夜もヒッパレ? 4


終わったことをわざわざくっちゃべるのもカッチョ悪いんですけど、毎年やっているというどうしようもない理由と、投票上のコメントが受け狙いで滑っているため、こっちで今年を振り返るというちょっと真面目な欲望もあり、今年もやりますあとしまつ
○楽曲部門次点

・Lonely Moon/キャナァーリ倶楽部

藤本さんの「遠い恋人」と最後まで迷いました。最後はどっちが1人しか投票しなさそうか、という曲自身の評価と程遠い理由で決めました。PV で彼女達に投票する事に決めていたということもある。
キャナァーリ倶楽部は僕にとって今年最大級の「発見」だったように思います。7月に逗子まで行った理由は今でもよく分かんないんですけど、行って良かった。単なる「可愛さ」を売りにしてるユニットだったらそれっきりだったんですけど、それ以外の何か、ハローではついぞ見られなくなったものがありました。オッサンが真剣にやってるのは曲を聞いて分かったし、小川真奈さんがお気に入りなのも理解できる。彼女の歌はベリキュー世代の中で一番「ロック」に向いていると思っています。
11月の単独ライブに行けなかったのが心残り。

・最後の夏休み/岡田唯

美勇伝のラストシングル「なんにも言わずに I LOVE YOU」は、ラストなのにカバーという事で色々と物議を醸して僕自身もやるせない思いに苛まれたものですが、いざ聞いてみるとハローでは珍しい立派なカバーに仕上がっておりまして、かなり溜飲が下がりました。寧ろ c/w のソロ曲の出来の悪さに頭を抱える事態。石川さんのは現場以外では聴く気になれん。
個人的には惨状の c/w でしたが、岡やんのこれだけは何故か気に入っていて先日の CDS でフルバージョンを歌ってくれて嬉しかったです。普通なら冬なのに夏の曲かよ、と噴飯する所ですがええっちゃええっちゃ。

・Olala/月島きらり featuring 久住小春モーニング娘。

きらりちゃんは良い意味でぶっ飛んでいる。「こんにちぱ」を聞く度に「考えるな、感じろ」というブルース・リーの至言を思い出しますが、ぶっ飛びすぎていてちょっとついていけなかったりもする。8ビットの安っぽさと弦楽器系の上品さがいい塩梅で同居している Olala の方が落ち着きます。「ミン ミン」という一人合いの手が可愛すぎて泣きそうになる。上げ子とリリース時期が同じだったらちょっと分からなかったかも。

・Internet Cupid/Buono!
涙の色℃-ute

希少種すぎてレッドデータブックに載るんでしょうが、Buono! ちゃんの歌うガールズロックが僕には全く心に響きませんでした。アルバムも買ってみましたが、一番良かったのが Perfume もどきと揶揄されても仕方のないこの曲な訳ですから徹底している。去年も「こころのたまご」が好きだといっていた。
原因は自分でも何となく分かっていて、℃-uteロック系の曲が気に入らない理由と根っこが同じ気がしています。小川さんの歌唱法を気に入っている理由とも。

・青春のカスタード/吉澤ひとみ里田まい
・地球と月 彼と私/石川梨華, 紺野あさ美, 仙石みなみ, 澤田由梨
・愛されたい 愛されたい/音楽ガッタス

音楽ガッタスで繰り広げられるファンク路線はハロー最後の秘境というか、オッサン最後の砦のような気がしています。自分の足を食うタコのような物言いをしますが、あのアルバムのラストが「キスしよう」ではなく「愛されたい 愛されたい」辺りだったら、サルのようにこのアルバムを聞き続けていたと思う。当時は複雑でしたがね。本業じゃないところでこんなにいいアルバムにめぐり合うなんて、と。抱きしめて…涙を入れたのは、みんなで歌ってたということとアウトロのピアノが綺麗だったということでしょうか。