「奇跡」の価値は?

 ここ一週間「奇跡」という単語が手垢に塗れてる気がします。オーストラリア戦の頃はあれだけ喧々諤々と対策案を練ってたくせに、ブラジル戦はその言葉でほぼ思考停止…何考えてるんですかねぇ、マスコミの方々は。対ブラジルという点で「下手の考え云々」っつーのは分かるんですけどあまりにも変わり身早すぎだし軽々しく使う言葉でもないと思う。
 まぁどんなに真摯でも自分も含めこちらは見てるだけの傍観者ですから、奇跡という言葉で苦境を投げっぱなしジャーマンでもオッケーですが、現場の方は最後まで2点差で勝つという方策を探り続けるものと思うし、そういう事情を抜きにしても世界一のチームと真剣勝負ができる訳ですから一介の凡人としては彼らが羨ましくてしょうがない。「世界」を相手にできるってどの分野でも皆が到達できるわけではないですから。現実的な戦術に沿って何をやらかしてくれるのかを楽しみにしております。反省は全て終わってからでも遅くはないです。
 それにしてもこのニュースはホントしょっぱかった。W杯を巡る議論の中で一番脱力しました。やっぱいるんだねぇ、こういう人たち。ハロプロでも自分の意見と少しでも合わなかったりちょっとでも否定的な意見が出ると「お前はファンじゃねぇ」「ファンやめろ」と言う人いますよねぇ。自分が好きなものを貶されて逆上するというのは自分にもあることなんで分かるんですが、それ以上に「自分が良いと思ってるものを他人も良いと思っている」ということは滅多にないんじゃないかと思ってる。要は「自分が面白いと思っていても他人にとってはそうではない」ことが多いということ。だからこそ共有できた時の嬉しさ、楽しさがあるんですけどね。まぁこの辺は機会があればじっくりと。
 生で見たいけど起きてられるかなー。