Cloudy Heart

 現在ワンダコンのDVDを流しながら明日の秋華賞の馬柱とにらめっこをしています。忙しくてトライアルを見てないもんだから数字を見てもサッパリイメージが湧かん。石川さんの名前が入ってるから意地でも当てたいんですけど女心と秋の空というヤツで今回も駄目そうです。助けて、助けてよ梨華ちゃん
 久しぶりに菅谷さんの話でも。
 菅谷梨沙子さんについては石川梨華さんと漢字が被ってるという極めていい加減な理由で注目するようになったのですが彼女のおかげでちっちゃい子たちにも目が向くようになりました。それを感謝すべきなのか恨むべきなのかは分かりませんが。℃-ute方面まで行っちゃったのは完全に予想外の出来事、人生って楽しいね。
 そういうわけで以前と比べてちっちゃい子に関しては随分理解と好意を深めたわけですけども、今回の写真集は流石に無理だった。売り文句で「小学生の水着!」という文字を見つけた時点で素直にドン引き。買う買わない以前の問題で「コレは無いな」と思った。一番駄目だったのは過激な言葉を敢えて使いますけども少女性愛を感じさせてくれるところでありました。この辺は生理的に駄目で嫌悪感が先立って論理的に説明できないんですが。
 それでも自分の心情を筋立ててみると、写真集そのものには特に異論はない。12歳という時期にしか出来ない世界認識だったり表現形式というのはあるはずで、その時期にしかない貴重な瞬間を切り取るということに対して「写真」という方法論は極めて有効だと思う。その辺から考えると菅谷さんという人選は決して不当ではないし、12歳という年齢も枷にはならない。ということで自分にとって引っかかるのはそのセールス方法であって「小学生の水着」というスキャンダラスでセンセーショーナルな煽りが気に入らなかったということなんですね。
 勿論そういう方が短期的には売れるのかもしれないですけどそれで寄って来る人が果たして菅谷梨沙子ひいてはBerryz工房に止まってくれるのかは極めて疑問です。勿論皆無とは言いませんし色々試行錯誤なんだろうけど彼女のポテンシャルを思うと安易に流れるのは勿体無い気がすると思った。ついでに言うとあんた達がアピールするのはもっと別のフィールドだろうが、とさえ思ってる。
 本来は写真集を買って自分の目で確かめてから言うのが筋であるし、それがウチの国是ではあるんですけど敢えて慣れない事をしたのは後続のことを考えると何かいや〜んな感じになりそうだったんで。カットの幾つかは拾うことはできるんですけど「写真集」は「読む」ものだと思っているのでそこだけで判断してしまうと全体を見誤る気もするんで売り文句の方に焦点を合わせました。自分の言ってる事が杞憂で素晴らしいものになってれば良いんですが。
 最後に。
 菅谷さんに対してどう思ってるかといいますと一言で言うと「天才」。ここで言う「天才」というのは「何でもできる」という万能性ではなく「存在感の大きさ」などの怪物性だったりします。佐藤賢一さんの「天才は二種類に分けられる。ひとつは最高の人間であり、ひとつは最低の神である。」という定義がニュアンス的には近いかも。よって彼女が自分をどう磨き、どういう存在になるのかは物凄く興味がある。事務所に対してはやっぱ安易な方法よりは長い目で大きく育てて欲しいなと思っています。その辺で今回の評点は辛いかもしれません。

 天才が存在すること、天才が組織の中でどう生きるかということ、組織が天才を如何に遇するかということは、それぞれ異なった問題であり、三者を整合させることは必ずしも容易ではない…

 「オルトリッチ提督回顧録