Give me up にまつわるエトセトラ3

 後半戦。ネドベドオフサイド。残念。
 昭和の終わりごろヒットした(8位)この曲ですが、その後とんと音沙汰がなくなります。Wがカバーするまでは、そういうことでメイン、ダブルユー盤の話。っつーかこれ書けば実質終わり。ののたん19歳おめでとう。
 曲としては高音部のカワイイ部分は残しつつも、ベースラインも確り取られてるので BaBe盤より重厚になってます。緩急もついてるし、時折入る「パンッ!」という破裂音も好き。バックトラックだけでも聴きたいですね。意外とシンプルにできてるのかもしれん。アレンジはラフ&ピースという見慣れないクレジットになってますが多分この人たち。ウンチョス大好きみたいです。
 しかし何と言っても歌詞だったりします。一昨日も述べましたが原曲は「一つの恋から逃れようとする男の話」なんです。これが日本で女性が歌うことになり歌詞が劇的に変わる。1番のBメロを引くと

Now I'm leading your life on my own on these days
(今日から僕は新しい人生をやり直すんだ)
And I don't to mess with no woman
(もうキミに振り回されはしない)
Get me out on your skin
(だから僕を自由にしてくれ)
No, that's hard. I can see but you're back to save your love, but you can't
(いやそれは難しいだろうな。分かってはいるけど愛を取り戻そうなんて無理な話だよ)
Give me up…
(僕を自由にしておくれ…)

という歌詞が

キミが強くなくちゃワタシ
キュートな娘になれないでしょ?
「意気地なし」を直さないと
ハート蹴飛ばしちゃうぞ
Give me up…

に。ヘタレ男の話がそれを蹴飛ばす女の子の話に変わります。実は女の子はその男の子の事が好きだったりする。そういう意味では原曲と日本語カバーは表裏一体とも考られます。Give me up も日本語カバーだと「(ハッキリ決めて)ワタシをこれ以上悩まさないでよ」という意味にとれますよね。やー凄くカワイイ。ハイティーンの彼女達が歌ってこその歌詞。早すぎず、遅すぎずの世界観をどっちかと言うとキーの高い彼女達の声がキュートさを増幅してます。正統派でないからこそ醸しだす世界、PVが見たかッタ!!!と地団駄を踏んで悔しがっております。OPVで我慢。こっちで思ってるほど評価は高くないのかも、と弱気になった。
 密かに石川さんが歌ってもかなりの物が期待できると思ってるんですけど年齢と言う点ではあはははは。怒られそうです。
 ホントは歌詞にある「キミ」を渡辺美里的視点から語りたいのですが、如何せん時間がない。そういうわけで歌い手と歌詞、曲が見事に組み合わさった曲ということで無責任に褒めちぎって終わり。カバーでもこれだけのものはできたりする。と書いてるうちにチェコ負けちまッター。
 明日は夕方Zepp の方で℃-uteさん達に会ってきま〜す。梅さあああああ…ゲホゲホ。