made CITY
09. シャニムニパラダイス
17. シャボン玉(セリフ)

 Hand made CITY のメンバー紹介 V で亀井さんが3番目に来てたことに感慨。
 今回のコンサートは随分フィーチャーされてるように感じました。Go Girl の出だしセンターとか。彼女が今の状況を「チャンス」と認識してるかはどうも分かりません。でもシャニムニのヒゲダンスっぽい動きやロボットダンスもどきのバカさ加減、シャボン玉のセリフに見られるウザさは「えへらへら」な今の彼女にしか出せないのかも。
 この流れで田中さんの対面でやらせるのは凄い面白いと思う。次の次のシングル辺りで亀井さんセンターってのもアリかなと思った。声の柔らかさ、伸びといいそれだけの実力は持ってるように思うんですけど…どうなんだろ。

8. 道重さゆみさん

MC2. 秋といえば?
10. いきまっしょい!

 今回歌に関しては見せ場がなかったですけど、MC で強引に話をまとめるあたりトークには磨きがかかってるように思いました。ラジオをやってるせいか?
 後はダンスですかね。身体も動きも大きいので遠めでもすぐ分かるんですよね。全力力というか意識的にやってるように感じました。意思の前には運動神経なぞ関係ねぇ!オッパッピー。
 トランポリンで跳び過ぎて着地の時足を挫きません様。

9. 田中れいなさん

09. シャニムニパラダイス
17. シャボン玉 
18. NATURE IS GOOD! 
19. Ambitious!野心的でいいじゃん

 土曜夜のラスト MC で「SL にシャボン玉のあって、よっしゃ〜てなったと」と博多弁交じりでお話していましたが、その話に象徴されているように今回の彼女はいつにも増して気合が入っているように感じられました。娘。を引っ張るという良いモチベーションの元でやってるんじゃないでしょうか、彼女も。シャニムニパラダイスのパカパカはダイナミックで誰かさんのハニーパイを思い出しました。この辺は親バカみたいなものか。
 歌も以前は亀井さんと似た意味で細いと思っていたのですが、大分太くなってた。シャボン玉〜アンビの辺りはずっと「れいなのターン」でしたね。高橋さん、亀井さんと3人トロイカ体制で行くのも面白いなと思いました。シングルと連動できると良いね。

10. 久住小春さん

07. チャンス

 で。
 次世代のエースと目される久住さんですが、今回はお休みという印象。きらりちゃんの早着替えぐらいか。
 きらりちゃんや MC だとずば抜けた存在感を発揮しますが、娘。に帰ると埋没、最後まで彼女がどこにいるのか視認できませんでした。今回は亀井ちゃんや田中ちゃんの方がエースに近い働きをしてるように感じた。まぁジャケ写ではセンターでも実際は飛び道具というのは過去の娘。の歴史にも存在するので、真のエースとなるにはまだまだ長い目で見なければということか。まずは口パクを脱出することでしょう。

11. 光井愛佳さん

14. 男友達

 今回の SL のキーワードはメリハリの他にチャレンジ精神が感じられるのですが、この曲も挑戦という名に相応しい。誰もが通る道ですが、彼女にとっては物凄く大きい挑戦だろうなぁ。土曜夜はガチガチだったもんなぁ…石川さんに怯えてたという可能性もあるけど。
 今のところ全部歌いきるのに精一杯と言う感じがしますが、このツアーが終わる頃までに歌いこなせるようになってれば万々歳、はぐれメタルを倒した時ぐらいの経験値、そして自信が手に入る気がします。ステージ一回一回が成長の場、良いですねこういう感じ。
 プロポーションが平成生まれらしく抜群なんですけど、少々猫背気味なのが課題かな?なで肩っぽいので余計そう見えるのかもしれないけど、芯が入ればもっと舞台映えする気がします。私見ですけど。
 それにしてもバックダンサー兼コーラス隊の癖にウザさを感じさせる石川さんてなんなんでしょうね。もう全力で笑顔、全力でダンスするその姿に何かうそ寒いモノさえ感じます。

12. リンリン&ジュンジュン

08. 好きな先輩

 光井さんと同じように彼女たちも挑戦なわけですが、もう少し見てみないとチョット分からん。