脂肪遊戯(これよりエルダ)

石 「最近、Berryzとか℃-uteのメンバーが三人祭やってるけど、なぜかオリジナルの私に声がかかんないんだよね。いつでもやるのに!」
吉 「若い子の方が、いいからね〜(笑)」
石 「若いって言い方はなんかヤだな〜(笑)」
吉 「(笑)。音楽ガッタスでは、若いエッグたちとお姉さんチームでやってるとこが面白いよね。お姉さんチームだけだと『ああ、なるほど』って感じだけど、エッグが入ることで、これまでにないユニットになってる」
石 「エッグは場数を踏んでるから基礎はできてるよね。でもまだまだスタミナがないから、私たちお姉さんが引っ張っていきたいね。2月からのツアーは嫌われてもいいから厳しくしていきたいな。私たちも入ったころは厳しくされてたもんね」
吉 「誰が厳しいじゃなくて、先輩みんなからいろいろ学んだ。それを後輩に…って思うなんて私たちも変わったのかな?」


フラッシュ No.991 ハロー!プロジェクト10年の軌跡 より抜粋

 修論の添削に目処がつきちょっとホッとした。まぁ後輩を指導する責任ある立場ではなく、猫の手よりはちょっと役に立つというだけの他人事な存在なんですけど、それでも傍から見てて人を育てるって難しいよなぁとつくづく痛感。これから先、どこへ行こうが指導する機会が多い年齢であることにちょっと憂鬱だったりもしますが、彼女たちもやったろうぜ! といってるんだから、やらなきゃならんよなぁと思った白いTOKYO と雪の夜でした。
 さて。
 先週末のコンサートの感想を書いていこうと思います。既に終わってるのでネタばれ全開でいきますが、横浜で一部使われるかもしれないし、また DVD まで我慢したい方は回れ右しちゃってください。今回は全面降伏の体たらくですのでいつもより書くことがなくて結構困らないでもないです。とりあえずフォーマットだけでも。それでも結構かかってやっと完成。

Part. 1 各ユニット

音楽ガッタス

03 やったろうぜ!
04 鳴り始めた恋のBell

 やったろうぜ!→恋Bell の流れで良かったなぁとつくづく思った。逆だとテンション下げ男だったかも。
 それでも最初に聞いた時のような「ダンス☆マンなのにどぉ〜してなのだ」と頭をかきむしりたくなるような事態には至らず、意外に楽しんでました。石川梨華誕生日マジックかもしれないし、久しぶりすぎてタイトルを「やってやるって!」と思いっきり誤解してたせいかもしれない。それは越中詩郎
 ライブ映えするってのはあるんでしょうね。ライブありきの曲ってのは基本的に気に入らないんですが、生ブラスとかやってくれると面白いかなと思った。やらないだろうけど。
 肉眼でエッグの子が視認できるようになったので、ツアーではも少し注目して見てみようかなと思います。フィーチャリングな曲もあるし。真野ちゃんはやっぱかわいいけど歌は修行の余地ありだな。

前田有紀

05 相愛太鼓

 ちゃんと聞くのは初めてだったんだけど、サビの「ドンドン…」に入る「ゆきど〜ん」という合いの手にビックリした。最初からこういう作法でというアナウンスがされてたのかどうか分かんないけどあまりの揃いっぷりに脱帽。合いの手が入った後の前田さんの表情がとても嬉しそうだったのが印象的でした。ワンダしか御覧になってない方も横浜でやってみたら面白いかも。これぞ愛の手、なんちゃって。

メロン記念日

06 お願い魅惑のターゲット
17 赤いフリージア

 いかん、書くのが限界に近づいてきたので中座。
 赤いフリージアは良かった。久しぶりにライブで聞きましたが、CD に残っているものと感じが全然違う。落ち着いてるんだけど、しっとりしていて、いい具合に年齢を重ねてるなぁと感じました。Mステでエラいことになっていた柴ちゃんはもういません。あれから5年、人ともに歌も成長していくのを楽しめるというのがエルダのいいところかも知れない。基本メンバーの移動がないというのも強みかもしれない。

