脂肪遊戯(結び前のワンダ)
●そして「Cutie Circuit(全国イベントツアー)」を開催。
鈴木 ℃-ute バスツアー(07年夏)はすごく印象に残ってますね。
中島 夏休み、ずっと ℃-ute で一緒にいれて楽しかったよね。
矢島 その地方その地方の名物をみんなで食べに行って。
●ちなみに、何がおいしかった?
矢島 長崎の……。
鈴木 私も!
●何?
鈴木 ちゃんぽん。
矢島 カステラ(笑)。おいしくって、本番前なのにいっぱい食べちゃった。
梅田 そういえば、誰か敷き紙まで食べたよね?
矢島 誰だっけ?
梅田 舞美だよ!(笑)
Kindai 2008年3月号インタビュー記事より抜粋
すごい長崎推されてるなぁ。福岡でメンバーに九州は美味しい物が多いからたくさん食べてってくださいと声をかけましたが、自分の故郷で楽しんでもらえるとこちらとしても凄くうれしかったりする。肝心の長崎のイベでは知り合いに声をかけられて一般人のフリをしたのは内緒です。駅前が悪いんだ。
ちなみに矢島さんが食べたカステラの敷き紙ってのは生地を型に流し込む時に漏れない様に底に紙を敷くのですが、その紙だと思います。紙を剥がすと甘いザラメが残ってたりするんだけど、紙まで食った人がいるってのは初めて聞いたよ。それを忘れてるリーダーのトリ頭っぷりに脱帽。矢島さんの記憶容量は果たして何バイトなのか…研究者としては大いに興味をそそられます。
さて。
転げまろびつ仕上げたエルダのレポですが、今日のワンダもそのノリで。完成してから上げればいいのですが、まともに書くとは思えなかったので、記憶を呼び戻しながらフォーマットを徐々に埋める形でやってみました。簡単に編集できるので助かるといえば助かる。
昨日と違ってほとんど誉めるところがありません。なら書くなよという意見もあるのでしょうが、自分の価値観と合わないものが出てきたとき、どういう所が気に食わないのか記しておくのはこれから先の自分にとってとても意味があることなので、逆にきちんと残しておくつもり。といっても書く価値がない部分もあるにはある。
Sec.1 各ユニット
○℃-ute
03 LALALA 幸せの歌 全員
04 都会っ子 純情
21 めぐる恋の季節
幸せの歌は℃の 4th シングルっつーことでここに入れとく。
19日の飲み会でそのことを知らされてヘンな笑いがこみ上げてきたんですけど、それは既成曲をニューシングルに回すお粗末さや、おっさんのアイデアも打ち止めなのかな、という苦笑い。曲そのものに関しては、紅白での印象がほとんど雲散霧消してたので、あんまり先入観はなかった。別の意味での先入観はあったけど。
聞いた感じでは思ったより行けるかもなぁって思った。まぁライブで底上げされてるような気もするけど、サビの「ラララ…」もユニゾンじゃなくてコーラスにするとかチャレンジなことをやってくれれば面白い事になると思う。まぁやらないでしょうが。
冬なのにめぐ恋やるなよ、アホたれが。
○月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)
05 チャンス!
06 ハッピー☆彡
相変わらずの口パクなんだけど、舞台に立っているのが「月島きらりを演じてる久住小春」と捕らえると凄く面白かった。自分の中では「Mr. マッスル」の面白さに近い。天から降ってくる歌声に合わせながら踊る月島きらりに笑いが止まらなかったりする。これはこれでアリなジャンルな気がする。濫用は困るけど。
○Berryz工房
07 付き合ってるのに片思い
08 告白の噴水広場
22 思い立ったら 吉でっせ!
夏のコンサートでも感じた事なんですが、菅谷ちゃんが気負いすぎ。歌が力みすぎていて、自分の中で思っている「告白の噴水広場」じゃなかった。もっと内圧を高めるというか、静かさの中に込める情熱といった感じだと思うんですけどね。歌い方としては難しいと思うんですが、まだまだ物足りない。自分の中での理想は嗣永さんの歌い方なんだけど。凄くよかった。
ただ菅谷ちゃんにも良かったところはあって、ラストの「うなずいてよ」の後で抜かれるソロの表情は素晴らしかったです。意識してできるもんじゃないだろうけど意識してたら怪物ですし、意識してなくても天才だと思う。熊井ちゃんはソロパートでヘラヘラ笑ってちゃダメだと思う。
○モーニング娘。
09 みかん モーニング娘。
10 SEXY BOY〜そよ風に寄りそって〜 モーニング娘。
11 踊れ!モーニングカレー モーニング娘。
24 ボンキュッ!ボンキュッ!BOMB GIRL モーニング娘。
25 Go Girl〜恋のヴィクトリー〜 モーニング娘。
うーん、他の2ユニットに比べて多目の5曲をもらっときながらこの選曲にうんざり。みかんやセクシー↑↑が好きではないがゆえってのは確かにあるんだけど、とりあえず盛り上げておけ的な意図でしか娘。の曲が配置されてないということにガッカリしました。いい加減ゴガールとか止めればいいのに。といっても最近のシングル曲には見るべきものが少ないのでこうなっちゃうのは仕方がないのかも。
○Buono!
