えりか 17

日付が変わる前に。
17歳という年齢はどうも子供と大人の分水嶺のようで、特別な意味を持つ歳の様な気がします。17歳ということを題材にした雑誌や作品が多いのはそのせいかも。「Seventeen」然り、「17ans」然り「はるか17」然り…音楽だと「デコボコセブンティーン」に「十七の夏」、「17才よさようなら(ARRIVEDERCI)」などなど枚挙に暇がない。我が身を省みても17歳という年齢はいろんなことがあったような気がします。

十七歳だった! (集英社文庫)

十七歳だった! (集英社文庫)

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さて。
俺の梅田えりかさんも本日をもってそういう年に突入しちゃいまして、おめでたいという気持ちとともに、これからの一年、何が起こるのか楽しみで仕方がない。
℃-ute ではどうやら右端が定位置になっちゃったようで、下手をすると見切れるという干されキャラが板についている彼女ですが、実を言うと結構活躍の場が多かったりします。代表的なのはテンション上げ子。アレで横浜アリーナの中心に立ったときは感動でぞくぞくしました。周りは誰も見ていなかったけどな。
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その割りにあんまり目立った感じがしないのは、シングル A面でロクに歌わせてもらえないのと、ソロ写真集などソロでの露出が矢島ちゃんや鈴木ちゃんほどじゃないからでしょうね。
とはいえ、先日ようやくソロでのグラビア進出も果たし、その方面での足がかりも掴みつつある感じ。まずはソロ写真集の発売ですね。時期は17歳のうちならどこでもいいんですけど、少なくとも怒涛の真野ちゃんラッシュ(予定)が始まる前に出しておきたい。
あとは再びシングルA面ということですが、歌方面はあんまり心配してない。露出が多くなるにつれてその辺は増えてくると思うし、それだけの実力は身につけつつある。どうせならフォローアップついでにコーラスワークができるくらいまではいって欲しいと思ってます。
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あとは精神的なものですけど、もっと前に出て行って欲しいなと。最近は「影のリーダー」的な役回りというか評価が定着しつつあり、それはそれで大変光栄なことですけども、そんなもんじゃねえだろうという思いも正直あるんですよね。
「1番幸せだと思うこと」は「生きてること」、「朝ドアを開けて空を見上げた時に幸せを感じる」と答えるえりかさん。人間として途方もない美点を持っている彼女ですが、芸能人として、表現者として正しいのかはちょっと分かんない。
彼女がどの辺に目標を置いてるか分かんないけど、少しでも多くの人に歌や表現を届けたいのなら、何か「断固たる意思」というものが必要なように思うんですよね。矢島さんや中島さんに感じて、彼女からはやや希薄に感じるもの。言葉にするのは難しいけど、ポリラリランだけじゃダメなのだ、多分。
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とまぁ苦言めいてきましたが、このままだと器用貧乏というか便利使いされて終わりそうな気もするので、ガッつくというか少し欲を出していただきたいなと。方向性を決め打ちするのも一つの手かもしれない。いずれにしても17歳という歳はいろんな意味で変わらざるを得ない時期ですけど、変わらないものを残しながらどこが変わっていくのか、凄く楽しみにしていることは確かです。
改めて17歳おめでとうございます。明日は行けないけどうまく行くといいなぁ。