続・他人のフンドシ

給料日前日。
今月は今までと違う所でお金を遣いすぎたようで、素寒貧状態。キューティービジュアルを買う金も出やしないという体たらくなので、お金振込みはも少し待っててください。以上私信でした。
 で、本題。

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音楽関係者との食事会で、サザンオールスターズの新作アルバムのデモテープを聴き「この曲(夏をあきらめて)を歌ってみたい!」と直感で思った。「桑田君のおしゃれな感じが曲調や歌詞に詰まっていて、湘南の景色が見えるような強烈な世界観。私なりに表現したいという闘争心がわいてきた」。
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どんなにいい曲でも自分が理解、表現できない曲は歌えないという自称「不器用」。「待ってたんですよね、こんな曲を」。
レコーディングは楽しくて仕方なかったという。「いい曲って、関係者やミュージシャンみんなの競争心に火をつけるパワーがあるんですよ。作り手が身を削って作った曲を受け取った以上、私も覚悟を決めて歌う」。
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「自分の世界観で歌っている作者本人にはかなわない。でも、別のフィルターを通すことで『これも面白いんじゃない?』という世界もある」。作者から曲の説明を受ける必要は無いという。「作った方の歌声を聴けば、どういう思いで作った歌なのかが全部わかるから」。
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このインタビューを目にした時、「カヴァー」と「カラオケ」の違いが少しだけ見えてきた気がします。研さんのインタビューからはその曲に対するリスペクトの念、そしてその曲を自分なりに表現したいという良い意味のむほん気、そしてやっぱり歌が好きという気持ちが鮮やかに読み取れました。
翻ってハロプロのことを考えると、歌ったメンバーたちもそれなりに好意やリスペクトはあったのかもしれないが、それを自分なりに表現する術の欠乏や時間的制約があったために、ただの「カワイコちゃんのカラオケ」に堕す曲があり、顰蹙を買ったということがあったのかも知れません。まぁ実際コトはそんな単純では無いだろうけど。


他人のフンドシ−Beautiful Pears

手前味噌で恐縮ですが、上の記事は4年ほど前に書いた記事の一部で僕のカバーに対する考え方が端的に表れているので引用してみました。



で、だ。
そんなわけで、ここ数日界隈をにぎわせている「チャンプル(1)〜ハッピーマリッジソングカバー集〜」もジューンブライドという時宜を外した発売日でも、ショジティの結婚披露宴の引き出物にすらならないお粗末なコンセプトでも、そして「カワイ子ちゃんのカラオケ」になる可能性が高そうでも、カバー好きとしては期待値はゼロではないです。
ただなぁ、今回は歌だけでなく「ユニットそのもの」をカバーするという変数が2つになっている部分があって、「チャンプルー(ごちゃまぜ)」の真の意図が理解できるとともに、そこに当たっちゃったメンバーは両方カバーしなきゃならんので気の毒といえば気の毒。特に「続・美勇伝」のメンバーには同情を禁じえない。
というのも自分も含めた思い入れが風化していないファンの総攻撃の矢面に立たせられるのも然ることながら、ユニットとしての雰囲気が今のハロプロには欠片もない異質なものなので、カバーにすらならない可能性が高いからなんですよね。今のハロメンにはいろんな意味でカバーするには荷が重いユニットだと考えています。謙遜でもなんでもなく。
でも続だろうが外伝だろうが美勇伝の名前を使う以上、ぶっちゃけ名前を汚されたくないですしそういう意味でメンバーには声援を送りたい。歌だけでなくユニット自身も「カバー」になればいいと思ってます。でもなんで BOOWY の「ONLY YOU」なんだろうな。こっちも妙にハードル高い。



そんなにっちもさっちも地雷だらけの続・美勇伝、メンバーは「エリカ」繋がりで梅田えりかさんに一角を占めてもらいたいのは山々なんですが、彼女は「ZYX-α」というこれまたとんでもない名前のメンバーでしょうし、掛け持ちできるほど大物ではないので回ってこないでしょう。悲しいけれどホッとしている所もある。
となると、カバーするにはまずは形から、ということで身体の「盛り上がり」に欠ける方々も落選と考えれば、怪しいのはM組では亀井、道重、光井、ジュンジュンさん、B組では菅谷、嗣永、須藤さんあたりでしょうか。C組では中島ちゃんか。岡井ちゃんは…ちょっとね。エッグでは吉川さんかみなみちゃんかと思ってたんですがいらっしゃらないようなのでますますよく分からん。
困った事にこれって(1)ってわざわざついてるんですよね。続くのか?