セカンド・ベスト3

 実験まだオワンネェ。少々時間が空いたのですがやることもねぇ。サッカーの話を少々。
 44分間の「奇跡」見せていただきました。や、奇跡というのは失礼、何とかしようという意図が感じられてホンと夢を見ました。それだけに前半ロスタイムの失点はイタかった。後半は別チームになってましたから。ブラジルが調子に乗ったというより明らかに日本が「落ち込んだ」のが見て取れた。そこだけが残念でした。
 例によって精神面のことも取りざたされてますが、ホントに精神的なものってあるんでしょうか。大半が2002年からの生き残りだし「世界」を知らないってのはそういないと思うんですが。風邪でベストの体調になってないのは精神力というより怠慢のような気がする。もしサッカーで「食べ続ける」方が「世界を相手に自分を試す」方より大事という人がいると言うなら考えとしては正しいけど「ここで戦うにはふさわしくない」といって切り捨てるべきでしょう。野球では結果を出しましたし集団で球技をやるってのが根本的に向いてないとも言えない。そもそも精神力を云々する段階に無い気がするんですけど。「ブラジル相手に3点」ってのが大きかったんでしょうね、やっぱ。
 代表に対してはお疲れ様でしたと言いたいですが、「感動をありがとう」とか「グッドルーザー、バッドラック」だったという気にはなれないですね。やっぱ悔しいですし負けに不思議の負けはない。正直自分も甘く見積もってたところはあります。何とかするんじゃないか、と思ってた。でも世界の舞台はそんな楽観論が介在する余地がないから本物たりうる。有体にいえば世界の桧舞台にデビューして10年足らずですから今の実力はそのとおりなんでしょう。見捨てるつもりは毛頭ないですし、代表も広島もこれまでどおり見ていきます。世界のサッカーもこれからは憧れだけでなく超えるべき存在として見られれば良いなぁ。ここの人が日本代表を好きな理由は「昨日までの敵(とも)」がよりレベルの高い外敵に対して団結するという少年ジャンプ的発想なのです。
 以下予想。生協のドイツフェアで「ハム勝つ」やら「点鳥丼」とか「ジャーマンハンブルク」とか食いまくったのでキャンペーン応募用紙をたくさんもらったのよ。「3位を当てろ」っつーことでそれなりに考えてます。うちのラボではポルトガル、イタリアあたり。
1.決勝トーナメント1回戦予想1 ドイツ 1-0 スウェーデン @ミュンヘン
 開催国のメリットの方を上位に見ました。FW陣の好調さも有利。中央のバラック、ラーム、シュナイダー辺りから良いボールが入れば何とかする雰囲気が出てきました。クローゼで決勝点。
 一方善戦マンのスウェーデン。伝統の堅守速攻でグッドルーザーの素質充分です。リュングベリラーションが点を取ってるのは良いが勝つにはズラたんの「常識はずれ」が必要でしょうね。頑張れイアン・ソープ。個人的には大好きなんですよ、スウェーデン。94年のT.ブロリン、M.ダーリン、K.アンデション等々でファンになった。ラーションはドレッドヘアだったな…


2.決勝トーナメント1回戦予想2 アルゼンチン 2-0 メキシコ @ライプツィヒ
 屈指の好カードって奴ですね。身悶えするほど見たい。どちらも組織がギリギリまでに熟成されていて後は個人の能力というところまで来ていて見てて大変面白い。特に体格の似てるメキシコは日本が参考にすべきところを沢山持ってるんじゃないかなぁ。宝の山の気はします。
 「後は個人能力」というところでアルゼンチンに分が。リケルメマキシ・ロドリゲスサビオラクレスポ等々危険なにおいのする人たちがプンプン。対するメキシコはボルヘッティが本調子でない分攻撃のオプションが激減してるのが気がかり。マルケスボランチ起用という奇策をやるかもしれないね、また。