悪夢に目覚めて(承前)

 …23時間後のお話。雨は降りませんでしたが、ライブの方のチケットはまともだったので酷く安心しました。指揮系統が違うんでしょうね。
 コメントレスを考えてたら長くなりそうだったのでこっちに本編を書く。まずい例え話です。コメント欄はおざなりになってるかもしれません。ゴメンなさい。
 さて。
 「まずい素材はない、まずい料理があるだけだ」という言葉があります。ハロプロに適用した上で自分の見解を言っておきますと素材に関しては全く疑っておりません。梨は全面的に大好きですし、遅咲きの梅や季節外れの桃なども美味しく頂いております。現時点ではまだ熟しててないよねぇ、とかちゃんと太陽を浴びてますか?と聞きたくなるのもあるけど素材そのものの力はあるのだから後は熟すのを待つだけという考え。素材を見つけてくることに関してはあの事務所は天才的だと思ってマス。
 ただね、それを料理するシェフさんやメニューを作る人には時々疑いの目が向いてるのは事実。結構不味いから。
 たま〜に味付けを間違うだけなら良いのですが、美勇伝に関してはメニューそのものの設定が大丈夫かなって。思うにメニューの担当者が素材の方を向いてないのが一番の原因な気がする。奇抜な創作料理を作ろうとするあまり、材料がどんな魅力を持っていて、今回はこういう味の部分を引き出してやろうっていうのが全く感じられないんですよね。勿論今回はこういう料理を作ってやろうっていうコンセプトありきってのも否定はしませんし、バッチリ嵌ると去年のアルバムのような素晴らしいものが出来るのは分かってるんですがシングルに関しては今の彼女達が持っているものから刺激されるものを丹念になぞって行ったほうがバラエティに富んではいても軸がぶれないものができる気がするんですよね。シングルに関しては去年から感じていたことですがオッサンの上滑りするようなコメントばっかりでどうも大丈夫かな?と。
 まぁそういうわけで素材に関しては信じてると言えるんですが、口に運ぶ前のメニュー作りや漏れてくるレシピに不安アリってのが現在の心境です。
 ここからは蛇足。
 私見になりますがそもそもレストランの客ってのは出されたメニューの味に文句を言ったり、作ったシェフ出て来いぐらいの事は言っても良いと思いますがわざわざ素材の生産地を調べに行ったり、皆が美味いといってるトウモロコシは実は遺伝子組み換え作物でしたッ!とか声高に喧伝する必要は全くないんですよね。んでそれを真に受けて「あそこの牛はクローン牛だったのか、許せんッ!」とか大騒ぎする必要もない。レストランの経営方針に口出しするのもオロカだと思っています。
 味付けや料理法に関しては腹が立つだけですが、一番の痛手なのはやっぱりその素材を賞味できないことであって「あの○○梨は美味かったのになぁ」とか「○○みるくはもう飲めないのか…」ということの方が悲しかったりする。その辺の文句のつけ方は履き違えないようにしたいと感じている今日この頃でした。