美勇伝

07 じゃじゃ馬パラダイス
18 恋するエンジェルハート

 石川さんの声のコンディションがあまりよくなかった気がする。特に高音部、微妙にスカスカハスキーしてた気がしないでもない。ハジケすぎてスタミナがもたなかったせいなのか、風邪引いてたのかはは分かんないけど、ひな壇に座ってるときにやたら目や鼻を擦ってたので何か気になってた。まぁそれも誕生日のお祝いで嬉しかったせいなのかもしれないし、そもそも言ってるのが自分だけなので信憑性は皆無だったりする。何れにしろノドの病気が不治のものだと言われてたころに比べれば瑕瑾っつーかそれほど言い立てることでもなかったりする。
 どーも三好ちゃんの背が伸びてるような気がしないでもない。石川さんとこんなに身長差あったかなぁという感じ。ますます綺麗になってるので必見です。なんだそりゃ。

松浦亜弥

08 HAPPY TO GO! 
09 渡良瀬橋

 渡良瀬橋の前に「頑張れ」といった声援が飛ぶのはどういうことなんだとしばし悩む。やがて「歌詞とばし」に対しての頑張れなのかなという結論に至る。つーか松浦さんに頑張ってほしいという要求はその辺にしかないような気がする。昼公演か中野か名古屋であったが故かもしれないですね。今回は何事もなく流石のステージでした。
 歌詞とばしについてはあまり出くわした事がないのですが、「無事に歌い終わる」ことに一喜一憂するレベルの歌手じゃないんで、こちら側にそういう意識を植え付けてしまった松浦さんは頻繁にそういうことをやってたんだろうなぁと。
 ライブにハプニングはつきものですし、こういったこともアクシデンタルな出来事として片付けてよいのでしょうが、慢性化するとなると話はやや違ってくる。作詞家が歌詞を通しての表現を歌い手に託してる以上、やっぱ間違ってほしくないし、そもそも歌詞を完全に覚えているという前提の上に表現が構築できるわけですから、言葉をもっと大事にしてほしいなと思ったりもする。
 HAPPY TO GO!で歌詞がテロップに出てたのは…って勘繰りたくもなるけどその辺はあえて思考停止。

安倍なつみ

12 息を重ねましょう
13 だって 生きてかなくちゃ

 「だって 生きてかなくちゃ」も久しぶりに聞いた。乏しい記憶をたどるとこの曲も世に出て4年ぐらいになるはずでやっぱり何かが違いました。言葉にすると難しい感覚なんだけど敢えて言うならば間合いというか何というか。間の取り方に余裕があるので落ち着いて聞こえるんですよね。その辺は生演奏でのライブを積み重ねてきたおかげかも。つーか娘。でもしばらくは生演奏でやってたし、そういう感想を抱くのは本末転倒なんだけどこればっかりは仕方がない。

中澤裕子

14 だんな様

 コンサートの冒頭でみんなで登場してから一番後の再登場。スタッフロールで言うとトメ、篤姫でいうと高橋英樹のような位置づけでハローのリーダーに相応しい扱いで結構来る物がある。余談だけどオープニングの映像でステージ左右のスクリーンに矢口さんと保田さんが出てきたときも同種の感慨を抱きました。余談終わり。
 とまぁ松浦さんよりも安倍さんよりも後ろに出てくるあたりが重鎮の重鎮たる所以だと言いたかっただけですが、ソロ1曲でも十分聞かせてくれました。凄くいい曲、ちょっと泣きそうになった。
 安倍さんの「息を重ねましょう」もそうですが、現実世界では自分もかなりのいいオッちゃんなので歌詞世界が物凄く身につまされる訳ですね。こういう女性が傍で同じ方向を向いててくれたら足を洗うにも吝かではなかったり。別の意味で泣きそうになってきた。
 まぁ30男が家でこの曲をヘビーローテーションというのも何だかという気もするんで、たまに聞いて癒されるというあたりが僕にはちょうどいい気がします。裕ちゃんは早く歌詞のように幸せな結末を迎えてください、以上。

