「おたく」の精神史―一九八〇年代論/大塚英志

 長崎日大負けた。

 まあ、しょうがないやね。予想通りと言えば予想通りなんだけど、よくやったという方が大きい。
 生協で買った。

「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3)

「おたく」の精神史―一九八〇年代論 (朝日文庫 お 49-3)

 ハロプロでもアイドル論やらが盛り上がってて、頷かせられることも多いんだけど自分の場合は「うん。それでどうなの?」というところに行き着く。何か議論のための議論というか無精卵を温める行為に似ていて、その後が見えてこない。生産性がないところが何とももどかしい。元々議論で得られた物をフィードバックして次の手をうつというスパイラルアップを目指した物ではないでしょうからそれはそれで良いんでしょうけど、それが意味をなすのは「全てが終わった」後だと思う。他分野との比較も膨大なソースがあってこそですから、その辺は同時代に生きる人間には中々全体が見えにくいですからね。とまぁ今できることはその時に自分が感じたこと、生のデータをどんどんため込む事じゃないのかなと。


☆☆☆