ジョハキュー!

名言・珍言で振り返るヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
ネタばれしますので注意。なお、下のセリフは一言一句正確かというとそうでもないはずなので、間違ってても大目に見てね。

○大人になれ、シンジ!/碇ゲンドウ

このセリフのシーンはシンジとゲンドウ、親子の対立というシリアスとしか言いようのない場面なんですが、思わず噴いた。今回一番笑ったセリフ。
かつて紺野あさ美さんがコンサートの MC で「今日も完璧です!」と言うのを聞いたときの感覚に似ています。「お前が言うなwww」ということで。
とまぁこのセリフだけを取り出せばどうしてもそうなっちまうんですが、その前に「望む結果のためには手段を選ばない」ということを出て行こうとする息子にわざわざ聞かせるあたりは、やや弁解っぽくも聞こえ、息子と同じくお互い上手く接することができない不器用さゆえかもなぁと思ったりしたのはぼくがシンジ君よりお父さんの年齢に近くなったせいなのかも。

○今の彼ならやりかねませんね/青葉シゲル

アスカがあんなことになって怒り心頭で「ネルフ本部をぶっ壊す」と親父を脅すシンジ君。シンジ君がホントに実行すれば自分の命も危ないのにどこか他人事で事態を論評する青葉さん。みんな知ってるけど敢えて黙っていることを何のてらいもなく発表する KY っぷりはまさに知ってます子さん。
同僚の日向君が必死にシンジ君を説得しようとしているのとは対照的に間が抜けていて却って怖いなこの兄さん。テレビ版でも同じセリフがあったけど今日の方が印象的だったな。

○ぽかぽかさせてあげたい/綾波レイ

お前はポニョか!!!(偏見)

○エコヒイキ!ナナヒカリ!/式波・アスカ・ラングレー

ちょっとずれてるけどレイとシンジ君の置かれた状況を一言に凝縮、悪口なんだけどどこか爽快でした。「あんた、バカぁ」「バカシンジ」は健在でしたが。
それにしても今回のアスカは物凄い勢いで登場からカタストロフまで突っ走っていったなぁ。サービスもこれでもかってくらいテンコ盛りで序で出てこなかったウサ晴らしかねと鼻の下を5ミリほど伸ばしながら見てたんですが、それが突如中盤の参号機のエピソードの前あたりから死亡フラグをバカスカ立て始めてからがまさに赤い彗星

真希波・マリ・イラストリアス

初登場でその胸のボリュームも然ることながら妙にオッサンくさい印象。14歳?
シンジとの遭遇(空から降ってくる)あたりはラピュタのオマージュ?
何でそのあと弐号機に乗ってるの?
わからないことだらけでしたが一番の謎はこの子、なんて読むんだ? ゴトウマキ?

○世界が終わる/赤木リツコ

リツコさんはテレビ版からどんどん削られてますね。「ブザマね」が出てこないのは個人的にはヒジョーに痛い。用済みのバアさんは格闘漫画の解説者役でもやってろということでしょうか。博士という一応知的な役回りなんで謎を交通整理するには打ってつけなんですけどね。本編でもレイの変化が愛によるものというミサトさんを言下に否定したり、あんなことになったアスカが生きていることを示唆してみたり。
表題のセリフは本編ラストということで見せ場きっちりということでしょうか。良かった。

○次回 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q葛城ミサト

見た瞬間シャ乱QメロリンQ が脳内に登場し「キューッ!キューッ!」と言い出すものだから危うく本編の想い出が台無しになりかけました。せめて ℃-ute が出てきて欲しかったです。
とは言うもののやっぱ面白かったなぁ。シンジ君のビルドゥングスロマンに「女の子のために男の子が頑張る」という天空の城ラピュタカタルシスが王道って感じでとても良かったです。序破急の破ってのは序盤とクライマックスの「繋ぎ」に陥りがちなことが多いんですが、逆手に取った天丼サービスゥや新キャラの登場、物語の新たな分岐点を配したあたりが素晴らしかった。
今度は序破急の急、Quickening ということで物語がどう加速していくのか今からワクワクします。観る楽しみだけではなく待つ楽しみも享受したいところ。

○ヱヴァの女性で誰が好み?/ウオッカさん(仮)

「誰だと思う?」
ミサトさん?」
「ブー」
「レイ?」
「違います」
「アスカ?」
「…残念!」
「もしかしてナイスメガネ?」
「メガヘンネ」
「だれ?」
「…リツコさん」
「え〜!?」


「えー」はないだろう、「えー」は。プンプン。