12 恋愛ライダー
初聴。
最近ロックが苦手というオジサンが苦手でない系統(なんじゃそりゃ)のロック曲で、詞も曲も素晴らしかったのですが、肝心の歌が物凄く物足りなかった。
詞を見る限り、へなちょこな自分だけどそれでも前を向くというカッチョ悪いカッコ良さというか、とにかくエネルギッシュな曲だと思ってたんだけど、歌い方がキレイすぎてそういうほとばしるモノがほとんど感じ取れませんでした。何かお行儀のいい暴走族に出会った、もしくは具は物凄く豪華なんだけど冷めているピザを食わされたような感覚に陥りました。もっとタバスコ的熱さというか理由なき反抗というか、ギラギラしたガムシャラさが欲しかったんですけど。
まぁ自分の勝手な思い込みな部分はあるし、CD で聞いてみたいという思いはあるので、是非是非買ってみたいところですが、ライブで聞くにはもう少し時間が必要かも。本人たちはどういう思いで歌ってるんだろうね。
みやびちゃんのツインテールはいろんな意味でヤバかった、正直。
Sec.2 カバー
○W(ダブルユー)
14 ロボキッス 道重・菅谷
これは道重さんのぱんちゅでしょう。まぁ見せパンなのでしょうが見せパンだろうが本物だろうが見てるこっちには区別がつかないのでイントロとアウトロのところでアップになる黄金の三角地帯にはカメラマンさんに「フフフ、お主もワルよのう」と悪代官的親近感を抱いたのでした。さゆファンの方々ごめんなさい。
どっちかつーと年上の道重さんの方が似合ってたなぁ。同じ平成生まれのはずなのに彼女には昭和の雰囲気が漂っていて菅谷ちゃんと並ぶと娘。では大柄な彼女でも何か足の長さ全然違うよなと「凸凹平成生まれ」というユニット名が脳裏をよぎる。
というわけでキャラ的には面白かったのですが、歌としてはオリジナルのケミカルな感じは薄れ、妙に人間的で微妙な違和感。これはこれでアリなのかもしれないと思ったところで終了。思い切ってエフェクトかけても面白かったかもしれない。
○ミニモニ。
15 アイーン!ダンスの歌 亀井・ジュンジュン・リンリン・須藤
亀井ちゃんのヘラヘラっぷりがこの曲にマッチしていて面白かった。リンリンも声の出方にキャラ的なものを髣髴とさせるので中々似合っていたように思う。
ファインプレーはここに須藤さんを持ってきたことだと思う。大柄で肉感的な須藤さんが「ミニモニ」と名のつく曲を歌うそのシュールさがとてもグッド。背中合わせって反対方向を向いてるけど一番近かったりするのよね。もっとも本人は楽しそうで全力で目を剥きながらアイーンしてました。とっても怖かったです。
須藤さんがかなり自分の中ではヒットだったので同じ系統のジュンジュンはかなり損したと思う。正反対のキャラは一人でいいだろうという思いもあった。ただ彼女の代わりに誰を入れるかというと、それもまた難しいのよね。キャプテンや中島さん、岡井ちゃんは昔別の曲でミニモニやってましたし。妥当な線なのかも。
○太陽とシスコムーン
17 Everyday Everywhere 高橋・田中
カバーというのはオリジナルに対する敬意を持ちながらそれでいてどこかでオリジナルを凌駕しなければならない、あるいは「それもアリ」という説得力を持たなければならないというのが、カバーというものに対する個人的な考え方なのですが、今回のコンサートのカバーの中で唯一歌として「カバー」になってたのがこの曲。難しい曲だと思うのですが素晴らしかった。さぶいぼ出たぜ。
ただその賞賛の大半は高橋さんに向けたものであって、田中さんも頑張ってたけど、フェイクやファルセットは殆どが高橋さん任せでぶっちゃけ田中さんの存在価値はあるのかなと思った。コーラスワークとか聞かせてくれるとまだ別の思案もあったんですが、バックの歌は原曲のカラオケだよねぇ。
田中さんは今の娘。の中で唯一といっていいほど野心を口にしてくれる人で、自分の見せ方にもかなり真面目に考えてる人でとても好ましく思ってるし、今回の曲もチャレンジだったろうなと思います。ただ相手が悪かったように思う。まぁ次ですね。つーかこういうチャレンジングなことは娘。のシングルでやれっていう話なんだよな。
○℃-ute
18 EVERYDAY YEAH!片想い 清水・萩原・有原
この時点までに出てきてないメンバーってあまりモノ扱いじゃね、という不安が頭をもたげてきていてセルフカバーをやるとはねと少し呆れ気味だったのですが、清水さんの歌が意外にマッチしていてビックリ。自分の中では少し気だるいような水っぽい声が彼女の声という認識だったので、こういうカワイイ系の声も出せたんだなぁと感心。
○タンポポ
19 王子様と雪の夜 熊井・徳永・矢島・梅田
ぎゃああああああああ!
