Bet Losing

やーさわやかに外しました。そこがさわやかでどうするよ、ってところですが。

でも凄くいい競馬だったと思います。◎のサンライズプリンスは前半33秒台のハイペースを3番手で追走して、最後の直線で早々に先頭に立つまさに王道の競馬。直線の長さを考えるとちょっと早いとも思いましたが、そんな後ろ向きなことを言ってる暇はない。「ノリ!」と騎手を応援するわ、「プリ夫〜!」と勝手に名づけた名前でサンライズプリンスを呼ぶわ、やっぱり訳の分からないことになりました。大声ラストストレート。
んで直線半ばでダノンシャンティが差してきたときは諭吉君の姿が脳裏をよぎりましたが、最後の100メートルでプリ夫君がガス欠。ああーとため息ひとつついて電光掲示板を見るとそこには

レコードの赤い文字と「1分31秒4」の数字が。
凄まじいとしか言いようのない日本レコードを目の当たりにしたらガス欠もむべなるかなと納得。パンパンの良馬場で潔い競馬をしたプリ夫君に拍手ですし、きっちりと差しきったダノンシャンティにも拍手。3000円の散財は痛くないかと言えば痛いんですが、いいもの観たと思えば全然大丈夫。

勝ったダノンシャンティは今年の出世レースであるラジオNIKKEI杯2歳Sの3着馬で、変則2冠の登竜門である毎日杯を制し、ここも勝ったわけですから、ダービーも当然有力馬となりえると思います。ただ親父さんがフジキセキなので、勝ちきるところまで行くかどうか。今日のレース振りを見てもベストはマイルだと思うし、切れすぎるところが2400ではどう出るか。レコードの反動というのもついて回るだろうなぁ。
プリ夫は立派だった。結果的に一番キツイ競馬になったけど、それだけ横山Jがこの馬の実力を買ってたからでもあるし、内枠で包まれるのを嫌ったからかもしれない。ただ結果が出なかったことも事実なので次のダービーではどうだろう。ダービー直行プランを変えて使ってきたという事情もあるので上積みはあるかもしれないけど、34秒台前半の脚は使えなさそうなので今日のようなレース運びだとちょっとキツイかも。ノリさんが本番はペルーサに乗るので誰が乗るかという点でも注目。
てな感じで昨日の結果を合わせて今年のダービーは近年にない大豊作でどの馬にも目移りがして大変面白くなりそうですが、今のところはラジオNIKKEI杯2歳Sの4着までとペルーサの中から本命が出る気がしています。
それにしても。
2年前の天皇賞といい、去年の安田記念といい、今日といい現地で見るレースは当たりが多いですね。来週はヴィクトリアマイルブエナビスタレッドディザイアの外国帰りのお姉さん2頭の取り扱いが焦点となりそうです。ウオッカVSダイワスカーレットに次ぐ名勝負数え歌となるか…また行こうかな。


最後に印象に残ったことを2つ。
レース前のファンファーレがNHKマイルカップということでNHK交響楽団の方々がやってたんですが、荘重さを追求しすぎて観客の拍手と全然合ってなかったのには笑った。
表彰式で「ゲゲゲの女房」主演の松下奈緒さんがプレゼンターでいらしてたのですが、勝利騎手の安藤Jの横に並んだとき思わず「でけえ」と思ってしまいました。すみません。