部屋でヲタシャツの私(完結編)

本日は Randy Orton の RKO。一体何の報告なんでしょうか。このコーナー。

チャンプル(1)~ハッピーマリッジソングカバー集~

チャンプル(1)~ハッピーマリッジソングカバー集~


続き。

◆07. 守ってあげたい (松任谷由実) / 新垣里沙亀井絵里

原曲が相当クセのあるボーカルで覇道を極めたような所があるので、王道を行くストレートな歌いっぷりが○。女性ボーカル同士ということで元から相性がいいのかもしれない…ってここまで男性ボーカルで納得がいったのって一つもないな。徳永英明さんが女性の曲を歌いあげるようにはいかないのは、非対称性なのか単なる力不足なのか。現況は後者かな。

◆08. 秋桜 (山口百恵) / 高橋愛

嫁入り直前の娘の心情を切々と歌い上げた名曲を見事にカバー。職人芸。
さすが高橋ちゃんとその力量は疑うべくもないけど、やっぱり辛気臭い。原曲より重い感じでコンサート会場で聴く分には全く問題ないけど、披露宴で聞きたいかつーとそれはそれで困るかも。

◆09. 未来予想図II (Dreams Come True) / ZYX-α (新垣里沙久住小春嗣永桃子徳永千奈美須藤茉麻梅田えりか和田彩花小川紗季)

えりかちゃんどこー?
と書くといつもの干されポジションと誤解を受けそうですが、実を言うと誰も分からないのでまぁ良いか。
プレビューでは(とてもカバーできると思えないので)8人がかりで何とかしてほしいと祈るよう様な思いでしたが、見事にかないました。合唱というアプローチは大いに意表を衝かれたけど、あると思います。
合唱という意味では「愛は勝つ」と同じだけどコーラスがしっかりしてる分こっちの方が好きかも。えりかさんが縁の下だったら良いなぁと歪んだ楽しみ方をしております。

◆10. ONLY YOU (BOOWY) / 続・美勇伝道重さゆみ・ジュンジュン・菅谷梨沙子

こっちは逆に面白いことになるかもなぁと密かに期待してましたが、ほぼ期待通りの出来。フロア向きの重い音が持てはやされる昨今の打ち込みの流れに頑なに逆らう daichi 先生の軽さが素敵すぎる。
そんなわけで原曲の面影は微塵もありませんが、逆にここまでスクラップされてしまうとこれはこれでありかもという心境で結構楽しんで聞いてました。心頭滅却すれば火もまた涼し。
キーパーソンはやっぱ梨沙子ちゃんでした。歌の技術はないし、ダンスも洗練されている訳ではないけれど、Berryz工房というユニットのセンターにいる理由を再認識させられました。ロックというか説得力という点でこの子はやっぱり天才だと思う。
物議を醸すと言う意味ではやっぱり一番。センセーショナルという点では美勇伝に続く資格は立派にあると思います。ここまできたらやっぱ行くトコまで行こう。毒食らわば皿まで。

◆11. 赤いスイートピー (松田聖子) / タンポポ♯(亀井絵里光井愛佳熊井友理奈岡井千聖)

亀井ちゃんを起用した時点で勝利は決まっていたのかも。
「守ってあげたい」と違って一歩引いた色気というか抑えたブリブリ感が最高。逆にクネクネした色気全開なのが岡井ちゃんのボーカル。3月の STB で聴いた石川さんが素晴らしかったので、幸薄繋がりのカメはある程度やれるとは思ってたけど岡井ちゃんがここまでジャストフィットするとは思わんかった。近すぎると却って見えてないことってあるのねやっぱり。勉強になりました。
個人的にはいちばん年長っぽく聞こえる光井ちゃんのボーカルも好きなんですけど、熊井ちゃんのボーカルはなんつーか凄く異質。3人の石川梨華の中で1人棒立ちで歌うムーディー勝山といいますか、ラクロスの試合でフリスビーを投げてるような佇まいがひどく面白かったです。

◆12. for you… (高橋真梨子) / リンリン

やっぱり凄い。上手いというより凄い。日本語のたどたどしさはあるんですがそれが瑕瑾にすらならない圧倒的なパワーを持ってます。フェイ・ウォンさんとかテレサ・テンさんのようなオリエンタル・ディーヴァになれる子だと思うので事務所さんは上手く磨いてやってください。
カメにしろリンリンにしろ、これほどの子たちが3列目でのほほんとしてるモーニング娘。はやっぱりすごいと言うべきなのか、別のことを言うべきなのか…誘惑を感じるな。

◆13. 関白宣言 (さだまさし) / Berryz工房真野恵里菜

我が故郷のスターを取り上げてくださって大変光栄。
原曲は関白宣言というマッチョなタイトルを照れ隠しに男のそこはかとない優しさを歌った曲だと思うんですが、熊井ちゃんの「わ〜すれてぇ〜♪」で不覚ながら爆笑しました。この時点より三枚目丸出しのコミックソング化してしまいちょっと残念。最後の「ららら〜」はいらないと思う。
ラスト前の菅谷ちゃんの涙をこらえながら歌う感じは凄く良かった。

◆14. 世界は二人のために (佐良直美) / 道重さゆみ久住小春光井愛佳・ジュンジュン

てんとう虫のサンバ」と並んであまりにも人口に膾炙している「クラシック」なので原曲と言われてもピンとこない。そのせいか、カバーという概念で聞けなかった唯一の曲。あると思います、多分。
そんな訳で原曲を初めて聴いた逆カバー状態なのですが、なるほどね。アッコさんが歌うと凄い事になりそう。