柱の傷〜その弐

 大相撲は八方丸く収まるような結果。朝青龍は綱の威厳を保ったし、魁皇大関を死守。栃東は綱取りに望みを繋いだし、白鵬大関昇進。こうなれば良いなぁという事前の願望どおりになり、嬉しい反面話が出来杉でちょっと胡散臭いみたいな感覚もあるのですが、これで良いのでしょう。
 さて。昨日の話。各論といっても、フォーカスする存在もなく全体を見るとも無く見ててかえって印象が散漫になった。体調不良のせいもあるかもしれない。その中でも印象に残ったものをピックアップしておきます。恣意的ですがその他は後々。印象といっても曲にインスパイヤされた脳内での出来事をそのまま文章化した感じ。感想というよりは自己満足ですね。誰々にハーンというのは出てこないと思います。
 ホントは「にょきにょきしちゃいました!わはははは」とか書ければ良いんだろうけど残念ながらそんなことは無かった。それは別に背徳感やリビドーの超自我による抑制といった高尚なものではなく単なる嗅覚疲労なんだと思う。ホームがホームだけに^^;

OP〜1.Berryz工房行進曲 

 最近のハロプロのコンサートって開演前にどういうつながりか分からないジャンルの音楽が流れてるのですが今回は無く、ただただ声の裏返った怒号が競い合うように飛び交ってるだけでした。単なる興奮の発露なのか、他メン推しに対する威嚇なのか、それとも高尚なメッセージなのか平凡たる僕には理解できないのですが、彼らの頭の中はサイエンティフィックに興味があるところです。どうなってるんだろうシナプス結合。
 OP。蒔かぬ種は生えぬということで植木鉢に植えた種が発芽し、にょきにょき伸びるというアニメーションからメンバー紹介。今回は年少順。暗がりの中三々五々現れ、PVを引き取り歌い、そして煽ります。間奏のクラップはちゃんとやろう。
 会場が小さいから距離が近いってのもあるんですかね。自分は2階ファミリーだったんですけど右ウィングだったので、実質10列ぐらいの距離感。何か普通に肉眼で見られることに毎度の事ながら不思議な感覚を覚えます。握手とかやってても。
 ただスピーカーが向こう向きだったので、端っこにいたためか音が届きにくい。スリップストリームにいるような感覚。体験したことは無いけど想像で。

4.ジリリ キテル

 新曲。イントロのライティングが滅茶苦茶カッコいい。白黒のゼブラというかマーブル調で、彼女たちが一つのオブジェに見えます。ニュアンス的にはアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」かアール・ヌーヴォーか。もう一度チャンスがあるので今度は注視します。
 スポフェスの時から思うんですけどステップは「なんちゅう」の発展版。ただスピード感や鋭さはこちらの方がある…と思う。後で出てきたら比べてみたい。
 色気はあるんだろうけど、麻痺…してます^^;アウトロのケツ振りだったり、腰のグラインドだったり、決めポーズの「脇を見せてウッフ〜ン」だったり、シングル史上サービスは最大級で特に嗣永プロには「サービスサービスゥ♪」の心意気が如実に感じ取れたのですがスミマセン…笑いました。みどり茶飲んでたら吹いてたと思う。石川さんや後藤さんがやればその場で即死なんでしょうけど。向こう側の人間にはハードルはかなり高いですふはははは(威張ってどうする)。2,3年後は笑い事じゃないかも知れませんが。

7.さぼり 

 …確かワンダ紺の時に「好きすぎてバカみたい」を歌った旧キッズさん達に物凄く違和感を感じた様にこの曲を仮に石川さんが歌ったとしたら世を果敢なんで出家するかも。年齢を選ぶ歌。この歌詞の世界って多分ティーンエイジのときにしか持ちえない感覚なんですよね。真っ只中の彼女たちが歌うんだからそりゃ涙も出るってもんだ。

たこ焼き屋さんで ずっと漫画を読む
横顔ずっと見てました
凄いデートだわ

…憧れの世界であります、イタイっすね。
 まぁ実際は絵に描いた餅のような存在で
 川釻v釻)<おい、カツサンド買って来い
が、関の山なんだろうけどそういう現実も噛み締めることができなかった(つまり男子校な)男としては大事なものを忘れてきたような手に入れたくてももう手に入れられない、痛いような痒いような何ともいえない気持ちにさせられます。といってもあの頃の僕にこの歌を聞かせてもわっかんないだろうなぁ。黄金時代ってのは過ぎ去ってから気づくもんなんですよ。恐らく。

9.なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?

