サムライ・ブルース

一昨日は梅田えりかさんの誕生日で嬉々として土曜日のレポート書きに勤しんでいたのですが、その裏で大変なことが起こっていたようです。

本当に、本当に残念だ。2010年5月24日は、日本サッカー界が崩壊した日だ。大袈裟ではなく、そう思う。


日本サッカー界が崩壊した日
http://news.livedoor.com/article/detail/4789134/

いや、怒ってるのか。セルジオさん。
崩壊したかどうかはともかく、代表の試合は久しぶりに生でTV観戦してたのですが「えっ。これが代表の試合?」というような体たらくで、相手の韓国が過去最強レベルなうえに、W杯代表がまだ決まっておらずモチベーション最高ということを差し引いてもあの試合はない。ベスト4を狙うと言ってもグループリーグベスト4の間違いじゃねーのと突っ込みたくなりました。ビリじゃねーか。


確かに岡やんの采配も良く分かんないところはあった。トゥーリオ君が怪我で出られないのにバックアップの岩政君は試そうとすらしなかったし、左サイドに守備の人のイメージしかない今野君を配して案の定大久保君が孤軍奮闘で空回りしてたり、岡崎君は最前線でボールが来ないから下がってきてボールを追い回して肝心なときに前にいないわ、これはサッカーを題材にしたコントなのかなと思ったくらいのちぐはぐさ。面白くなかったけど。


それより気になったのは選手の皆さんが劣勢を挽回するために知恵を絞ってるように見えなかったことなんですよね。確かにヒディンググアルディオラ、そしてモウリーニョのように監督の力が試合を大きく左右するのがサッカーなんだろうなとは思います。でも一度ピッチに立ったら監督の指示の声なんて大観衆の声援の前には無力だし、結局は自分の力、自分たちの力で局面を打開するのもサッカーじゃないのかとも思っている。
ですから岡崎君が最前線でマインスイーパに甘んじているのであれば遠藤君や俊輔君なりが本田君に声をかけて「おい、もう少し上がって嫌がらせしてこいや」とか、今野君が大久保君に声をかけて「もう少しボールよこせや。ボケナスが!」と言って良いように思うんですね。一緒にいる機会が少ない代表とはいえメンバーほぼ固定で戦ってきたんだから、ポジションチェンジとか点を取るための最適化などその辺の融通はあっていいように思うし、岡田さんもそんなとこで怒る監督じゃないと思うんですけど、そういう考え方ってサッカーを知らないだけなのかなぁ。よく分からん。
まぁその辺の妥当性は措いといて、せっかく岡田監督が進退伺いという体を張ったギャグで独り袋叩きに遭う環境を作ってくれたので、選手はもっとのびのび自分で考えてやってほしいなと。チャンスは作らないと点も入らない。


そういう訳でぼくはまだまだ日本代表に期待しております。はい。