やじうめとっくまブリティッシュうううううう!!!!
めっちゃかわえええええええええええ!!!!!
と叫んであなたの知らない世界のドアを開けたかったのは山々だったんですが、忘れてました。カバーが乗り越えなければならない最大の障壁、それは観客の「思い入れ」だということを。
元々タンポポというユニットに対しては市井ちゃんを落としたユニットだけど、それでも素晴らしい歌を聞かせてくれるという悔しいけど愛みたいな思いを抱いてたのが始まりで、市井ちゃんが卒業して石川さんがタンポポに入ってからは真摯に応援するようになりました。
で、万年2位で後発のプッチモニの後塵を拝していたタンポポが悲願の1位を取ったのがこの曲で嬉しさもひとしおだったわけで、自分の中では思い入れも深いわけで、そういった高いハードルの中で彼女たちがどう歌うかドキドキしながら聞いててました。
残念ながらオリジナルを超えていたのはメンバーの平均身長と若さだけで、肝心の歌の面では「カバー」とは呼べなかったなぁ。とにかく歌えてませんでした。えりかさん以外。他の3人もいい声質を持ってるんだけど、突き抜けてくるものがなかった。まぁそれも思い入れの高い壁なのかも。
えりかさんはこういったミドルからスローな曲は合うなと再認識。ピッチの取り方が独特なので℃の今の曲だとやや忙しいんですよね。フリも適度なので夏のデインジャーといい素晴らしかったとやや贔屓の引き倒しを自覚しながら言っておく。
何で公式写真売らないかなぁ。馬鹿じゃないのと時既に遅しでルックスは絶賛。
○後浦なつみ
20 恋愛戦隊シツレンジャー 高橋・新垣・亀井・道重・田中・光井・嗣永・夏焼・菅谷
えー。
カバーの〆に何でこの曲を大人数で歌うのかサッパリ分からない。メンバーが微妙に削られてるし。
同じ色の衣装を着ていたせいか遠目で見ると光井さんと嗣永さんって雰囲気が似てると思ったんだけど、思ったの俺だけかもしれない。まぁいいか。
Sec.3 コラボ
01 青空がいつまでも続くような未来であれ! 全員
02 恋愛レボリューション21 全員
16 直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜 全員
23 スッペシャル ジェネレ〜ション! Berryz工房・℃-ute
26 Hand made CITY 全員
27 なんにも言わずにI LOVE YOU 全員
最初の全員の所はえりかさんがあまりにも省エネモードでどこかケガしたのか心配したくらい。ジャンプはないし、移動も何かスローモー。ジャンプに関しては個人の趣味のような部分もあるけど、移動に関してはフラフラやってると見てくれが悪いので改善した方がいいように思った。この辺は「寝るキュー」でも思った事ですが。
スペジェネはベリキューメンバー同士のユニゾンという一人が二人に増えただけで何の工夫もなし。まぁ干されは干されで仲良くしてろよという被害妄想が若干混入してるのを自覚しないでもないけど、合同コンサートでこういったなんのひねりもない演出が展開されそうで、あまり面白くなさそうな気がしています。
とまぁ、気に入らない事をずらずら並べてきたわけですが、選曲についてはともかく、他の部分に関しては自分の価値観と合わなかった所がほとんどでして、その辺は自分の価値観の枠が広がるなり、彼女たちの表現の上達が広がるなりといった時が解決してくれる部分が多いような気がしています。良い評価に変わればいいけど、いずれにしても長い目で見られるのは幸せの一部なんだろうなと思います。