ショッキングなLIVE

前フリをやっているうちに眠気が襲ってきた前日の反省を活かしいきなり本題。というか起きてきた。

中島早貴さんについて

先日のコンサートのMCで初めて気づいたんですが、自分のことを「中島」って呼ぶんですね、彼女。最近のことなのか梅子さんに夢中なあまり単に気づかなかっただけなのか今となってはどっちでも良いんですけど、何だか懐かしかったです。かつての娘。を思い出したので。
かつては先輩が後輩のことを呼び捨てにすることが多かったせいか、自分のことを名字で呼ぶメンバーが多かったように思います。市井ちゃん然り、後藤さん然り、吉澤さん然り、そして石川さん然り。アイドルが名前やわたしではなく、名字を自称するのが違和感というか新鮮といいますかともかく引っ掛かりがあった。
まぁそういうわけで中島ちゃんの自称に大いなる新鮮さを感じたのですが、ブログを見ても他のメンバーがタイトルに自分の名前を入れているのに対し彼女だけ「はろ〜」ですからね。おまけにフルネームで名乗り、文末に「ナカジマサキ」の署名まで。
とかなり都合の良い証拠を並べ立ててみましたが、℃-ute の中で一風変わったメンタリティを持つ彼女はやっぱり面白いなと感じた MC でござんした。あとはえりかさんに声の質が近いせいかえりかさんパートを引き継いでいてそれが違和感なかったことが印象に残っています。

萩原舞さんについて

彼女の姿を前に見たのは去年の12月だったのでかれこれ4ヶ月ぶりでしたが、やっぱこの時期の少年少女はちょっと見ない間にホント大きくなるよなぁ。おまけに髪を大分切ったもんだから最初出てきたときはあの子誰だっけ?と正直思いました。背の高い清水キャプテンというファンタジーが一瞬だけ脳内をよぎったのは内緒です。
そういう外見の変化も然ることながら、ほんのり色気が出てきたことも大きな変化の一つかもしれません。どっちかというとえりかさんというよりは村上ちゃんの方に近いかもな。あの首根っこつかまれてあちら側に引きずり込まれるような感じは。そういう意味ではソロで「Endless Love」を歌ったのはタイムリーだったかもしれない。もっとも村上ちゃんはほぼ同い年(14歳3ヶ月ぐらい)でアレを歌いこなしてたことを考えるとまぁ…言葉が出ないですね。
何が言いたいのか分からなくなってきましたが、彼女の歌は技術というより説得力だと思うのでこれからも気合を込めて歌ってほしいです。そういう意味では時々集中力をなくして上の空状態になるところが課題といえば課題なのかな?

12. ENDLESS LOVE〜I Love You More〜

鈴木愛理さんについて

MC で珍妙な動きを見せながら話す前髪パッツンの彼女を目の当たりにするとやっぱ年相応の16歳の女の子なんだなと思いますが、表ではお母さんのことを「母」と呼べるようになってたりで年相応に成長してるんだなと改めて思いました。
歌の方もソロ曲で「嗚呼 恋」という辛気臭いけど難しい歌を披露してましたが見事な「嗚呼」を披露してました。The Party! のラストも然りで以前聴いてた頃より力強さが出てきたように思う。
あとは表情の作り方なんでしょうが、これも経験を積めば解決するように思います。だって「心が土砂降りの雨」というボロボロになった女性の表情をこの年頃の女の子が見せられるかって話で、ドロドロとしたカッチョ悪さをカッチョ良く見せるにはそれなりの年季を積む必要があって、こればっかりはどうしようもない。逆に経験を積むだけということもできるので、良いこともそれほどでもないこともこれからの高校生活でたくさん経験してくれることを願ってます。
あとは以前から睨んでた通り運動センスはないけれど運動能力はあるという仮説が証明できて、自分の見る目も案外捨てたもんではないことを実感できたのがよかったよかった。

14 嗚呼 恋
MC 鈴木

矢島舞美さんについて

彼女の良い所の一つは何事にも全力で取り組むひたむきな所だと思うのですが、長所と短所は合わせ鏡のようなもので彼女の課題もそのあたりにあるのではないかと思った。
彼女のソロ曲「Lonely girl's night」はかなりフェイクが入っているのですが、そのフェイクの入れ方があまりにも CD 的すぎるといいますか馬鹿正直に正確に「再現」しようとしているのが伝わってきて思わず噴き出してしまいました。「イメージカラー」の CD にはないフェイクも狙って入れてる感じはあった。
本来「フェイク」というのはその名のとおり本来は「ない」ものだと思うんですよね。ないからこそ自分の裁量で自由に出来る部分でもあるわけで、唄っていくなかで、感情のたかまりを表現しようと思った時、メロディーの制約から離れて、心のままを優先して唄うことをフェイクすると言うんだと思う。
けど少なくともぼくには矢島ちゃんが感情がたかまるままにフェイクを入れているようには感じられなかった。正確に歌おうとするあまり、フェイクまで正確に再現しようとするというとても本末転倒なことをやっているように聴こえました。馬鹿正直なのは良い。でもコンサートという場所では自分の感性やグルーヴ感に委ねるのも大事なことなことなんじゃないかと。
カラオケ音源のコンサートで無茶なことを言ってるのは承知してるんですけど、いろんな制約を超えて最良の答えを選び取っていく、そんな能力、もしくは姿勢がこれからの彼女には必要なのかなと思っています。

06. Lonely girl’s night
09. イメージカラー

岡井千聖さんについて

今回一番印象に残ったのは岡井ちゃんの成長振りということで岡井ちゃんを最後にもって来ました。
相方の萩原ちゃんは縦に伸びてきましたが、岡井ちゃんの場合は横、といいますか内面と言いますかともかく女性っぽくなってきた。同時に歌も滑らかに艶っぽさが出てきていて、元からいい声を出す子でしたが歌に関しては今一番伸びているなと感じました。
それが内面的な自覚なのか、コンサートでソロ曲を与えられるという環境的な刺激ゆえなのかは分かりませんが、ともかく岡井ちゃんに興味を持っている人は今を逃すと絶対に後悔すると思います。そういう意味ではぼくはあの場にいられてラッキーだった。
まぁ初めてコンサートで一人で通しで歌うのでまだまだ慣れないなという部分はあるし、歌に没頭してるせいか若干ダンスが覚束ないところも見受けられるのですが、今の彼女にはそれを吹き飛ばす勢いのようなものを感じます。あと2週間キチンとやりきったら自信を初め色んなものを手に入れられるのではないでしょうか。そうなると秋が楽しみだということで行ってしまうのかもしれません。はい。

08. ダーリン I LOVE YOU


と何とか最後までたどり着きましたが、終演後真っ先に思ったのは梅田えりかさんに見てほしいなと。あなたが卒業したことで ℃-ute の何かは終わってしまったけど、あなたのいない ℃-ute は確かに始まっている。観たら確実に刺激を受けるなにかがあったよ。
ぼやぼやしてられませんな、お互い。