鳴り止まない愛〜スイートルーム(承前)

第2弾は High-King さんの「C\C(シンデレラ\コンプレックス)」。
この曲は先月の ℃-ute イベで買おうかなぁと思ってたんですが、売ってなかったのでそのままになってました。それが次の週の美勇伝説@渋谷C.C.Lemonホールで CC (id:carina_canopus)さんから、CD をありがたくいただきまして遅くなりましたが聴かせていただきました。どうでもいいが CC ばっかだな。
で、PV も含めた感想なんですけど、どこが「コンプレックス」なんですかね、この曲。というより PV。
「白馬の王子様待望思想」に毒されつつも「ピュアに時が過ぎて」と自分に酔ってる辺りがなんとも笑えるんですが、おっさんの詞にしては珍しくネガティブ満載で歌詞に関しては何となく分かるんですよね。コンプレックス。
それが PV ではどうだ。

コンプレックスに満ちてる人間がこんな自信にあふれた表情しちゃダメだろー。


強がってるんならいいんですよ。「クールで強くてカッコいい イケてると言われていても ほんとはそんなでもないし フツーに女の子だもん」みたいなね。さりげなくパクッますが。
それが全編「アタシ達ってソークールゥって感じぃ」で暗さのかけらもない表情の連続でモンキーダンスとは別の意味で何じゃこりゃ?な PV でした。個人的にはもう少し「憂い」「幸薄い」というかとにかくそういう類の「暗さ」を垣間見せて欲しかったです。全員な。

c/w 「記憶の迷路」
かつての Favorite Blue が歌っていたような無駄に重厚なユーロビートと言えばいいのでしょうか。Daichi 先生あたりに依頼すればもう少し薄っぺらくなってそっちの方が合いそうな気もしますが、今のバージョンに不満もない。好きですこういう感じ。
前田さんのパートは間奏明けだけでも良かったかな。そっちの方がメリハリもつくし、ささやき戦術に徹すれば崩れ落ちる人増えると思うんだけどどうなんだろう。

って肝心の本題に入るの忘れてました(080707 1時40分追記)。Daichi さんのネタ振りがしてあるのでそのネタで。
ハロプロ界では他の追随を許さない毀貶を受けているカリスマアレンジャー Daichi 先生ですが、我らが美勇伝にも多くのアレンジを提供していただきました。

恋のヌケガラ
カッチョイイゼ!JAPAN
○終わらない夜と夢
○キョウモマッテマス
○Tea Break
○FANTASY

29曲のうち6曲。この数字が多いのか少ないのかはよく分かりませんし、ここでは言及しない。こうやって眺めてみると CD で聞くと何じゃこりゃだけど、コンサート現場に行くとキラーチューンって曲が多い。「恋のヌケガラ」は Daichi 先生だったんですね。てっきりはたけさんかと思ってた。

恋のヌケガラ」は最初のイベでサビのラスト「こいのぬ〜けがら〜」の所で上げた手をクリッ、クリッと手首を返しながら下げて「枯れ葉」を表すと教えてもらい、風情ある曲と認識してたんですけど、それが瞬く間に PPPH やらヲタ声やら「イキますよ」で埋め尽くされてしまいました。ライブ会場で最も変わった曲のような気がするよ。
カッチョイイゼ!JAPAN」はフリがキャッチーで覚えやすかったせいか全体でとてもノリやすい曲でしたね。最初の美勇伝説にこれがあって良かった良かった。厚生年金の土曜夜は隣が3席ほど空いてたので間奏の飛行機ポーズでブーンと飛び回ってました。
「ひとりじめ」の c/w 「終わらない夜と夢」は「I&YOU&I&YOU&I」に代わる美勇伝ちゃんチャミのエンディングテーマでした。「まごころの道」やら「なんにも言わずに I LOVE YOU」やら美勇伝はラストを飾る曲に恵まれたよなぁ。

「一切合切」の c/w「キョウモマッテマス」は美勇伝説III で遅れていった僕が入ったときにちょうど三つ指ついて始まったシーンが印象的でした。曲自体は気の抜けたマシンボイスとトナリノインドジンのような曲調で石川さんが好きだと言ってたのに本気で首を傾げた覚えがある。
アルバム曲「Tea Break」はいい評判を全く聞かないんですが、かなり好きだったんですよね、これ。同時期に出た DEF.DIVA の「好きすぎて バカみたい」が PWL の系譜を引き継ぐ正統派ディスコサウンドだとすれば、こちらは粗製濫造された量産型ユーロビート。安っぽい感じが妙に良かった。℃-ute の As ONE のはしりだともいえる。サビのフリが歌舞伎チックでアウトロの T 字を作って上下する様がバカっぽくって大好きでした。 B メロのブリブリ感も。

んで FANTASY。美勇伝の曲に関してはこの曲が出るまではギャーギャー言った事はなかったんですけど、この曲はどうにもフォローできなかったなぁ。トランス系つーことで結構守備範囲の分野だっただけに余計残念でした。
ただフロア向けだということは分かってたので邪道だと思ったものの、コンサートで披露されることは期待してた。大トリを務めるとは予想外で、盛り上がりも予想以上。最後はちょっと酸欠気味でフラフラになった。何であんなに跳ぶかな、俺。
それにしても。
「激しい(フフ〜ッ)ビートに(フフ〜ッ)まぶしいあなたか〜ん〜じ〜て」の「か〜ん〜じ〜て」の所でメンバーがマイクを僕らに向けてくれてたんですけど何と歌えば良かったんですかね?僕はもう普通に「か〜ん〜じ〜て」と言ってたんですけどそれだけではないカオスのような状態になってたんで。

01. 恋のヌケガラ
06. じゃじゃ馬パラダイス
07. 青春 THE NIPPON
09. まごころの道
13. 唇から愛をちょうだい
15. カッチョイイゼ!JAPAN
19. 美〜Hit Parade〜


EN1. LET'S LIVE!
EN2. 終わらない夜と夢
EN3. FANTASY


*1. クラクラディナータイム
*2. キョウモマッテマス
*3. Tea Break