Strike while the iron is …

 人生で一つの壁にぶち当たった時どうするか?引き返すのもテですが、乗り越えるとしたら様々なことを考えるわけです。自分のジャンプ力を高めたり、よじ登ったり…まぁそれはどうでも良いんですが、自分の場合ジャックと豆の木ヨロシクにょきにょき生えた木をよじ登っていくことになりそう。
 天辺まで登ってもまだ壁を越えていなかったり途中でばっさり切れていることもあり得るんですが兎も角登ってみなきゃ始まらない…壁を越えてもそこは無人の荒野で食べていく為には耕さなければならないし、どう転んでもイバラの道なのは明白なのですがそれでも自分なりの構想を持って進んで行きたい。
 様々なしがらみの中でどう「自分」を出していくか、そんな「プロ」に私はなりたい。

 …以上の文を意訳すると今やってる実験がブレイクスルーになるかもしれないので、論文に繋げる為実験バリバリ教室で忙しいのでハロプロの方に気が回らないという意です。29日は自分だけの問題じゃないので這ってでも行きますが、ココはただでさえ悲惨な文が益々グダグダになる予定です。お疲れ様でした。
 ついで。一昨日の落とし前。
 表につけた分類でも分かると思うんですけど、2005年のシングルVは殆どが2つの制作会社によって作られてます。その一つがで示したgoisという制作集団。昨年後半以来ベリやら美勇伝は殆どがココの河谷英夫さんという方によってディレクションされてます。Wやシャッフルも。逆に娘。本隊や後浦なつみは全くタッチしてない。この辺は面白い。
 付き合いは古いみたいで「とっかえっ娘」の監督さんでもあるみたい。謂わばPVの方でのdaichi先生というところでしょうか。特に他意はないです。
 特徴としては

1.セットものが多い。
2.色調が明暗どちらにしても自然のモノからはみ出たものが多い。
3.あわよくばCG、それも2次元のカキワリ的なもの。

こんな感じ。箱庭的な小宇宙を作り上げ、その中でキャラを動かすどっちかつーとクレイアニメ的な手法に長けてる監督さん。楽曲の世界を過不足なく表し、独自の小ネタも一応ある。自分の世界観を前面に出す芸術家肌というよりは敷かれたレールに沿ってソツなく作る職人肌でしょうか。

 ただ素人にも読めるようなワンパターンとも言える。この辺は予算的なモノがあるかもしれないしリスキーな高得点というよりは安定した平均点狙いなのかも。
 んで拙いながらも以上のような帰納的な則を踏まえて一切合切のPVを見ると河谷さんが監督かな?と推論できます。ショーパブを思わせるセット。パラレルは二次元バック。小ネタとしては以前自分が監督したカン梨華恋人は心の応援団」の飛ぶホウキや「白いTOKYO」のスノボーCG、キャンディーズを髣髴とされるけど似て非なる衣装wストーリーは「奥様は魔女」あたりのテイスト。「マジカル美勇伝」あたりの意識もあるかもしれません。
 まぁこの辺は石ヲタさんには釈迦に説法、伊武雅刀カポエラかもしれないでしょうけど、そういう謎解きを散りばめてくれるだけ楽しめました。これがプロモーションに繋がるかというとそれは別の話ですが自分にとってシングルVとしてはセクシー↑↑よりはよっぽどマシ。これはまた別の機会に。