日本ダービー展望2

 フサイチホウオーが1番人気になるのは予測がついてたけど、まさか1倍台になるとはね。3戦3勝の東京コース、皐月賞の内容、お父さんと同じ道という点で評価されてのことだと思うけど、勝ちっぷりがそこまでのものじゃないので、いくらなんでも、ってのが正直な所。相対的優越者として評価はしてますが、自分の中での感覚と世間の感覚とのズレにちょっと不安になってきた。
 ウォッカ牝馬としてはアドマイヤオーラのお母さんであるビワハイジ以来の参戦。レベルの高い今年の3歳牝馬の中で世代トップクラスの能力の持ち主ですが、先行する牡馬を好位で追って自ら動いて勝ちきるスタミナがあるかは疑問でして、かといって後方待機に馬が我慢できるかも疑問。能力は買いますが、今回はナシの方向で。
 ヒラボクロイヤル…ここ数年連対馬を出す青葉賞の勝ち馬。直結する割には連対馬のレース傾向がバラバラで青葉賞馬の取捨は毎年悩ましいところです。京都新聞杯組はまくって勝ちきるという明確な傾向が出てるのである程度読みやすいんですが。今回はやっぱ別路線組に必要な不気味さ、つまり上がり馬的な要素がこの馬には感じ取れないんですよね。やっぱ毎日杯ナムラマースを差しきれずに負けてるのがねぇ…この馬を買うくらいなら、2歳からクラシックロードを意識して強い所と当たってきたナムラマースを東京向きってことで買う方が良いと思う。また上がり馬的不気味さなら、プリンシパルSを33秒台の脚で勝ったゴールデンダリアを抜擢した方がいい気がしています。
 サンツェッペリン…まぁよくもこんな地味な血統からこんなに強い馬が、ってのが正直な所で結構今でも迷ってるんですけどやっぱ皐月賞で差し返されたのがなぁ。ヴィクトリーをマークして交わせばいい、という競馬で一番楽してる感じがしたんですけどそれでも勝ちきれなかったってのがなぁ…2着3着はありそうだけどダービーでは蹴飛ばしたいタイプですね。