第5回ハロプロ楽曲大賞2006

 昨日駆け込みで投票を済ませてまいりました第5回ハロプロ楽曲大賞2006。本来はすべての曲を聴いた上で決めるのが筋なのかもしれませんが、エッグ関連のはどこに行けば売ってあるのか分からないので放棄。縁がなかったものということで観念。
 今年で投票するのは2回目なんですが楽曲のほうは去年決めた自分なりの基準を踏襲しました。こういうのは積み重ねが大事なんで。PVに関しては今年かなり五月蝿く言ってきた人なんですが幸い自分の評価基準に言及しているエントリーがあったのでそこに従いました。簡単に言えば「カワイイ」以外の何かを見せてくれ、ということですかね。
 一応の基準。

○楽曲部門
・第一印象
・ヘビーローテーションしたか?
・ライブでのインパクトは排除。
・インストで聞きたい。
・その他(思い入れ、世界観など政治的な配慮)

○PV部門
・見てシングルを買いたくなる。
・なんだか知らないけど凄い。
・迫力は感じないけど散りばめられた謎解きが楽しめる。

という感じ。リストの上の方が比重は高い。音楽・映像に関しては全くの素人なのでこんなもんでしょう。ただインストに関しては今年は別項で勝手に自分で祭り上げとこうかなと思ってます。作詞に関しても同様。まぁこれはフリのほうも大賞が組まれていて細分化しつつあるということでの処置です。ヘビーローテーションに関しては今年はnanoたんがお目見えしたので愛ちゅんでのカウントを参考にしました。
 まぁ御託はこれくらいにしてさっさと済ませちゃいましょう。
○楽曲部門
5位:As ONE 1pt
 アレンジがdaichi先生だなと一発で分かる底の浅さで最初物凄く萎えましたがBメロからサビに至る前の余計と思われる部分がカッコいい。それにも増して重要なのは歌詞の出来で正義のヒーローチックというか困難にに立ち向かう少女たちといういでたちで村上さん脱退後の℃-uteさんたちを象徴する曲のような気がします。そして村上さんにとっても。
4位:愛すクリ〜ムとMyプリン 1pt
 歌詞は印象的な単語の羅列で「読む」と意味が分からないんですが、雰囲気は出てる不思議な曲。「愛〜スイートルーム」の別ベクトルでのアウトプットと考えるとこういう路線は美勇伝にあってるのかなぁという気がします。石川さんの特徴的な歌い回しがまた雰囲気にあってて良いです。
 アレンジがどこかの曲とそっくりさんで引き出しとしてどうなのかなぁと思うけど曲単位としてみればそれで良いのでしょう。
3位:さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ! 1pt
 曲が歌い手を選ぶとすればこの曲はモーニング娘。以外歌えない。滅茶苦茶バカバカしくてそれでいてちょっとほろりとする様な雰囲気を持ってます。
2位:F.O. 2pt
 今年の平田アレンジのケッ作。哀愁漂うメロディーが素晴らしかったです。歌詞も「男友達」の続きの世界ちう感じでその意味では「スイートホリック」と双璧をなす作品。
1位:大きな愛でもてなして 5pt
 聴いた瞬間に一目惚れ、いや一聴惚れ。℃-uteというグループの一面を確実に体現してる曲だと思います。キラキラした雑多な宝石箱のような雰囲気で彼女達以外に歌えない曲だと思います。曲の構成も何か変わってて面白い。サビの部分の追いかけっこが大好きです。PVが酷かったのは内緒です。


○PV部門
3位:メロディーズ 0.5pt
 この二人でお耽美な世界を演じてもらおうという発想に一票。歌詞からの連想なんでしょうがこういった形で自分の解釈を前面に押し出す監督さん、結構好きです。好みかどうかは人それぞれだと思うんですけど。セットもシンプルで大きな場面も2,3個と少なめで予算も少なそうだなと邪推できるんですがそうと感じさせないカットの構成が良かった。CGにばっか頼っちゃ駄目よという好例だったのではないでしょうか。
2位:ガラスのパンプス 1pt
 ごっちんが今持ってるスペックが遺憾なく発揮されていてこういう「演者ありき」の演出ってのは見ていて気持ちが良いものなのです。ディレクターの長谷川信さんのことが初めて好きになった作品という意味で趣深いものがありました。
1位:愛〜スイートルーム 4.5pt
 美勇伝ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
 あー、この一言でいいや。内容は何てことないスイートルーム?で3人が曲を口ずさみながらキャーキャー騒ぐだけです。予算もかかってないでしょう。だからこそ良かった。3人の「素」が商品化されたようなもん。「スーパーマン」に世界観を求めても野暮なようにこのPVは頭を空っぽにしてニヤつきながら

 美勇伝ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

といって楽しめばよい。突き詰めて言えば「かわいい」だけなのかもしれなくて、自分の評価基準からすれば矛盾してること甚だしいのですが、そういう御託を吹っ飛ばす何かがありました。勿論楽曲の力もありますが。シングルカットすれば良かったのにね。


○推しメン部門
 未だに「推す」という概念がよく分からないのですが、枝葉のところで逆らっても仕方がないので長いものに巻かれます。
 石川梨華さんに一切合切あげます。キャッ。


 今年の2大トピックであるリボンの騎士ときらりちゃんはウチとはあんまり関係ねぇなという結果になりました。この辺がらしいといえばらしい。結局自分の設けた基準から上手い具合に逸脱して説得力を持った作品が最上位を占めてます。所詮釈迦の手のひらで飛び回る孫悟空なのかもしれないですけど、自分自身の感性からは逃げられませんからそれでいいのでしょう。ハイ。
 明日は残念ながら選に漏れたものを愚痴愚痴と書きます。