Part. 2 セルフカバー

太陽とシスコムーン

10 ENDLESS LOVE〜I Love You More〜 前田・稲葉・三好・岡田

 夕ご飯食べてくる。
 久しぶりにオリジナルメンバー入りで聞いた。いや、元々太陽とシスコムーン時代のライブには行っていないので稲葉さんがこの曲を歌っているのを見たのは実は初めてだったりする。そういう錯覚を起こさせるのは ℃-ute のライブで良く聞いてたという認識があったせいかも。
 キューティークイーン Vol.1 収録の同曲は要を担っていた村上さんが抜けてその穴を萩原さんが埋めていて、若さあふれ過ぎてわけ分かんない。曲が年齢を選ぶとすればこの曲はまさにそれで、今のメンバーが歌いこなせるのはあと3年ぐらいかかるかなぁと思ってた。
 のですが、20歳の岡田ちゃんは言うに及ばず、23歳の三好ちゃんでも若くてしっくりこない事実に驚愕。年齢じゃなくて声質の問題かもしれないけど、太シスの曲って奥が深かったんだなぁと痛感しました。いや、面白かった。稲葉さんが物凄く嬉しそうなのが印象的。

プッチモニ

11 WOW WOW WOW 保田・吉澤・アヤカ

 1期から3期までのメンバーが揃い踏み。よっすぃ〜プッチモニでセンターというのも初めてかもしれない。保田さんとアヤカさんは被ってなくて、よっすぃ〜を挟んで位相が半分ほどずれてる感じがとても面白かった。アヤカさんありきの選曲やね。
 去年に引き続き、横浜サプライズでまこっちゃんが乱入してくれば面白いのにとちょっと思った。

プリプリピンク

15 人知れず 胸を奏でる 夜の秋 中澤・保田・稲葉

 正直この曲は飽きたという感じが否めないんだけど、保田さんや稲葉さんを一緒くたに放り込めるという意味で便利なのかもしれない。ならユニゾンじゃなくてコーラスだろということで別の意味でも腹立たしくなる曲でもある。今から遅くないと思うんだけど。
 感想のフェイクが保田さんから稲葉さんに。相変わらず嬉しそうやね。曲の性格上そこまであからさまな笑顔じゃないけど、メンバー同士でアイコンタクトを交わす様がやっぱりにじみ出てる。

ROMANS

16 SEXY NIGHT〜忘れられない彼〜

 この選曲にはビックリした。でも考えてみればメンバーが5人とも健在だからやってやれないこともなかったりする。2003年のハロコン以来か。あの時は行くZYX とこの曲がいろんな意味で衝撃でした。
 あの頃はこれ以上ないウンチョスみたいなことを思ってたけど、今回はきちんと聞けたのが不思議。メンバーが上手く歳を重ねて艶っぽさを歌声で出せるようになったからかもしれないし、聞くこっちもいろんな意味で歳を重ねて受け入れる体制が整ったせいかもしれない、あるいはその両方かもしれない。
 5年ぶりの邂逅、大いに楽しみました。次はオリジナルで「ロマン」やろうぜ。
 石川さんの髪型がストレートから編みこみに変わってた。相変わらず。

Part. 3 全員&スペシャ

01 女子かしまし物語 全員
02 ザ☆ピ〜ス! 全員
19 モーニング娘。メドレー(DHOM〜ハピサマ〜ハピナイ〜恋レボ)
20 未知なる未来へ 全員

 既に知られている通り、オープニングの全員登場時の衣装が矢口さんいわく「チャイナメイド」風のメイド衣装とどこが違うのか全く分からないけどとにかくそういう衣装だったのですが、ピースの台詞で


 ( ^▽^)<あー愛しのご主人様


口からエクトプラズムが出た。天国の一歩手前まで行った。
 OG メドレーは参った。ハピサマで矢口さんが「アチャー」と飛ぶし、端っこでいしよしが「アイヤイヤー」とやる。石川さんははしっこでもやっぱり全力でステップの力感が並じゃない。ホント楽しそう。
 Happy Night は横浜でもやって。アリーナでみなきゃ死んでも死に切れん。もう一度言う。


 お願いします。