マーチ・マッドネス?その六

 ↑のやつはレッドトマトが何で負けたんだろうと理由を探るためにパンフをまとめてみたものです。ホントロクでもない。我ながらちっちゃいなーと思うんですけどやっぱ推しメンがいる方に肩入れしちゃって負けるのは結構悔しかったりするので何かの陰謀でもないかなーと思って重箱の隅をつついてみたんですけど出ませんね、ホコリ。
 見た目バランスよく分けられてるように見える。全体で平均化してみても肺活量や握力、反応はどっこいどっこい。体前屈や片足立ちはレッド有利だけど垂直跳びはグリーン優勢痛み分け。表面的には。
 ただね。
 この数字が実際やった種目とどれだけ関連するのかはもう運動生理学者しか分からん。このパンフに載ってる各人のスペックは運動能力の一面を確かに捉えているのでしょうが、全てではない。数字を並べ立てて悦に入ってもそこには数字があるだけで、帰納的に導ける包括的な理論などありゃしない。言えるのはせいぜい局地的な妄言で石川さんの細さは肺の容積を犠牲にしてるのだとか、村さんの五メートルダッシュはホントに速そうだとか、藤本さんはやる気な(ry とか。
 まぁそういうことはすぐに気づくので、グリーンアスパラの勝利陰謀説はすぐにお蔵入りしたのですが井の中の蛙が王様の耳はパンの耳と叫びたかった。まぁそれで誰も反応してくれなかったら自分の人徳の無さを嘆きつつYOUシンじゃいなよでしたが、優しいソフィオさんのおかげで生き長らえ、こうやって駄文を書いてます。多謝。
 さて。
 スポフェスの中でもガチな部類に入るところのくだり。こういう純粋な運動能力の勝ち負けは人間の原始的な本能に直結するところがあるようで、人より早く走る、とか高く跳ぶ、っつーのは見ていてワクワクするんですが、如何せんそういうモードでない人たちが多数なために印象が雲散霧消してしまったところがあります。それは仕方ないので人為的なアングルの設定とか煽りが演出上必要になってくるんでしょうけど、ちょっと物足りなかった。メイン(と思われる)ガッタスのプレリュードが上手くできてただけに、ね。予算の問題なんですかね。
 4.1500メートル走
 これはこんこんと矢島さんの一騎打ちだろうってのはスポフェス初心者でもわかった。去年の3歳牝馬に例えるとラインクラフトエアメサイア秋華賞ってくらい2位マデが堅い。馬連もとい連勝複式だと胴元はまず損するレース。となるともう3着のヒモ荒れを期待したり、見せ場作りに勤しむ方に捻くれ者としては目が行きます。この辺立木文彦さんのナレーションで男祭りの小川VS吉田のようなプロモを作るとか事前インタビューを別録りで敢行ってのも良かったかもしれません。
 悪趣味ですが、そういう見方だと最初敢然と先頭を奪いテレビ馬的な役割だった三好さん、最後の直線でムラカミメグミさんを抜いて100メートル走のリベンジを果たした3位ムラタメグミさん、お腹を押さえながら健気に完走したビリ嗣永さんに目がいきました。しかしゴール後笑顔で跳び箱に向かった姿を目の当たりにして彼女の正体はナンなのかとかなり悩みました。ファンタジー、彼女の術中。
 ただ長距離走は見るのは好きだけどやるのは蛇蝎のごとく嫌う僕にとっては完走すること自体が感心。よくやってるよなぁという気持ちも確かに存在します。梅さんお疲れ様。
 1着争いはこんこんが分の悪いラスト勝負に持ち込まず早めのスパートで押し切るという頭脳的な勝利でまた見所がありました。京都の3コーナー、坂の下りでスパートというやつ。


 5.とび箱選手権
 過去に1位になったこともあり、石川さんが優勝するならココかな?と密かに楽しみにしておりました。ただ助走を見ていて揚力が足りるかなぁと思ってましたが、案の定12段では失敗。残念。フォームは物凄く綺麗なんですが如何せん運動エネルギーが足りない。とび箱の上まで自分の体を持ってくるのにもエネルギー使いますから。その上平行に体を移動するエネルギーも必要。やっぱ助走のエネルギーって大事なんですよ(多分)。
 その辺は三好ちゃんも言ってましたが「思い切り」も必要なんでしょうね。やっぱ怖いもん。仮に自分が自分の身長以上のとび箱を見たら圧倒されると思う。それを考えると嗣永プロは凄い。硬軟使い分けてるところがそこら辺のイロモノとは格が違います。
 結局新記録となる13段を終え、残ったのはよっすぃーみーよ。何気によしよし対決。それまでもあややミキティという錚々たる顔ぶれの中で地味wに生き残ってきましたからよっすぃーを抑えて優勝すれば本人にとっても広い意味での「自信」になるかなと期待してました。
 しかしそこは千両役者よっすぃー、有言実行で14段を成功させ記録を伸ばします。みーよ健闘もむなしく力尽きます。最初は人為的なアングルも必要と力説しましたが純粋な力勝負ってのはそれ自体が物語的な力を持つものということを再認識しました。そういう物語を紡ぎきちんと大団円を迎えさせる能力を別名「カリスマ」というのでしょう。三好ちゃんよっすぃーの間の壁は近いようで遠い…
 それでも三好ちゃんの2位に大いに拍手を送りました。おめでとう。
 高橋さんのとび箱足蹴事件はもう一回見たいんですけどDVDには入らないだろうなぁ。怒りの表現としてはなんかベタでしたね^^;面白いことをやれとは決して言わないけど。


 6.11人12脚
 お腹が減ったのとパンフレットが欲しかったので、後のプログラムを考えるとここがチャンスかなと思ったので席を立ちました。…正解でしたね^^;
 待つ間モニター見てましたが、スロー再生だとずっと思ってました。生だと脱力したと思う。怪我への配慮とかがあってコレになったのでしょうが騎馬戦見たかったなぁ。
 

 9.大リレー
 フットサルは後ほど。
 うーん、ラストだから1レースポッキリが良かったですね。11人ずつでのガチ勝負。ラストなんだから一発逆転できるような点数も与えて欲しかった。上手くうち分ければ戦略性も見え隠れするのでよりスリリングになったのではないかと。第一走者の時点で勝負アリ。フットサルの後で気が抜けたような空気の中大変だったと思うけど、どうも身が入りませんでしたね。
 面白かったのは石川さんが柴ちゃんと同走になり、同じチーム、ガチな友人であっても容赦なく置き去りを謀ってましたね。らしい、といえばらしい^^;