八時半のヲトコたち


昨日のテキストでは「システム」という抽象的な言葉を使ってしまいましたが、なんとか論のような普遍性を装った小難しい理屈を云々するつもりはなくて、もう少し独断と偏見に満ちた言葉でやります。まずは Berryz工房℃-ute 両者の現場について。
結論から言ってしまうと Berryz工房の現場の方が ℃-ute のそれよりも居心地が良かったです。や、頭の悪い人が少ないという意味ではないです。応援の仕方が長年慣れ親しんで来たものに近いと言う意味ね。
具体的には、合いの手の入れ方、コール、あとは知らない曲での対応の早さといった辺りでしょうか。仮に美勇伝ヲタの友人がいて「一度はベリキューのコンサートに行ってみたいんだけどどっちがお勧めか」と問われたら僕は Berryz工房の方を勧めます。ハローのコンサートで伝統的に受け継がれてきた「お作法」を踏襲しているのは Berryz の方だと思うから。
その違いが歴史の差なのか曲の差なのかなんなのかは今は言及しませんが、逆に言うとそれだけハロー臭の漂う現場だということで、免疫のない人にはちとハードルが高いともいえるわけです。だからといって℃-uteの方が初心者には楽とは口が裂けても言いませんけど、以前書いたように違和感がある分だけ新しい事が起きようとしているのかなと考えてはいます。
今後ハローでのお作法をぶっ壊す方に動くのか、伝統的なものを踏襲する方で文化が完成するのか分かりませんけど、暫くは肌で感じるところにいて考えてみるつもり。
注目してるのは

  • シングル曲と一部を除いたアルバム曲の極端な盛り上がりの差
  • イントロとサビには強いけどお通夜のBメロ
  • バラード曲への対応

あたり。℃-ute ではまだスローバラード的な曲がないんで3番目はなんともいえないんですけど、Berryzの方では今回初めて導入されましたのでいずれ℃-uteの方にもやってくるのではないかと。
ベリキューの現場でバラード曲が流れたらどうなるのかというのは以前から興味ある話題でした。で、一般席はどうだったのかわからんけどファミリー席は静かなもんでした。野鳥の会開催で。
昨日一番ビックリしたのは回りの「バードウォッチング」率の高さで、僕の回り半径2メートル以内は全て双眼鏡装備でそれはそれは異様というか壮観な眺めでした。2メートル10センチの所に剥げたガンタンクがいて安心したくらい。
自分はメンバーの表情が見られるというメリットよりも、全体が見られなくなるというストレスの方が大きくて使わなくなってから結構経つんで大して気にも留めてなかったですけど、アレだけ揃うとイヤでも気づかざるを得ない。あの光景は Berryz工房特有のものか座った席の事情によるものかやや不分明なんですけど、メンバーの単推し化が進んでいる現在、意外とどこでも起こっていることなのかもしれない。