まだ恋は始まらない

昨日は誠にすんずれいしました。
途中で眠くなった事をいいことに釣る気満々で眠りについたんですが、今朝読み返してハニワ顔で石化しました。いい年したオッサンが何を垂れ流しているんだ何を!恥ずかしさのあまり有休をとりたくなりましたが、まぁ小さいサイトだし毒食らわば皿までということで。




……
………
「このあとなっちのコンサートに行くんでしょ?」


聞いた瞬間は頭がまっさらブルージーンズだったんですが、面白いもので心に浮かんできたのは「ばれてしまった」という絶望感よりも「何で知ってるの?」という疑問符でした。そりゃお前がヲタヲタしいからだという指摘はごもっともなんですが、それでも「なっち」という固有名詞までは出てこないでしょう。
そうなりゃ「どうしてご存知なんでしょうか?」と聞きたくなるのはコレ人情というもの。敬語になってるのは動揺を押し隠す際の僕の悪癖です。
聞いてみると何のことはない前日録音(オトイレ)の間に隣のバカがばらしていただけ。普通ならその場でジエンド、この後の人生で二度と交わる事はなかったんでしょうが、あいにく彼女の周りにはそういう行動パターンをとるヘンさ値の高い大馬鹿野郎はいなかったらしく物珍さの方が勝ったらしい。まぁ珍獣扱いということですが、お酒が入ると何が起こるか分からないな。
問い合わせてみると当日券はあるそうなので一路横浜に向かったのでした。



ほぼ乱入状態ということもあって、コンサート中は別々だったのですが、終演後の彼女の表情を見て連れてきて良かったと思いました。ウォッカ姐さんと同じく安倍さんも同世代(?)なので感じるものは多かったらしい。「『やっぱりスニーカーがすき!』というタイトルなのにスニーカーを履いていないのは訳が分からない」としきりに首を捻っていたのにはタピオカミルクティーを噴きそうになったけど。
それはさておき、久しぶりに見るステージ上の安倍ちゃんは肩の力が抜けているように見えました。や、気を抜いているんじゃない。肩の力を抜くのと気を抜くのとは違うからね。体の中から湧き出てくるグルーヴに身を任せている感じのフリがとってもいい感じ。
あとは何だか力強かったですね。アンコール後の MC で「みんなついて来てね」というセリフには凄くしびれました。歌手というか表現者の矜持が感じられたってのもあるけど、人間としてまっとうな成長を遂げている気がして何だか負けられないなと。
同時に ℃-ute の春コンサートでの「ファンのみなさんの期待に応え続けたい」という矢島ちゃんの言葉に感じた違和感の正体が分かったような気がしました。それはまた別の機会に。



で、だ。
真野ちゃんのライブ前には予想もつかなかった目まぐるしい2日間が終わってこれからどうするかということなんですが、どうなるんですかね?ヲタばれ問題というある意味最大の難関をあっさり突破、人間力で勝負というしごく当たり前の状況に追い込まれ、東大の入試問題を前にした猿なみに困惑しています。
ヲタばれというのは確かに由々しき問題ではあるけど、ある意味こいつのせいにしてしまえば卑小な自我が傷つかずに済むんですよね。「どうせヲタだし」という自虐交じりの呪文は自分を守る甲冑になりうるってのが良く分かった。どうやら魔法使いの世界に長く住みすぎてたらしい。
このまま魔法の世界に戻るのは簡単なんですが、偶然にもひょっこり出てきてしまった以上、久しぶりに手持ちの札で勝負しなければならない世界に身を置いてみようかなと。サバンナチャンス。
配られたカードは最弱に近いけど何となくワクワクもしています。とりあえず巨人戦だ。