センセイクオリティ(承前)

 新曲「Ambitious!野心的でいいじゃん」のPV見ました。曲自体も聞いたのはガンダムの奴だけだったのでフルで聞けたのは良かった。モーヲタとしては冥土に行きましたが、別にアンチ化したわけではないので動向は結構気にしてますし気に入ったら買いたい。と言うものの現時点では買うのはウーム…という感じ。ごっちんよりはモチベーションは低い。30枚目という記念碑的な意味合いは結構高いですが。
 手法としては二番煎じだよなーと思った。疾走感はあるけど、サビの最後が長音でスローダウンってのはジリリキテルとかパープルウインドでやられてるし、相変わらずのソロパートぶつ切りで表題の割には野心的なものは感じなかった。アニソン的というのが野心的なのか、よくわからない。
 ただ現状の10人一枚岩から脱却して次のステージに移行する意思は感じますし、グループ内の位置がある程度不均衡化するのは悪平等よりよっぽどいいと思っているのでその辺は好感を持っています。しかし今のファン層がどっちかと言うと箱そのものよりはメンバーの方に向いてる気がするので、その方向性は不満爆発かもしれない。変化に対する拒否反応もあるかもしれないけど断固とした意思で進められるかは注目しております。個人的には高橋さんの方が据わりが良いんですけど。
 PV。いやー見事なまでに野心に乏しいPVですね。CGを使って手は込んでるけど相変わらずダンスは引きだし、アップも正面のみ。横顔とか斜め45度とか、一部見切れとか使わないのが不思議でしょうがない。バックのギンギラ銀は「直感2」の臭いを感じるし、壁をぶち破るCGは「色じれ」のメラゾーマにカットが似てる。長谷川センセイアンテナがびんびんしております。
 間に功なり名を遂げた風のオープンカーでの凱旋映像が挟んでありますが「野心」の終着点としては妥当だし、真夏の光線のオマージュとして強引に読み取れなくもないけど、まぁそれだけですよね。二人の卒業生の赤いレイも結構嫌味だったりする。小ネタとしては完結せず暗示的な雰囲気なのも不安をそそる。まぁ何か読み取ろうとする分だけ前回よりはマシなのかもしれません。