Extra Flight - 1st flight

有馬よければ、すべてよし。


JRA


有馬記念がビッグレースとして競馬ファンでない人にも認知されているのは、1年最後の大レースであることの他にファン投票で出走馬が選ばれること、コースがトリッキーであるが故にドラマが起きやすいことにあるのではないかと思っています。大袈裟に言えばレース自体が「天の時 地の利 人の和」が揃っているコンテンツであるということでしょうか。
走る馬にとっては大目標のレースは既に終えており、必ずしもベストコンディションでの出走ではない馬が多いのでしょうが、勝ち馬は腑に落ちるような名馬が並んでいて、やはりいいレースなんだなと実感しますし、ワクワクもします。
そんなわけで有終の美を飾るべくああでもない、こうでもないと頭を捻っています。先週の朝日杯5桁払い戻しのおかげで有馬記念を当てれば黒字に転化するというところまで持ってきたので、ここまで来ればぜひとも当てたいところですが買いはじめて14回になるのに当たったのって2, 3回しかないのよね。とほほ。

さて。
あと何回かでここの更新を終了するにあたり、今まで書いてみたけど色んな事情で眠っていたテキストやテキスト化まで行かずに眠っていたネタをまとめてみようかと思います。
まとめるにあたりテーマを絞りました。
良い作品が良い商品として成立するには、大雑把に言うとそこに関わる「売る人」「作る人」「見せる人」、そして「見る人」の四者の気持ちが「一つの方向」を向いた時が、その時なのではないかと思います。
つまり、鑑賞者が望んでいて、販売者に利益があって、制作者が自分の感性や才能をたっぷりと注ぎ込めて、それを演者がプラスアルファつきで体現するという、その作品に関わった人全ての想いが満たされた作品です。そういうものがいつも作られる体制であれば、心置きなく?自分の収入を注ぎこめそうなものですが、残念ながらそういうことは滅多に起こらない。
まぁ滅多に起きないからこそ、ぼくの財布も守られているという何とも皮肉な状況ですが、そんななかで上記の人たちについて考えていたことをアップしていきたいと思います。1夜目は「売る人」について。