Extra Flight - 見る人 3

◆Spare the rod and spoil the child

続き。
書くスタンスとしては小論文が型としてある以上考えたものがベースにあるのですが、もそっと詳しいところをいうと気に入らないことこそきちんと書いてきたように思います。
最近のハローについてネガティヴなことを書くのを避ける雰囲気があるのはよく知ってますし、その気持ちも想像はできる。それでもともすれば悪口と取られかねないことを書いてきたのは、ネガティブなことを書いてもたかが知れていると思ってたことと、悪いものを悪いと言えないようでは良いものを褒めることもできないと思ってたからです。あとは単なるあまのじゃく。
たかがしれているというのはまぁぶっちゃけちっちゃいサイトなので影響力も極小だろうという悲しい理由もあるのですが、やっぱ他人が何を言おうが自分の眼、耳、その他を使って感じたものが一番正しいんじゃないかと思うからです。だから他人のネガティブ発言イコールネガティブキャンペーンで購買が減るというロジックがぼくには訳がわからなくて、そういう論調の記事を見るたびに狐につままれたような不思議な気分になったものでした。後は作詞や作曲者、編曲者のクレジットだけで萎えたという記事。そこかしこに自分の耳で確かめる機会があるはずなのに筋違いのところで判断するセンスがよくわかんなかったです。
「悪いものを悪いと言えないようでは良いものを褒めることもできない」と言うのは、天空の城ラピュタでシータがなんで「バルス」という滅びの呪文を知っていたかということと似てるんですけど、その理由が悪い呪文も知っておかないと良い呪文に力を与えることができないということなんですよね。
同様に「良い」ということを言うには「悪い」ということも見えておかなければならない。「最高」という評価を与えるには「最低」という評価もできなければならない。それを公にするかどうかはともかくとして、安易に最高最高言うのは「最高」の価値が落ちるんじゃないかと思っています。ウサちゃんチームのファンとしては痛し痒しですがね。
まぁ難しいことを考えなくても「褒め殺し」という言葉もある通り、褒めることばかりが彼女たちを伸ばすことにはならないんじゃないかと考えています。かわいい子には旅をさせよ。