革命元年?

ネタばれ注意…しなくていいのか。
本日は家で大人しくお片づけだったのですが、20時ごろの長い揺れで積ん読状態になっていた本と DVD の山が崩壊し、一気にテンション下げ男。NHK スペシャルの海軍400時間の証言を見てました。連合艦隊海軍省と比べ、いまいち知名度で劣る海軍軍令部という立場からの太平洋戦争を検証する番組だったのですが、すごい面白かった。今回は全3回のうちの初回で軍令部の海軍における位置づけや歴史的経緯に時間を割いてましたが、いつの時代も最前線と上層部には乖離があるもんだなと。現場のことが分かるエリートというのはホント希少種だわ。室井さーん。というかシステム上無理なお話かもしれないですね。
で。ハロコンの感想完結編。
ぼくが初めて行った頃(2000年夏)のハローはモーニング娘。とその他少しという感じで、「少し」のユニットは単独ライブもできないような状態だったように記憶しています。太シスはこの年にライブやってましたが10月に解散しちゃったしなぁ。ま、そういう状態ですからハロコンは「少し」のユニットの見本市という感じで、娘。以外のユニットももっと知ってほしいというのが趣旨だったように思う。
あれから10年近くが経ち、ハローもモーニング娘。以外のほとんどのユニットが単独でコンサートを行う事ができる時代となりました。ユニットの歌やダンスが観たければそのユニットのコンサートに行けば良い。そうなれば必然的にハロコンの見本市的性格は薄くなるわけで、ハロコン自体も当初のコンセプトで続ける必然性はあまりないような気がしています。
最近はシャッフルユニットに由来するユニット間の異種格闘技戦といいますか、オールスター戦的要素も入り込み、ますますややこしいことになっていて、その感想をまず。

◆05. ミニモニ。ジャンケンぴょん! / 新ミニモニ。

あの汗だくできびきび動いてたちっさい子って宮本佳林さんって言うのね。シロウトが言うのも何ですけど彼女、何年かしたらかなり面白いことになるんじゃないかなぁ。それくらいのセンスを感じました。

◆11. 夢と現実 / あぁ!

一人メンバーが変わってるので、あぁ!じゃねーだろとツッコミたくなりますが、あぁ!2期メンバーですという防衛策はあると思います。
歌ったのは新曲なんですが、何かボン・ジョヴィをフロアでやったらこういう感じなのかなという何ともぼやけた感想しか思い浮かばない。あぁ!というよりは Buono! 2期メンバーといった方がよいかもしれません。そもそもシングル1枚じゃあぁ!の何たるかを言いようがないんですが。
曲に関してはそんなもんですが、佐保ちゃんは清潔感があってとてもよい。颯爽という言葉がすごく似合う。不謹慎かもしれないけどしゅごキャラエッグからただ一人 S/mileage に入れなかったという物語にすごく惹かれるものがあります。まぁそこはデビューしてから物語となる部分であって、今はただの辛い思い出かもしれないけど、逆に今チャンスじゃないのでしょうか。

◆12. ピラッ! 乙女の願い / プッチモニV

スキャットマンジョンが乙女だったらこういう曲になったのかというトランススキャット。今勝手に作りました。おっさんがノリで作ったのが見え見えでスキャットの所はだれも歌えてません。こなすのに必死なくせに萩原姐さんのキメキメの表情がとてもかあいいです。間奏のヴァンダレイ・シウバな感じが意表を衝かれすぎて逆に興味津々。

◆14. アンブレラ / タンポポ#

イメージは2期タンポポ。「乙女 パスタに感動」の頃のタンポポを想像すればいいと思う。ただ歌詞世界だけが、あの頃の天才的な変態っぷりだけが再現できていない。
あの妄想力というのは独身だったからできたのかもしれない、というのは飛躍ですが、これから先おっさんが書いた事を想像すると身の毛がよだつような残念さを感じる事はもうないかもしれないな、というのはわりと切実な思いとして脳裏にあります。

◆18. ONLY YOU / 続・美勇伝

やっぱ菅谷ちゃんは天才だわ。

◆19. 行くZYX! FLY HIGH / ZYX-α

あまりもの感満載とはいえ、ZYX-α 新曲ほしかったなぁというのはこちらの勝手な願いなんでしょうね。もっとも続・美勇伝で新曲発表されるとそこはそれで複雑だったのでぼくからはやっぱり何も言えねぇ。
えりかさん、貫禄あったなぁ。もっとも最近のこの曲ではずっと担当してた間奏のフェイクをガキさんに奪われたのはズコーッとなりましたが、ガキさんがすごく楽しそうだった(目は逝っていた)のでよかったのかも。

◆20. DIAMONDS <ダイヤモンド> / High-King
◆21. C\C / High-King

矢島ちゃんが物凄くかっこよかった。パンタロン(死語)が似合ってるってのもあるけど、あの高さのヒールであれだけのダンスができるのがしびれるあこがれる。日頃えりかさんばかり観てるのでここぞとばかりすげぇすげぇとミーちゃんハーちゃん化してました。前田ちゃんは相変わらず森進一でしたが。


といった具合でトピックごとに触れてまいりましたが、局所的には興味深い点も多々あるけど、見本市的要素とオールスター的要素のどっちにも行けず、結局盛り上がる曲でお茶を濁してしまうという全体としての中途半端さはここ数年何も変わってないなと。今年は過去のユニットのリニューアルで新曲もあるでよ、という目新しさはあったけど本質的には何も、というところでしょう。
集金ライブとしては年2回やる価値はあるだろうけど、ハコも小さくなった今、個人的には年1回でも充分、ぶっちゃけ役割を終えてもいいのではないかというのが、最後のハロコンでの思いです。