ピカ☆ピカ

本日はモーニング娘。のコンサートに行ってきました。ネタばれしますのでネタばれ嫌いな方はご注意を。
行間稼ぎをひとつ。


ブームと言ってよいのか分かりませんが、最近健康の事を意識することが多くなりましてダイエットに勤しんでいます。きっかけは前の会社での健康診断で体重自体が過去最大になっておりましてこれじゃヤバイと一念発起して減量を決意しました。
方法はレコーディングと運動(日頃のウォーキング)を増やす折衷案で3ヶ月ほど続いておりますが、これまで6キロ減りましてからだが若干軽くなったような気がしています。あと米袋一つ分ぐらい無理なく落としたいところです。
そもそもなんで太ったかを考えてみると思いあたるのがコンサートに行くのを止めたことでした。昨年10月25日以来ハローのコンサートは打ち止めでして、それまでは毎月のように大量に汗をかく機会があったわけですから、カロリー発散が無い以上同じ生活を送っていたら太るのも納得がいく。
そんな訳で本日はほぼ半年ぶりのハローの現場で人様に迷惑をかけない程度の熱量を放出する機会でしたが…やりませんでした。会場の大宮が家から近いという理由だけで行く事にしたので、今回のセットリストの核となるアルバムを聴いてなかったので踊りようがないということと、このあと ℃-ute および Berryz工房のコンサートを観る機会が一回ずつあるので、折角なら観る条件をそろえてみようということで2階の後ろで大人しく観てました。前ふり終わり。


ここから感想。

つんくさんの音楽的リソースについて

全体を通して一番感じたのは、つんくさんのネタが払底したなということでした。初めて聞いたのにどこかで聞いたような既視感といいますか、既聴感が甚だしかったです。1曲目の「Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜」はイントロが「THE マンパワー!!!」だし、「大きな瞳」も展開が「私の魅力に 気付かない鈍感な人」、「元気ピカッピカッ!」はオケヒの使い方がもろ「EVERYDAY 絶好調!!」。もっとも最後のはアレンジャーの大久保薫さん(多分)のせいのような気もしますが、ともかくニューアルバムという新鮮さはほとんどなかったなぁ。
ハローも10年以上続いていてその間ほとんどの曲をおっさんが書いてきたわけですから、その偉業は大いに称えられるべきだし、多少ネタが被っても大目に見るべきなのかもしれませんが、各ユニットの音楽的カラーがあまり差別化できていない現在においてはあまりよろしくない傾向のように思えるし、面白くないというのが正直なところです。
というわけで全体としてはあまりパッとしない印象でした。一番高まるのが「愛あらばIT'S ALL RIGHT」の MV じゃいかんだろう。

◆コンサートの流れについて

とはいうもののセットリストについては全て自前で固められていて良かったです。当然のことのように思えますが、2週間ほど前に「スッペシャル ジェネレ〜ション」を歌う音楽ガッタスという酷い光景を目の当たりにした身としては、当然ではないできごとではありました。ダメですね。
流れとしてもオープニングの「Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜」から「気まぐれプリンセス」、VTRを挟んで「恋愛レボリューション21」MC のあと「愛して愛して後一分」「なんちゃって恋愛」「しょうがない 夢追い人」にいたる流れは「おおっこれはいいコンサートかも」と思えるに足るよい流れでしたがこのあとがいかん。「あの日に戻りたい」でなんちゃって森ガールの高橋さんとガキさんがしっとりと歌い上げた後なんで、「大阪 美味いねん」やねん。「屁をこいた♪(うろおぼえ)」ちゃうぞ。
とまぁ「涙の色」の後に「ドドンガドン音頭」が来るような眩暈のする流れだったんですが、アルバムではどんな感じなんだろう。流れをぶった切ってるような気がしないでもない。チャレンジは買うけどもう少し考えてくれんかなぁとは思った。少人数で歌うという手法がますます嫌いになりました。
個人的に一番ダメだったのが「メドレー」でした。去年の ℃-ute コンサートでもダメだしした覚えがあるんですけど、ハロコンでやるならともかく、本隊でやる意味がどうしても分からん。ジュンジュンさんとリンリンさんソロパート皆無だったし…
多くを聞かせるよりちゃんと聴かせてくれる方がはるかに良いんですけど、こういう考え方では今のハローのユニットのコンサートは面白がれないのかも、と感じました。

◆各論について

以上書いてみて芸風としては全く変わってないなぁとオノレの頭の固さに開いた口が塞がらない類の感慨を覚えますが、以下良かった所を中心に。


・必然性が全く分からないカバーを褒めるのもアレだけど「リゾナントブルー」はこの前観た音楽ガッタスの方が良かった。上3人の年齢的なものかもしれない。
・高橋ちゃんの「HOW DO YOU LIKE JAPAN?ry)」サビ前の唇を震わすパラッパプレイ(正式名称不明)は上手いけど、もう少しファンキーさが欲しいな。よっさんのアレが異常なんだけど…「あの日に戻りたい」は良かった。傘プレイ好きなんですよね「ロマン」とか。
ガキさんの頭が今ハマっている漫画「ヴィンランド・サガ」の主人公トルフィン君みたいで出てきた瞬間めっさ笑いました。ゴメンなさい。
亀井絵里さんのダンスの力強さは凄いな。アンコールの「HOW DO YOU LIKE JAPAN?ry)」はずっと目で追ってました(照)。
・さゆは歌での表現力が上達したな。上手いかと言われれば下手なんだけど、良いかと言われれば良い歌。魂で歌うようになってきたように思える。なんで美容院をあんなに嫌がるんだろう。メンドくさいのかしらん。
・れいなさんは貫禄が出てきたね。いや、太ったという意味ではなく存在感という意味で。強気なくせに肝心な所でヘタレるような線の細さがなくなってきた感じ。そういう意味で「大きい瞳」は壮観でした。3人の成長なのかもしれない。
・光井ちゃんはやっぱ髪型だなぁ。あのゴーゴンを思わせるソバージュは石川梨華さんのそれに似ていてヲジサンは大好きです。歌も高音部が若干アヤしいけど、中音部はやっぱり伸びる良い声してます。
・リンリンの歌をもっと聴きたい。中国語じゃなくて。
・ジュンジュンは妙に大人しかったな。久住ちゃんとのやり取りが異常だったのかもしれない。そういえば歌によっては久住ちゃんがいた時のスペースがぽっかり開いてるように思える時が何度かあったな…
・ヲタさんたちはとても元気そうでなんだか安心しました。「愛あら」の石川さんパートでの「梨華ちゃん」コールはとても嬉しかったです。あの盛り上がりをこの前の J MELO でのスイバケの時の観客に見せてやりたかったです。ぶつぶつ。


以上ハローとしては半年ぶり、娘。としては1年ぶりのコンサートの感想でした。なんだかんだ言って娘。のコンサートはこれで12年連続になりましたので縁があればまた来年。