クレオパトラの鼻

 後の祭り。
 本日の樫の舞踏会は無敗の女王が誕生しました。おめでとうカワカミプリンセス自棄糞)。やー桜花賞上位組が2頭とも飛ぶとはおもわなんだ。それよりなによりパンドラさんが差しに転じるとはね。完敗でした。また来週。ホントは府中に見に行けばよかったかもしれない。晴れてたし。この時期の競馬場は芝の緑が映えて一番綺麗な季節です。
 オークスを最後に見に行ったのは2000年。あの時はシルクプリマドンナが勝ち、重専用と思われてた桜花賞チアズグレイスが粘って今年と同じく完敗。自棄で表彰式まで見てたんだけどプレゼンターの松嶋菜々子さんと藤田伸二騎手の凸凹ッぷりが印象に残ってる。その後都営新宿線直通で武道館に向かいましたっけ。
 サヤリーーー(*´Д`)ーーーン!!!
 時が経つのは早いものであの武道館からカレンダーが1周し再び5月21日の日曜日を迎えました。市井紗耶香さんがモーニング娘。を卒業して6年…去年は美勇伝ファースト直前スペシャルでそれどころじゃなかったんだけど、今年はヒマだしwあの時と同じく「日曜日」というのはあったかもしれない。あの時は綺麗サッパリ足を洗おうって思ってたからこういう日が来るとは想像できなかったですね。なはははは、残念無念。
 彼女のことについては折に触れ色々書いてきたけど未だに思うのは「もう少しモーニング娘。に残ってたらどうだっただろう」ということ。もし居たとしても現実を上回れなかったかもしれないし、オカシな集団になってたかもしれない。それでも思ってしまうのは後が酷かったせいかもしれないけど、やっぱり当時の彼女の勢いが右肩上がりでその未来に多くの可能性を感じさせてくれてたことが一番大きいんですよね。志半ばというけど勿体無いと思ったし、娘。本隊でメインを獲ることもあると信じてた。現実的にはもう少し歌唱面で修行が必要だとも感じてましたが、何れにしろ「早すぎる」と思ったのは確かで4月28日の発表を聞いた時は本当に周章狼狽しました。当時は「卒業=引退」だったんでね。
 まぁ彼女の場合は「シンガーソングライター」になるということで「戻ってくる」というエクスキューズがついてたんだけど、そんなモノは娘。にいてもできると思ったし兎に角「いなくなる、見られなくなる」というのが嫌で嫌でしょうがなかった。武道館後は俺も廃業だなと本気で覚悟してました。お互い若さの為せる業かもしれません。
 うへー(当時)。
 そんなわけで仮に残ってたとして一つ言えるのは「石川梨華さんを応援する」という選択肢はなかったんだろうな、ということ。場合によっては「石川使えね〜」とか罵倒してたかもしれない。仮定って残酷ですね。ぶっちゃけ石川さんを応援し始めたのも市井ちゃんで果たせなかった「夢の続き」を見たかっただけかもしれないし、心の穴を埋めたかったのかもしれない。何れにせよ石川さんを応援し始めたキッカケは僕の場合不純物に塗れてます。
 自分の場合娘。を好きになった理由が「物語としてのカタルシスに満ちてる存在だった」というのが大きな理由の一つで個人においてもその傾向はあります。目立たない方に目が行く。これはもう性癖、実生活でもそうだったりするかもしれない。
 こんな感じ。
市井紗耶香然り、石川梨華然り。ただ二人とも自分のちっぽけな打算以上のことを見せてくれ、やってのけてくれました。陳腐だけど人間ってスゲェなと思った。二人のことを見てきて本当に幸せだなーって感じております。ポワワーンも含めてね。
 その後の市井ちゃんについてを思うと結構辛いことが多かったですwだからといって忘れていくのはもっと辛い事だと思ってます。なんだかんだいって今の石川さんにたどり着いたのは彼女がいての事ですから。それだけは間違いない。いつもだとアレだけど、今日ぐらいは今では少なくなってしまったかつての「同志」たちを思いながら武道館のビデオを見ながら眠りにつきたいと思います。プロージット。

ライブ初の武道館~ダンシング ラブ サイト2000春~ [VHS]

ライブ初の武道館~ダンシング ラブ サイト2000春~ [VHS]

 それにしても4期のMC、何時見ても寒いです。