めぐる時代

 先週末の艱難辛苦の甲斐があって、週末は名古屋に現れます。わはははは。今週も頑張るぜい。

 んで、過去のメイゲンに見るハロプロライフ(その伍)

○創業と守成何れが難きや貞観政要」
→℃-ute2周年

 ℃-uteが出来た日はデビューの日と同様に諸説紛々な訳ですが、2005年6月11日に「℃-ute」の名前が与えられ安倍なつみさんのふれあいコンサートで初めてお披露目されたのは事実でして、この日を持って2周年と言うのはある意味妥当だと思います。もっとも原型の7人に関してはBerryz工房のスターティングメンバーに「選ばれなかった」時点で出来上がっており、起源としては2004年3月3日に遡れるといういささか皮肉な見方も成立するでしょう。まぁこの頃の自分は小耳に挟んだと言う程度で彼女たちに特に興味はなく、はまり込むにはもう少しの時を必要とするのでオリジンの定義に関しては古株の方々で決めちゃって下さいという所です。因みに2005年6月11日の僕はファンの集いでごっちんと握手をしておりました。翌日の美勇伝の予行演習っていうのが何とも酷い。
 さて。冒頭の言は中国は唐王朝の事実上の創始者である太宗皇帝が家臣に尋ねた際の言葉でして、「唐書」の房玄齡伝に同様の内容が記されております。少し詳しく引いてみると 

 太宗皇帝はかつて近臣たちにこう下問したことがありました。「創業と守成とはどちらが難しいか?」
 大臣の房玄齡はこう答えました。「創業の初めは、群雄競い起り、攻め破って降伏させ、戦って打ちかつのですから、そういう点からいえば、創業の方がむずかしいと思われます。」
 一方秘書監長の魏徴はこう答えました。「昔から帝王は位を艱難の間に得て、これを安逸の間に失うものです。そういう点からいえば、守成の方がむずかしゅうございましょう。」
 太宗は言いました。「玄齢は朕とともに天下を取り、百死に一生を得た。だから創業のむずかしさを知っている。徴は自分とともに天下を安んじ、常に驕奢は富貴から生じ、禍乱はゆるがせにするところから生ずることを恐れている。だから、守成のむずかしさを知っている。しかし創業のむずかしさは、もう去った。いまは、守成のむずかしさを諸公らとともに慎もう。」

 まぁどちらも正解って事ですよね。では結成2年を経過した℃さんはどっちの時代なのか?
 普通は2年も経てば安定期に入ると思われがちですが彼女たちはメジャーデビューに1年8ヶ月ほどかかり、単独コンサートもついこないだ済ませたばかり。ヘンな話ですが「創業」の時代と言えるんじゃないかと思います。下手すりゃ泡沫の様に消えていくわけですが、逆に言うと初々しい勢いのまま上昇するチャンスであると言えます。
 折りしも、というか誂えたように彼女たちには週末から舞台、一ヵ月後のシングル、夏のサーキット、運動会、そして秋のライブツアーと美勇伝界隈としては羨ましくて仕方がないほどイベントがこれでもか、と用意されており押せ押せのまま上り詰めるチャンスなわけです。そういう意味では℃さんたちには「創業」の時期を是非乗り越えて頂き、こちらとしては図々しい後乗り野郎なんですけど右肩上がりの「創業」の時期をそれなりに楽しんで行きたいと思っております。
 何が言いたいのか良くわかんなくなってきたけどとにかくおめでとう。