九時までのシンデレラたち


続き。ネタばれするぜ。
メンバー個人に対して感じたことを書き留めてみました。もう3年ぐらい同じようなテーマで書いてるんですが、過去のものと見比べてみても面白いかもしれない。℃-ute 版はそのうち。

清水佐紀さん

彼女に関しては去年「汗をかかなくなった」と書いたように記憶してますが、相変わらずで何より。ベリキューの主将はどちらも汗っかき。
ただ今回は別の意味でも汗をかいてたように思う。「バカにしないで」をはじめとして結構な曲でコーラスの部分を担当してました。Berryzでコーラスを聴ける事になるとは夢にも思わんかったんで、何か嬉しかったです。ダンスとともに歌の方でも信頼を勝ち取ったという証じゃないかと。Ah Merry-go-round で嗣永ちゃんと二人でバラードを歌い上げてたのは心底羨ましかったですね。上げ子やってる場合じゃねーぞ。はい。
失礼を承知で言い放っておくと彼女、かなりの「ギャル」ですね。ポージングにその片鱗をかなり感じた。

熊井友理奈さん

キャプテンと二人超個人的MVPなんですけど、基本後ろで動いてる子のほうが好みなのですまんということで。
やー熊井ちゃん歌上手くなりましたね。声量というか声の響き方が去年までと全然違うというかなんというか。えりかさんとのデュオを観た時からなんか違うなと感じてましたが、ようやく腑に落ちた。喉を痛めないような発声の仕方がいいですね。「CLAP!」のソロパートは彼女にしかできない独特の外し具合が絶妙。背の高さや顔に注目が行きがちでしたけどこれからは歌の方も注目、いや注耳しなければならん。
永ちゃんとの MCで思ったけど、この子はとにかくマジレッサーというか他人の発言をこれでもかってくらい拾いまくりますね。バレーのレシーブ特訓を見てるみたいだった。

菅谷梨沙子さん

この子に関しては「REAL LOVE」を抜きにして語るわけにはいかないんだろうな。この曲を言い表すとすればそうだなぁ、ずばり「岡井ちゃんにはまだ歌わせたくない」曲。同い年の岡井ちゃんが「スカートも良い長さだわ〜♪」と歌われた日には別の意味で泣くかもしれん。
まだリズムを取るのに意識が向いていて表現というところまで行っていない部分が結構ありましたけど、彼女独特の不安定さが逆にいいアクセントを与えていたような気がします。もう少し歌いこむと違ってくるかも。
一方表情に関しては言う事がないです。表情の作り方やそれに作為的なものを感じさせないという点ではハローでもトップクラスと言っていいと思う。個人的には「REAL LOVE」の後の「恋してる時はいつも」でメンバーが出てきてそれまで張り詰めてた表情が緩む所でサブイボ立った。天才というかなんというか油断すると持っていかれますね。

須藤茉麻さん

あの二の腕で絞め落とされたいな、うむ。
というのはさておき、あの水っぽい声で「ロンリーロンリーロンリー」とBerryz仮面のエンディングテーマを滔々と歌い上げてる彼女の後ろに夕日が見えたのは内緒だ。ヒロインって孤独なもの、涙が出ちゃう女の子だもんっつー話でもはや何を言っているのかわかんなくなってきましたが彼女が歌うのを聞く機会が増えてきたのはとても良いこと。あとは高音部がファルセットなりなんなりでパンとした声が出せるともっと良くなるかもと「この指止まれ!」を聴いてそう思いました。

嗣永桃子さん

まずはオープニングの「Happy! Stand Up」のイチャイチャ愛とかひとりスットコドッコイなダンスがとても面白くて師匠筋の人を思い出した。歌に関しても安心して聴いていられるので別のところを見てた。
課題とすればバラードでの表情ですかね。笑顔と比べてややぎこちないというかお腹が痛いのだろうかと頓珍漢な心配を抱かせるような代物でインチキ臭さを感じた。特に「Ah Merry-go-round」の辺り。相方のキャプテンが垂れ眉でリアル困り顔で余計そう見えたのかも。ワル顔って結構向いていると思うんですけどね。今後に期待。
余談だけど「Ah Merry-go-round」というタイトル、B'z の「Lady-go-round」を思い出す上に歌詞が嗣永ちゃんの声で脳裏で再生されるのでやや困っている。

夏焼雅さん

そんなわけで今回の Berryz工房のコンサートは所謂「後列組」の活躍がそこかしこで光っていて「前列組」の存在感が相対的に下がっているように感じたんですけど一番割り食ったのがこの人のような気がします。要所要所は締めていて流石だなと思わせるところはあったけど元々バランスのよさというか安定感という点で真ん中に置いておきたい人材なので他のメンバーが個性を発揮しだすとちょっと弱いのかも。
それでもBerryz工房のセンターといえば個人的には彼女ですし、最近梅田えりかさんに雰囲気がますます似てきている、つまり守備範囲に入ってきていてちょっと困ったなぁと。いや、あまり困っていないんですが。

徳永千奈美さん

うーむ彼女は困った。プロポーションではデカいのがいるし、ウザさではプロがいるし、キャラ的にはBerryzレッドがいるし、パッと思いつく彼女の良いところを活かそうにもそれ以上の強烈さを放つ方々がいてさぁどうしましょう。
といっても僕はプロデューサーでも何でもなくただの一ファンなのでどうしようもないんですけど、何とか彼女をフィーチャーできないものかと大きなお世話ながら考えています。いっそ「テンション変な子」とかで何かやりませんかね。熊井ちゃんとの二人MCは彼女のぶっ飛んだ発言を熊井ちゃんが拾いまくるもんだから、いつ終わるとも知れないシュールな世界が形成されててとても面白かったんですけど、毎回お題を変えてとなると…考え物だな。