イグアナの娘たち

続き。

Berryz工房のパフォーマンスから考えたこと

ほぼ一年ぶりに彼女たちのパフォーマンスを拝見した感想としては、なんだろうな…停滞感のようなものを感じました。
パフォーマンスが悪かったわけではありません。ほぼ5年間同じ面子でやっていることもあり、全体としての安定感はあるし、ヲタの盛り上がりも熱さにかけてはハローナンバーワンと言える。このまま10年目ぐらいまでは問題なく続いていく雰囲気はある。


ただそれはあくまでもハロプロの2番手としての存続であって、この先彼女たちがモーニング娘。に替わりはハロプロの顔として「アイドル戦国時代」と呼ばれるものに参戦して天下取りに励むという未来図は想像できませんでした。安定感と引き換えに失った何かは大きい。
何かと言ってもなかなか言葉にしにくいんですけど、要は一年前と比べ思ったより伸びていないなと。菅谷ちゃんは言うに及ばず、あの嗣永ちゃんでさえルーチンワークに入ったような印象。AKB48を初めいろんなアイドルが元気な中ハローだけが取り残されていて、2番手以降に下克上の様子もない以上、これから先ハロプロが他のアイドルたちに伍していくのはかなり厳しいように思いました。


結成して6年以上たち、大幅な上積みも望めないし、スマイレージに注力している以上手厚いサポートも望めないのはわかりますが、まだハイティーンなんだからギスギスした人間関係を売りにするよりは、も少しギラギラとしたものを見せてほしいなと。少なくともぼくにとって、あんなにカスなニューシングルのPVを作るユニットはハローの中心に無条件に鎮座する存在ではなくなってきつつあるし、そうでなくても結構なチャンスだと思うんですけどね、取って代わりたいのなら。
まぁ、彼女たちやファンが現状の存続を望むんであれば、下克上からアイドル戦国時代天下統一へ打って出ろと言うぼくの意見なんかアホですし、今のままで全然いいんじゃないでしょうか。ガラパゴスでも楽園には違いない。


もし、ガラパゴスから新天地に飛び出して、新たな進化を望むのであれば彼女たちの大半が19歳以上になるここ一年が勝負となる気がする。そんなことも考えた今回のコンサートでした。あとは個人個人に思うところをぶっちゃけて終わるつもり。