Sleeping Cutie!!!

 先週の今頃は名古屋で美勇伝最高とワーワー言ってたのに、随分遠くまで来た気がします。何だ今週の文章量?「コンドル殺すよ?」と自分で自分を罵倒してあげたいです。そう今週は「寝る子はキュート」の個人的所感を人物に絡めて書いてまいりましたが、本日で最終回。中途半端が芸風な自分にとってクオリティに疑問は残るものの7人分書けたという事実だけで万歳三唱。パシイベなんて当たるわけがないので申し込みさえせんかったわ。
 ツカサちゃんのことを。
 ツカサちゃんは「小田桐司」と言う名前で、既に各所で言われている通り、この舞台の「司会者」なんですよね。鏡で幽霊のナツミちゃんを見つけるのもツカサ、ナツミちゃんの前に「長谷川君」を連れてくるのもツカサ、ナツミちゃんが天に昇るシーンもツカサちゃんのモノローグ。重要な場面の影にツカサあり。
 まぁこんな感じで重要な役を担ってるツカサちゃんですが、性格はいたって大人しく、しょっちゅう「ゴメンね」と謝ってばかりいます。薀蓄を話してはミカちゃんに一蹴され、「ゴメンね」。幽霊を見つけて気絶するという至極当然の事にもかかわらず後で「ゴメンね」とナツミちゃんに謝る始末。幽霊の顔を見ても「ライカに似てる」とさえ気づきません。にもかかわらず「もう一度(幽霊に)会いたい」と主張。何だかよく分かりません。アホの子かもしれないし、内面は強い子なのかもしれない。なっきぃに似ているのかもしれない。
 中島さんもその辺は素が出せてやりやすかったんでしょうね。中島早貴そのものが出てたような気がするのは彼女自身も℃の中では年長さんと年少さんを結ぶ中間管理職みたいな位置にいるというこっちの先入観があったせいかもしれません。
 ついでにもう一つ。最初に見たときからナツミちゃんは「何で刺されて死ぬ」のかずっと疑問でして同時に「刺されて死ぬ」というモチーフはどっかにあったなぁと考えていたんですが、「寝る子はキュート」を英訳してみてやっとノドのつっかえが取れました。表層部は似てないけどモチーフは結構入ってるような気がするんですが↓

ヨーロッパのある国に待望の姫が誕生し、ローマ神話の女神(アウロラ)の名にちなんでオーロラと名付けられた。祝いの宴の中、生まれたばかりのオーロラに3人の妖精から贈り物が与えられることとなる。1人目の妖精・フローラからは美しさを、2人目の妖精・フォーナからは歌の才能が贈られた。ところが、その場に現れた魔女マレフィセントが、「16歳の誕生日日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけてしまう。まだ贈り物をしていなかった3人目の妖精・メリーウェザーは、贈り物の代わりに「死ぬのではなく眠るだけで、真の恋人からのキスにより目覚める」という魔法をかけた…

ウィキペディアSleeping Beauty−眠れる森の美女」より

 そうか気のせいか、言わなきゃ良かったよ。そ、それにしても「寝る子はキュート」に夢を見続けた大人たちは明日が終わると一体どうなるんですかねぇ♪現実という悪夢に目覚めるのか、それとも「胡蝶の夢」としゃれ込むのか…昼の3列目で自分自身それを確かめるつもりです。