太公望(上)/宮城谷昌光

太公望 上 (文春文庫)

太公望 上 (文春文庫)

太公望」って「周の太公が待ち望んだ人物」という知識だったんだけど、名前が「望」というのは新機軸。「遠くを見透かす」という意味では後に周の軍師となって智謀を振るう人物の名前としては実に適切かもしれない。
上巻は望が商王打倒に至った理由とそのなかでどう生きるかを葛藤するという導入部分でほぼ終わり。後は周の文王、武王、周公旦、そして商の紂王といった人物がどう絡むのか。実に楽しみ。来週の連休までに読み終えるといいなぁ。