℃elebration?(承前)

もっとはっきりしてよ
私フレンド 恋人 どっち

また哀愁してさ
すぐに抱きしめなきゃ 消えちゃうぞ
ラグビーボール抱え走る キミは輝いてみえるわ
そんな時の熱い瞳 忘れないで恋して


W - Give me up

 ネタばれ注意。
 池の鯉さんチームの頑張りによって我がウサちゃんチームが5年ぶりの美酒に酔おうとしております。明日は東京ドームなので抜け出すことを画策中。自分が東京ドームで観戦した試合は負けたことがないんでね、ウサちゃんチーム。競馬の世界では「まだ」は「もう」という有名な格言があるのですが、明日は「まだ」なのか「もう」なのか…自分の悪運の勝利か石川さんが抑えるのか勝負を挑もうかと思ってます。
 昨日の続き(酷い画像だな)。
 全体的なことについて書きます。

3. コンサート全体の感想について

 今回のツアータイトルが「放課後のエッセンス」だったのですが、正直よく分からなかった。「放課」ぐらいの出来だったように思います。
 まず冒頭の新曲からアレ?という感じでチョット乗り切れなかったのがケチの付き初めで、矢島さんのこと、予想外の Buono! の乱入、アクシデントと続いてあばばばな精神状態だったのは否定できないのですが、それらを差し引いてもこのセットリストは中途半端でチョットないかも。
 「放課後」と聞くとすぐに思い浮かぶのが部活だったり、友達との寄り道だったり、はたまた甘酸っぱい恋愛模様だったりするのですが、そういうものを感じさせる曲が少ないし、流れもチグハグだったなぁ。めぐる恋の季節桜チラリ、夏 DOKI リップスティックと四季の歌を散りばめる辺りはグッドアイディアだと思ったけど如何せん秋、冬を象徴する曲がないので何か消化不良。
 先述したとおり「都会っ子純情」が頭だったのもチト辛かった。後付なんだけど「めぐ恋」を頭に持ってきて新曲は美少女心理の前か後だな。自分の中では放課後にディスコには行かないので「ディスコクイーン」はなし。「ENDLESS LOVE」も背伸びしすぎてるので要らん。
 私的な理想的流れは「めぐ恋」→「桜チラリ」→「夏 DOKI リップスティック」→「秋」→「冬」と一年の学校生活を散りばめながら、「→」の部分に放課後を象徴する楽曲群(エッセンス)を挟み込む感じなんですが、所詮絵に描いた餅、絶対的に曲数が足りん。「Give me up」とか「通学列車」「あこがれ My boy」「すっごい仲間」辺りの曲がもう少しあればなぁ。ベリちゃんの曲での方が考えやすかったりする。来年やるべきコンセプトだったように思う。
 まぁその辺はこのツアーが発表された時点で分かっていたこともでもあって、曲数が苦しい以上学校モノの寸劇というトリッキーなことをやるだろうなと思ってた。実際それは的中したんだけど、前半と後半が結びついてないので各自尻切れトンボで各個撃破にあった印象。最低限「テンション上げ子」の所属くらい明確にしようよ。面白くて腹が痛かったし「モーニング娘。10年祝い隊」であるは全然かまわないんだけど、あれじゃあにしおかすみこか辛酸なめ子で学生にはとても見えん。「帰宅部」だとか「生徒会所属」という学生と言う身分を明確にするともっと面白かった。学校でアレがうろついてる場面を想像するだけでご飯3杯はイケる。
 Buono!については全く予想外で思考停止。美勇伝スペシャルゲストに迎えた娘。ファンの気持ちをつらつらと考えてました。曲自体も無難だな、という程度。流れをぶった切ったかどうかは、東京で確かめるしかないな。気持ちの建て直し。
 不満な所は大体出たので、良かったところを書いていきましょう。必然的に個人戦に落ちてくるのですがその辺はしょうがない。
 その前に。
 舞台セットは凄くカッコよかった。時計のセットがクールと言うかシュール。ダリの「記憶の固執(柔らかい時計)」を思い出した。思うに℃の曲って一部を除くと具体的というよりは普遍的なテーマを歌ったのが多い気がするので、ツアータイトルも抽象的なほうがしっくりくる気がするんですけど。「ハート泥棒」(by モモ)とか。