ロマンチック・リアリスト


突然ですがブルーメンブラットって今の今までブルーメンブラッドって思ってました。「青い血」というには「メン」の位置が不自然だなと思ってたんですが、何のことはないドイツ語で「Blumenblatt」花びらのことなんですね。恥ずかしいぃ。
とはいうものの馬券購入のマークシートに必要なのは馬名ではなく馬番でして、勘違いにめげることなく10000円近くのあぶく銭を手にすることができました。来週のJCで今年のGI黒字収支を確定させたい。そのためにはディープスカイの取捨選択をどうするか。浪漫と現実のせめぎ合いの1週間が始まります。
んで懐が温かいと言う幸せをかみ締めながら℃-uteさんが表紙の「Kindai」を買ったのですが、えりかさん…すげぇな。
元々イラン人と見紛うばかりの顔立ちから年齢の割には「綺麗」という形容詞をいただく事が多かった彼女ですが、最近そういう綺麗さの中に可愛さを見出すようになった。他の方はどうなのかは分かりませんけど個人的にはごく最近の出来事でして、梅隊の階段を一つ登ったなと一人悦に入っております、はい。
さて。
そんなこったでえりかさんのビジュアルにノックアウトされかかったついでに go 2 heaven してしまおうということで、来週発売の新曲「FOREVER LOVE」をドアップで初視聴しました。が、現実に引き戻されてしまった、残念。
「カッチョよさ」と「可愛さ」という相反する要素が同居しているこの曲、ミスマッチを作るアイディアは凄くいいと思う。問題は旋律はカッコいい系、歌詞はブリブリ系と固定しちゃった事で新たな化学反応が生まれなかったということでしょうか。鰻と梅干し、食い合わせの悪いものを一緒に食ってみたけどやっぱり腹を壊した、そんな感じ。
ミスマッチをそのまま残すというのも一つの手法ってのは分かってはいるんですが、昨日届いた「HANGRY & ANGRY」の方は「キュートな悪趣味」といった部分を上手く融合させていていたので聴いた時期が悪かったかもしれない。ビジュアル面での差もあったように思う。
そのPV。PV の方も「可愛く踊る」℃-ute とそれをモニター越しに見つめる(監視する?)「シックな装い」の℃IA(仮)という訳の分からない設定ですが、曲と同様にミスマッチというかパラレルな展開を作るアイディアは凄くいいと思った。正面引き画でのダンスシーン、ソロパートでのバストアップという手垢のついた手法の使いまわしには目をつぶる。駄作PV「LALALA 幸せの歌」とそっくりなのも見なかったふりをして話を進めます。
惜しかったのはラストで℃IAがモニター中に取り込まれてダンスという「回路 [DVD]」のような一種ホラーチックな展開でパラレルワールドが閉じるのですが、それが見事に破綻してた。やるのならラストシーンの梅田えりかさんは℃IAのえりかさん(ストレートヘア)であるべきで、最初からモニター内で舞い踊ってた「オスカルえりかさん」じゃダメだろう。その辺の整合性はちゃんとしてほしかった。
という訳で楽曲にしろ、PVにしろ相反する要素が同居してるわりには中途半端な感じを受けました。悪くはないんだけど突き抜けたものがない。もう少しやりようがあると思うだけに残念な出来でござんした。