Time to say good-bye

んで
久住ちゃんの美点として挙げた物怖じのなさですが、℃-ute メンバーが持っているかと言うとほぼ空っぽに近いと考えていました。



℃-ute リーダーの矢島舞美さんはコンサートの MC で「ファンのみなさんの期待に応えていきたい」とよく言うんですが、それを聞く度にぼくは彼女らしいな、と微笑ましく感じると同時に、物足りない気分も味わっておりました。
ファンを大事にするというのはとても大事なことです。とても嫌な言い方になりますが、ファンがいないと彼女たちの職業は存在として成り立たない訳ですから、大事にするのは理にかなっておりますし、それを表明する事はなんら悪いことではありません。ただ「彼女たちを全く知らない人々の首根っこを引っつかんで振り向かせる」ことも同じくらい大事な本分だと考えている身にとっては、なんというかファンとだけ向き合ってれば良いというか凄く内向きな発言のように聞こえまして、そのあたりどう考えてるのかなぁと彼女の発言を聞く度にそう思っておりました。
見ず知らずの人に自分たちの魅力をアピールするというのは、ゴブリンだらけの荒野に棍棒一本で飛び出すようなもの、かどうかは分かりませんけど、かなりの精神的エネルギーが必要なのは確かで、ある種の図々しさが必須だと思うんですけど、彼女たちがその辺りを持ち合わせてるのかどうかは最近の疑問でした。かつては持っていたと思うんですが…



彼女たちの一生懸命さ、温かさというのは途方もない美点だと思います。同時に今のままでは彼女たちの真っ直ぐさというのは行き先がないなと懸念していた身にとって矢島ちゃんがよみうりランドで言った「みなさんついて来てください」という言葉は凄く響きました。そうだ、こうでなくっちゃ、と。
ぼくは彼女たちと事あるごとに向き合うよりも、どっちかというと彼女たちが夢をかなえて喜ぶのが見たい男です。ですからこちらには背中を見せて歩く、突っ走ってくれる方が面白かったりします。そりゃ時々立ち止まって振り返ってくれるのは嬉しいですけどね。
とまぁ矢島ちゃんがこちらに背を見せてくれるのは嬉しい限りでこれで箱推しとして続けられるな、とえりかさんとの約束も守ることができて有頂天ランドだったのですが、その後の鈴木愛理とショッカーのみなさん的な新曲で世の中そうは問屋がおろさないことを思い知らされたのでした。



何の話をしてるのかだんだん分からなくなってきましたが、ぼくが ℃-ute の応援を続けるには脳内にわだかまっている今のシステムへの拒否感を何とかしなければならないことは分かったので、当初の予定通りヲタ卒します。事実上は10月25日でご臨終だったので当初の予定も何もないのですが、ちょうど明日が四十九日にあたるので盛大に?成仏しようかなと。
So long good-bye(長いお別れ)なのか So long(またね)なのかは分かりませんけど、明日のキューティーランド4 で最後の挨拶をしてきます。ただここは後始末があるのでもう5日ほど続きます。