他人のフンドシ4

 自爆エントリー。
 最近は外の世界の情報に触れる機会が多くなったのですが、メイチョ「サルでも描けるまんが教室」の竹熊健太郎先生の「【著作権】とんでもない法案が審議されている 」という著作権法非親告罪化審議に反対しているエントリーを読みました。んで元となる政府の「知的創造サイクルに関する今後の課題」の議事録やらを読んだのですが…正直エントリーと結びつかなかった。
 争点の一つは「著作権法非親告罪化」ってとこなんですけど、政府側の目的としては国際犯罪も視野に入れた「海賊行為を取り締まるため」とある。つまり海賊版取り締まり目的の法改正案なのに、竹熊先生のエントリーだと「著作権侵害→同人誌・パロディマズイ→創作・表現の危機」という流れになっていて、何かミスリードしてる感じがしました。もちろん法の拡大解釈はついて回る問題でしょうし、元々「オリジナル⇔パクリ・盗作」という定義・線引きが曖昧なところに警察という第三者が踏み込めるかどうかは疑問です。しかし竹熊先生の立ち位置からして「表現の危機」の方が重要なのは分かるんですが、本来が「海賊版やそれに伴う犯罪組織の跋扈の取り締まり」が目的なんだから両論併記の方が良かった気がします。勿論成立させるにしても知財に強いスタッフを養成するとか、弁理士や弁護士等の連係プレイなど法改正に伴う準備は必須なんですけどね。
 んで我が軍に対する影響。
 もし法改正され、非親告罪化すればネット上での「ハロプロ文化」は大打撃でしょうね。ラジオ・動画・画像のろだ、キャプチャ画像や画像のアップロード、ようつべにアップされるOPV…などなど摘発の草刈場って感じです。まぁこれらは元々アウトな代物でしょうし、著作権者が怠惰、もしくは寛容なおかげで生き長らえてきてただけなんですが、最近は警告の動きもあったようですし、第三者による告発もありえますから今後は中々生き難い世界になりそうです。警察の方も「点数稼ぎ」だったり「夏の著作権保護キャンペーン」なぞやるのかもしれん。ウチは長い文のアクセントとして画像を入れてますが、規模は極小ながら使ってる画像はアウトなモノが多いので見直した方が良いのかもしれん、明日から。
 一つ疑問なのはハロプロメンバーをキャラとして扱う(二次)創作ってのは著作権違反になるんですかね。肖像権はあるんだろうけどアイドルそのものに「著作権」ってあんのかなぁ。適切な例かはわかんないけどWWEは選手のリングネーム自体がTMになっているのでおいそれと使えないみたいです。そもそも「モーニング娘。」とか登録商標化されたりしてるんだろうか…?
 何れにしろ今後注目したいところであります。