 ジリリの時点でこれと比べて見たいと思ってましたが、叶いました。前の寸劇が熊井ちゃんの身長(一部キャプテン)をネタにしたバスケット部の寸劇だったので来るだろうなとは思ってましたが…。
 しかし、改めて見比べるとスピード感が全く違う。比べるのもどうかという向きもありますがこいつはすげぇや!と脱帽するばかり。一年近くで鋭さも増してます。彼女たち。ヲタもフワフワ言ってないで進化すべきなのかもしれませんが余計なお世話。

10.愛する人の名前を日記に(PV)

 コレ異様な盛り上がりを見せてました。何でか疑問だったんだけど恐らく「熊井ちゃんのランドセル」に対しての盛り上がりなんですね。アノ身長でいまだ小学生という落差が熊井ちゃんの凄まじいところで、ランドセルを背負って学校に行く姿は普通想像を絶するわけです。
 所詮ヲタの妄想の中の存在だった訳ですが今回小学校卒業を機に映像として降臨し、更に実際その姿で登場=受肉したということであの盛り上がりだったのでしょう。途中まで気づかなかったことに不覚と言うべきか、誇るべきなのか…^^;
 確かにインパクトありますよね。梅さんの薬缶姿と同じくらいの衝撃だ。来週からランドセルが一般席に多数登場する予感がします。今幾らぐらいするんだろう。
 因みにロケ地は恐らく荒川の河川敷。事実誤認じゃなければ鹿浜橋と江北橋のあいだじゃないかな?このあたり聖地巡礼の参考まで。ダンボールは持っていった方が良いかもしれないけどゴミは持ち帰りましょう。煽ってどうする^^;

13.あなたなしでは生きてゆけない (夏焼・菅谷→清水ロックダンス) 

 スイッチONの「TODAY IS MY BIRTHDAY」のコンビということで梨沙子嬢はフリーな動きだと粗が見えないなといささか意地の悪いことを思ってましたが、間奏からサプライズ。アレンジが変わり、後ろのスクリーンに「Saki」のヒップホッピーなロゴ。キャプテンがロックダンス/ヒップホップダンスのソロを披露。
 …圧倒された。ハロプロ界隈でダンスだけで圧倒されたのは太シスの「スキルアップ講座(かつてハロモニでそういうのがあった)」以来かもしれない。それくらい凄かった。やー、凄い凄いと聞いてたけど想像以上。もうガキンチョだって馬鹿にしないから許してくださいと這いつくばって謝りたくなりました。
 ブレイクダンスのようなキメでしたがほっとくとLLブラザーズ(古い)並に頭でグルグルマワリかねない勢いwやー、月並みなんだけど凄い、大絶賛。キャプテンの力量にも拍手なんだけどこういう形(「チャンピオン」っていうコンセプトのことね)で彼女にスポットライトを当ててくれたスタッフにも大拍手。目立たなくても頑張っていれば見てくれる人はいるのだということを改めて思い涙が出そうになった。良かったなぁ、キャプテン。
 こういう奇跡のようなことが目の当たりにできるから現場に足を運ぶのかもしれない。感謝です。

14.安心感 (熊井) 

 打って変わって白基調のメルヘンチックな衣装でユリーネ登場。スクリーンもマーガレットなお花畑で別世界になります。この曲は歌いだしが彼女なので最初聞いたときから「熊井友理奈」の曲だという思いがあったのですが、こういう形で実現しハタと膝を打ちたくなった。「わかってるやん!」って。似非関西弁で分かってないのはどう考えてもこっちのほうなのですが、嬉しかったですねぇ。
 アイデンティティになり看板になり、自分色に染めるモチベーションが沸き立つ曲。梨華ちゃんの「ザ☆ピース」然り、よっすぃーの「ミスムン」然り、熊井さんにとってこの曲は「自分の曲」という自負が沸いてくるのではないでしょうか?彼女の進化にはとても良いことだと思う。時にはイメージが固定され足枷になるのかもしれないけどそれは先の話。今は桃ちゃんの「ギャグ100回」、雅ちゃんの「ジリリ キテル」同様楽しみな方が勝ってます。素人なりに。

15.夢でドゥーアップ (嗣永・徳永・須藤) 

 この曲は昨年の楽曲大賞にベリから唯一選んだ珠玉の1曲ですが前2曲がインパクトがあっただけに割を食ったなぁーと同情交じりだったのですが流石嗣永プロ、ただでは転びません。ハーモニーに挑戦してました。彼女たち。イメージとしては昨秋の娘。紺の「ラストキッス」。
 昨夜の感じではお互い主張しすぎて少しギスギスした感じだったけど、誰かが引くことを覚えると物凄く綺麗なハーモニーになるのではないでしょうか。見所の一つとして来週も楽しみにしています。中野あたりでも聞きたいですが、流石にそれはDVDですか^^;