茅奈chaaaan!!!

 彼女の13歳の誕生日というおめでたい日にぶっちゃけるのもナンですが、僕…岡井ちゃんのパパになりたいんですよね。む、考えるとこの言い回しは大いにマズい。岡井ちゃんのお父さんになりたい。な〜んか語弊がある。うむ、より正確を期すと「将来岡井ちゃんのような子供を持ちたい」っていうことですね。明るくて笑顔が可愛くてね…家の中がパッと明るくなる、そういうイメージを抱かせる子。
 これ以上続けるとひどい事になりそうなのでここいらで勘弁してあげますが、彼女の一番の武器は笑顔じゃないかと思ってます。カワイイってだけじゃなくて、「この子…凄くいい子なんだろうなぁ」と性格のよさを感じさせるというか、打算が無い感じが物凄く魅力的。この笑顔を失わずに成長していって欲しいなぁと無理を承知で願いたいくらい素敵な笑顔です。好きなアーティスト(レベッカ渡辺美里m.c.A.T)とか好きなオシャレ(シブカジ)が完全に自分世代で親御さんの教育の賜物である所もかなり好感度が高い。
 運動神経も良く、鼻にかかる独特の声質、℃-uteメンバーの中では比較的中音域が出る。同学年が同学年なんですけどスペック自体は彼女たちに劣らないものを持ってるはずです。後はもう少し縦に伸びればなぁ。順調に成長し、彼女がシングルで真ん中を取れるようになるとユニットとしてはバラ色でしょうね。
 課題としてはサッカーで言う「消えてる時間帯」かな。コンサート中でもたまに「オフ」の状態、素に戻ってる状態を見かけることがあるんですね、結構。本人はそのつもりはないんでしょうが、一瞬の笑顔のインパクトが強いだけに、そうでない時が逆に浮き彫りになる。その辺の波は小さくしていった方が良いでしょうね。もしくは意図してメリハリをつけるとか。
 後は空気を読んでないようで読んでる聡い子ですが、そのせいか慣れない所では物凄く大人しい。いつでもどこでもある意味確信犯的に空気を乱せるようになればなぁ。何れにしてもユニットの行く末のキャスティングヴォートは彼女が握ってる気がします。
 じゃあ彼女の役チナちゃんについて。
 基本バカです。物凄く即物的で相棒のマユちゃんと一緒にライカちゃんを困らせる問題児。「ホーホー」とか「グッ」とか意味不明の効果音が大好き。
 同時に幽霊となったナツミさんを呼ぶのに大きな働きをする不思議少女でもあります。最初に見せたどうみても海のある別荘で使うとも思えないロウソクや人名事典が実際に役に立ったという伏線で彼女の霊感というかその辺の性質を補強しております。もう一つダメ押しで有名占い師の娘という設定になってましたがコレは要らなかったかな。今はどうか分かりませんが僕が彼女たちの年齢の頃はコックリさんやトイレの花子さん、もしくは「○○をしたら両想いになれる!」みたいな白魔術的なことをやる子が多かったので、単に占い、オカルト好きの少女でも良かった気もします。まぁ枝葉のところですが。とまぁそういう事象に慣れてるせいか幽霊のナツミさん登場時は一番落ち着いてたなぁ。その辺のギャップが非常に興味深かったです。深読みするとスピりチュアルな江原さんに会いたいと言ってたから、彼女の志向を鑑みての抜擢かも知れない。
 降霊の儀式は円でのマジカルステップと名前の知れないものに仮の名前を与えて呼ぶ「式」という呪術なのかな?話は脱線しますが「7人目の女の子」という人数をテーマにした話としては恩田陸さんの「六番目の小夜子」とか萩尾望都さんの「11人いる!」とか手塚治虫先生の「火の鳥〜宇宙編」辺りに似たようなモチーフを見ることができます。
 チナ(岡井千聖
 本人は演技は得意じゃないとのたまってたような気がしますが、ギャグシーンがちゃんとした台本に基づくものかアドリブなのかイマイチ判別し難い。逆に結構演技レベルが高いのかなぁと思ったりもします。滑舌が悪いのは相変わらずなんですがその辺が不自然に見えないところも演出の妙なのでしょうね。