ワンダーパフューム

新しい会社に移って3週間ほどになりますが、いまだに慣れん。前の会社の100倍ほどの社員、新しいプロジェクト、バックグラウンドの勉強等めずらしく脳みそを酷使しまくってるせいか、帰りは山手線でグースカが日課。そんな中で一番慣れないのが女性の存在だったりします。
もうね、机の周りの半分以上が女性で、男子校から理系大学院を出たワンダーボーイとしては極楽というより未知との遭遇と言った方がよく、実に尻の据わりが悪いです。無意味に気を張っていてやたらと肩も凝る。セレレガンスなフレグランスの香水もアレだけ集まると酔うという事が初めて分かりました。いやー勉強になるわ。今いるプロジェクトがメンバー5人中4人が男性という(会社の中では)突然変異としか思えない状況に安息を見出しているのですから本当に疲れてるんだなと思います。
というわけで本日は Perfume の新曲について遅ればせながらの感想を。

ライブ方面にはすっかり興味が無くなってしまったので、CD のリリースがないと自然と縁遠くなってしまった Perfume。今回は1年ぶりのシングル、それも両A面ということで楽しみにしてました。というのは真っ赤なウソであまりにも縁遠くてリリース日も全くキャッチアップしてませんでした。
それでも一度聴けば昔取ったなんとやらで、とても興味深いものがありました。まずタイトルが「不自然なガール」と「ナチュラルに恋して」で対を成しているのが面白い。つかみはオッケー。
で、実際に曲を聴いてみるとサウンド方面では「ナチュラルに恋して」の方が不自然というかなんというか、上手く言葉にできないんですが、キュートなボーカルにとらえどころのないリズムを刻むバックトラックという、ミスマッチな組み合わせでかなり冒険しているように感じました。一方「不自然なガール」はタイトルの割に正統派と申しますか古き良き(?)Perfume と言いますか、「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」のあたりの匂いが感じられました。個人的には「不自然なガール」の方が好きかも。
歌詞もよく聴くとかなり興味深いものがある。

相談があるからって キミにメールを打つの
本当の質問は まだまだ聞けないけど


不自然なガール

忙しそうにしているキミの携帯電話
ちょっと誰から メール届いているの?
キミは人気者だし 不安にもなるけれど
そうやって笑うたび 安心しちゃうの


ナチュラルに恋して

一人の男性を中心にして対極に位置する女の子の話、「メール」で繋がる二つの歌詞世界。と考えるとヤスタカ兄さんはもはや HENTAI さんの称号が相応しいように思った。ワンダフル。
今作は耳でも脳みそでも面白がれる作品だと思いました。ビジュアルである PV ももちろんでしたがそれはまた別の機会に。