憧れ Meister(シングル編)

さりげなくネタばれします。
昨日やっと手に入れることができました。出張先のヨドバシ梅田で。えりかさん、褒めてくれ。

Bye Bye Bye!(初回生産限定盤)(DVD付)

Bye Bye Bye!(初回生産限定盤)(DVD付)

木曜日な上に、たった一枚ポッキリの購入ですからやる気ねぇと言われそうですが、実はその逆でして3月の下旬にドアップで聴いてからずっと CD を楽しみにしてました。
第一印象はニューロマンティックとブラックミュージックが見事に融け合ったディスコナンバーというものでして、分かりやすく言えばデュラン・デュランの「Reflex」をマイケル・ジャクソンに歌わせたといえば適当でしょうか…適当でなさそうなので初期の久保田利伸っぽいと言っておきます。
いずれにしろ℃-ute のシングルでこれほど発売が待ち遠しかったのは久しぶりのことでして「大きな愛でもてなして」以来の快挙。メジャーデビュー以降では一番のシングル曲だと思ってます。サビの歌詞を無理矢理あてはめました感がなければ完璧でした。
ハローの CD は馬鹿の一つ覚え、もとい律儀にA面のインストが付いてくるのが嬉しいのですが、今回は歌だけでなくインストまで堪能させていただきました。うねるベース、メリハリの利いたシンセブラス、ドップラー効果めいたBメロ前の遊び心などなどさすが平田祥一郎。最近は一本調子のアレンジが多くてアレッと思うことも少なくなかったのですが、今回は緩急自在の多彩な音が飛び交う大好きな平田アレンジでござんした。頼むから愛〜スイートルームのインスト売ってください。



と。
珍しく軒並み絶賛にて全面降伏の体をなしておりますが、画竜点睛を欠いたのが PV。
個人的な所感ですが、ハローの歴代ユニットの中で ℃-ute の PV は群を抜くほどクオリティが低いと思っています。単調な画面レイアウト、工夫の感じられない編集、馬鹿の一つ覚えのバストアップ等々、ほぼ毎回 CD を買いたくない方向にプロモーションされるので、最近ではウィンドウを閉じた状態で楽曲だけ聴いてから、PV を観るようにしています。
で、今回は楽曲方面で興奮高まるままウインドウを元に戻したのですが、案の定というかなんというか「いつもの光景」が広がっていてガックシ。
安っぽいのは仕方がない。いつものことですし、今回は楽曲に良い意味でのダサさも漂っていますのでマッチしていると感じられないこともない。逆光下でシルエットのタコ踊りを見せる様は胡散臭さ満点で、あ、これは面白いPVかもなと一瞬思ったのですが↓のカットで一瞬である事を思い知らされました。

なんだこりゃ。
満開の桜の下で冬のリヴィエラを歌う森進一のような唐突さと脈絡のなさで雰囲気ぶち壊し。何だろう、このモヤモヤ感。ディレクターの額に「肉」と描いてやりたい。誰がやったか大体分かったけど。
もうさ、ソロパートでメンバーのバストアップを挿入すること自体やめにしてほしい。そういうものを入れるという縛りがあるのかもしれんけど、ワンパターンだし PV を褒めるのに「○○がチョーかわいい」しかないのはちょっと、どころか大いに寂しい。いっそのことメンバーが出てこない PV の方が面白いのではないでしょうか。無理でしょうが。
果たして ℃-ute の PV が向上する日は来るのでしょうか…来る事を祈りつつこの項終わり。


04. Bye Bye Bye!
12. Go Go Go!

Bye×3 を気に入っているもう一つの理由は「ライブ映え」しないところだったりする。ダンスがタコ踊りで緩い縛りなので、℃-ute コンサートの特徴の一つである「フリコピの同調圧力」もない。コンサート現場ではゆる〜くタコ踊りやってました。楽しかった。サビの Bye Bye Bye の所は一回目と二回目が始動の方向が逆なのね。
c/w の Go Go Go! はコーラスワーク以外にはあまりピンとこないけど、コーラスというのは良いね。出来はあまり良くなかったけど公演を重ねるたびに巧くなる事を願ってます。