マーチ・マッドネス?その七

 大相撲春場所も大詰めを迎え、優勝とその他のストーリーの行方が明日千秋楽の結び2番に凝縮されてます。魁皇vs白鵬栃東vs朝青龍
 優勝争いは白と青の二人、白鵬は来場所の大関昇進がほぼ確実でその勢いのまま初優勝に挑みます。相手の魁皇は明日の一番に大関の地位とともすれば相撲人生の全てを賭ける。旭日と黄昏二つの光芒が交錯する刹那生まれるものは果たして何か?
 結び。栃東は今場所後の横綱昇進はなくなったとはいえ来場所後には、という可能性は首の皮一枚繋がってます。ご当地東京場所で再び綱取りのお声がかりの為には横綱を破っての12勝は絶対条件。負けられない戦いがそこにある。対する横綱横綱になってから2場所連続で優勝を逃したことは無い。そのプライドにかけても必勝体勢。
 と、場違いにも熱く語りました^^;一流のアスリートというものは存在自体がドラマチックですが、それゆえに彼らが持つバックグラウンドも豊かなので見るものによって様々な思いが託され新たなストーリーが紡がれ続けます。やってる方はしんどくてそんなものには構ってられないのでしょうがそれもスポーツの魅力なのだと思います。
 さて。
 ハロプロにもそんな物語を紡げる様なコンテンツが何故かあります。ガッタスのお話というより愚痴だな。
 7.フットサル1 リトルガッタスvsFANTASISTA
 8.フットサル2 ガッタスブリリャンチスH.P.VS十条FC

 メインなのは知らなかった。
 デビュー戦でコテンパンにやられた相手に逞しくなったガッタスがリベンジを挑む!という分かりやすいストーリー。煽りのVもあり、ベタなんだけどベタだからこそ普遍的であるという法則にのっとり、いちライトファンは結構ワクワクしてました。都大会出場レベルを目指すチームとしては現在の実力を測る物差しとしての位置づけもあったでしょう。
 んで、見終わった感想なんですけどよく4点で終わったなというのが正直なところ。こんこんのファインセーブが凄かった。2試合しか見てないのでファインと言わざるを得ないところが申し訳ないのですがそれしか言葉が見つからない。
 逆に攻撃面に関しては点を正直とる気がしなかった。プレスが激しいのでボールが前に入らない、バックで回すとカットや拾われての速攻と攻め手が無かったですね。是永さんのキープ力は流石ですが、ケアしてれば危険は無い。シュートも遠くから力の無いものばっかりでチャンスに盛り上がることも少なかった。分かってたことだけどストレスは溜まりました。
 それだけ相手も本気だったということで進歩は確実にあると思う。ただ厳然とした壁もあることも事実で生半可なことじゃ越えられない。今の足場からでは越えられないかもしれない。越えようとするあまり、今の彼女たちを構成している魅力やなんやかやを捨てなければならないとしたらそのことが果たして良い事なのかどうか…ましてそれが自分が愛して止まない要素だとしたら「お山の大将」でいいじゃんと思うのはやっぱライトならではなんですかね。
 現実的には向こうもやってたサイド攻撃のバリエーションを増やすこととか、後ろからの長めのパスを出して裏をとるといったのが思い浮かびますが、そこまでの技術を要求していいのかな、と。この件に関しては事務所以上に自分もどういう立場を取っていいのか未だに良く分からないというのが本音です。
 閑話休題リトルガッタスについて少し。
 今回がデビュー戦でしたがよくやってたと思います。開けてびっくり玉手箱という感じでどう接していいのか戸惑いましたけど。娘DOKYU!あたりで事前情報とか応援のスタイルとかあれば違ったんでしょうが。観客も戸惑ってましたね。空気がどこか拡散してた。「リトルガッタス」呼びにくいし^^;
 エッグの研修生という立場の田中さん、武藤さんが上手いのは分かりましたが二人だけじゃどうしようもない。矢島さんはやっぱ片鱗を見せてたし、村上さんのラッシュも早かったのですがまだまだ。梅さんは長身のせいか足許が疎かになるのかな。ミューラーみたい。
 デビュー戦でいうのもなんですが、どうするつもりなのかな。彼女たちを。試合後矢島さんや梅さんは悔しさと無力感からか涙を流してました。彼女達の意気込みと向上心には本当に頭が下がります。でも今後「放課後の部活」にするのか、ガッタスへの「人材補給組織」にするのか、はたまた別のキックベースチームになるのか、興味半分心配半分。本格的にユース組織にするのなら適性を見て、スフィアリーグの下部リーグに登録するくらいはやっていいと思うのですが素人の妄言ですので、取り敢えずは今後を見守るのみと言うことで思考停止。
 怪我について。
 本業のダンスレッスンやライブでやることもあるので自分としては頭ごなしに否定する理由にはならないのです。ただ言い方は悪いんですがその怪我が「怪我してまで価値のあることなのか?」は常に考えてます。サッカーでのリーグ戦と代表戦の関係と言えば適切でしょうか。今はガッタスの存在価値が怪我(をしてほしくないのが大前提ですが)をしてもそれが「名誉の負傷」と言っていいのかどうかは、今後どこに進むのかを含めて自分にとっては無関心ではいられないです。「鶏口牛後」じゃだめなのかなー。
 キーちゃんの怒り発言は彼がほぼ100%サッカーやガッタス目的の人ばかりの中でプレーや監督をやってきたので今回の客層が必ずしもガッタス目当てで無い人がいるとは思わなかったのでしょう。文化摩擦のようなものでしょう。
 斉藤さん。
 先日のGyaoカップでのゴールが区切りになったみたいですけど、あれは素晴らしかった。初めて生で見たけどああいうプレーもできると感心した/見直したシーンでした。短い間なのか長い間のかは簡単に言えないですけどお疲れ様でした。