冷静の代償

「最後のハロコンエルダークラブ卒業公演前夜祭に横浜アリーナまで行って参りました。というわけでネタばれします。あと、この期に及んで空気も読まずに毒づくんで感傷に浸りたい方にはお勧めしません。予め。
さて。
毎年冬のこの時期、ファミリー席でコンサートを観る事が多くなります。理由としては年食って足腰の衰えを感じ始めているということもあるのですが、一番の理由は矢島舞美さんに匹敵するくらいの汗っかきだからです。寒空に晒すと風邪を引くのは明白なので、よほどのことがない限りお地蔵さんよろしく行儀良く座っているのが冬の定番になりつつあります。去年の美勇伝活動停止の発表の際は座ったまま腰を抜かしました。
立って体を動かしている時と比べドタマの血の巡りが良くなっているらしく、頭を使ってコンサートを観ていることが多かったりします。したがって日頃からドタマを使った「面白さ」が好きなぼくにとってこの観賞方法は意外に水にあってるのかもなと何となく思っています。
欠点としてはハローのコンサートが「立つ」ことを前提に作られている以上、体を動かしたくてウズウズすること、時には置いてきぼり食らうこと、そして辛口のジャッジが多いということでしょうか。自分の性格の悪さがダイレクトに出るということなのかもしれない。
で。
本日もファミリー席で正味2時間半に及ぶコンサートを観てきたのですが、まずはセットリスト。

01. 雨の降らない星では愛せないだろう?
02. マノピアノ
03. みんなのたまご
04. Come Together
05. ケンチャナ〜大丈夫〜
06. 浮気なハニーパイ
07. 悔し涙ぽろり 中澤裕子
08. はぴ☆はぴサンデー
09. This is 運命
10. FOREVER LOVE
11. 抱きしめて 抱きしめて
12. たんぽぽ
13. BABY! 恋にKNOCK OUT!
14. チョコレート魂
15. Yeah!めっちゃホリディ
16. 笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR
17. 晴れ 雨 のち スキ
18. 愛の園〜Touch My Heart!〜
19. co・no・mi・chi
20. デビュー!〜恋する角には福来る〜
21. 人知れず 胸を奏でる 夜の秋
22. Magic of Love
23. スクリーン
24. 好きな先輩
25. ロマンティック浮かれモード
26. カッチョイイゼ!JAPAN
27. 泣いちゃうかも
28. リゾナント ブルー
29. 涙の色
30. MADAYADE
31. モーニングコーヒー
32. ここにいるぜぇ!
33. LOVEマシーン
34. 未知なる未来へ
35. ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!

曲目に関しては全く文句はない。プリプリピンクはいい加減アカペラで歌って欲しいとか、アイスクリー娘。は日本語がたどたどしすぎてどうにかなりそうだったけどその辺はまたのちほど書く機会もあるでしょう。
ウンチョスだったのは曲順。これは2年連続でアワード形式の発表だったので早めに全員出すといった事情があることは分かるんだけど、28のリゾナントブルーの後に何でベリキュー入れるかなぁ。さくらとおとめの後の Buono! も不自然すぎる。
もちろん今後のハローを担う片棒?を担ぐのは間違いなく彼女達ですから存在感をアピールしたいのは分かる。でも今回のコンサートは「エルダークラブ卒業記念スペシャル」と銘打たれてるわけですから、後半はエルダーに譲ってくれよというのが正直な所。ドラマのスタッフロールで言えば、江守徹松平健、渡哲也といった重鎮の場所に瑛太君が紛れ込んだような違和感がありました。
これでは折角「モーニング娘。を経ていないエルダーのトリ」としてまっつーを中詰にした意味が全くなくなり、後半の卒業に向けた流れもぶった切っていて散漫な印象を与えます。ワンダの子たちには申し訳ないけど、「美勇伝」のバックダンサーにベリキューを駆り出してる位ですから、今回は引き立て役、ぶっちゃけ「前座」に回ってもらってもバチは当たらないと思うんだけど。