愛〜スイートベイジル

昨日のテキストの通り本来ならば今日の STB139 のライブには参加できるはずもなかったのですが、仲間のサルベージによって行くことができました。捨てる神あれば拾う神あり。不戦敗のまま行かなかったら悔し涙ぽろりでは済まなかったと思う。それくらい素晴らしかった。あまりにも素晴らしかったので2回目公演もチケットを衝動買いして観てしまいました。給料日前だけどあと3日ぐらい牛丼食ってれば何とかなるでしょう。チケットを譲ってくれた方、そして誘ってくださった司馬さん本当にありがとうございました。
で。
セットリストは千秋楽ということで夜公演のみりんごの唄(?)が増えていましたが、他は先週の大阪カジュアルディナーショーと同一らしいです。らしいというのは不戦敗で行っていないからなのです。

石川梨華スペシャルワンマンライブ at STB139

01. 好きすぎて バカみたい/DEF. DIVA

1回目の公演は声がハスキーと言いますか、スカスカだったので風邪でもひいたのかな、と。後のMCで前日からくしゃみと鼻水がと言ってたのでその影響があったのかも。元々声が細い方だけどますますはかなげな感じでよろしい。
原曲がPWLの流れを汲むディスコサウンドだったのに対し、今日はギターを前面に出したロック。本人もスタンドマイクでくねくねやってたのでコンセプトはロックということでしょうか。ホント「型」から入るようなぁ。
2回目は喉が暖まったのかノイズは減ってた。その分ヘンな動きが増えてたけど。


02. 大阪 恋の歌

1曲目の流れを汲んだアレンジになっていて、これは素晴らしい公演になると直感。コンセプトに筋が通っている。
歌い方も凄く丁寧でなんつーか「女の情念」みたいなものが感じられて雰囲気はバッチリ。
かといって「遠くにいってもうたん」の語尾の上がり方が、かわいすぎて死んだ。なんなんだこのひと。



03. 飾りじゃないのよ涙は/中森明菜

MCを挟んだ後、ロカビリー風のBGMにのってバンドメンバー紹介。「ボーカルは石川梨華で〜す」の後、そのままアキナ。流れがカッコよすぎてしびれるあこがれる。
前のディナーショーでは DESIRE を堪能しましたが、この辺り好きなんだろうね。当方三十路なので大歓迎。


04. 横須賀ストーリー山口百恵

前回のSTB公演では「プレイバックPart2」でしたが、今回は横須賀ストーリー。横須賀繋がりということか。
原曲よりポップでしたが、これはこれで有りという説得力は抜群。key の岩崎肇さんが石川さんの声質に合わせたアレンジも大きいんだろうなぁ。


05. 赤いスイートピー松田聖子

MCを挟んで聖子ちゃん。流れが素晴らしすぎるんですが。さっきから素晴らしいとしか言ってない。
曲目はどうやら石川さん本人の考えらしい。本人の好みや客の年齢を慮ったという考え方もできるんですが、自分の声の質や特徴を考えた上での選曲としか思えない。


06. 好きになってよかった/加藤いづみ

これは…としばし絶句。
この曲をピックアップできる時点で彼女は本物。なんじゃそりゃ。
曲を選べば彼女も歌だけで勝負できるようになったんだなぁと胸が熱くなりました。それくらい儚くて可愛くてわははははと頭がナナメになった。
今度は「切なく青い空のページ」とかやって欲しい。


07. フレンズ/レベッカ

MC(質問に答えるコーナー)を挟み、アンプラグドから再びロック全開で名曲「フレンズ」。イントロを聞いた瞬間に頭の中で「キターッ」と山本高広さんが出てきました。石川さんにカヴァーして欲しい曲のベスト3に確実に入ってくる曲だったので。この曲だけで元は取った。逆にあの場にいなかったら聞けなかったわけでつくづく運命の不思議さを感じました。
アレンジはややギター前面な感じだったけどほぼ原曲に忠実。NOKKO さんの太く伸びやかな声に比して迫力不足を心配したけどこれはこれでまたハマっている。カヴァーってやっぱ面白い。


08. 「男」/久宝留理子

こちらも原曲に忠実でフレンズと同様な心配を抱きましたが、石川さんバージョンでもありじゃんと感じてしまったのは贔屓の引き倒しなのでしょうか。それでもいいや。狂わば狂え。


09. 恋のヌケガラ美勇伝

そう言えば美勇伝の時のようなおっ?という外し方は皆無だったな。