競馬英雄伝説〜エピソード2010

こうしてみると恥ずかしいタイトルだな。

下馬評。
前日のオッズでは皐月賞馬ヴィクトワールピサを抑えて4戦4勝の無敗馬ペルーサが1番人気でやや意外な感じ。無敗ということとお父さんが先週のオークスを勝ったこと、鞍上が神がかっている横山Jということからの人気なんでしょうが、青葉賞馬のダービー制覇はお父さんのゼンノロブロイや厩舎の先輩シンボリクリスエスでもなしえなかったというところが気になる。やっぱトライアルだと流れがぬるいということなんでしょうが、その辺はやってみないとわかんない領域。2戦前で皐月賞2着のヒルノダムールを競り落としていることからひょっとするとモノが違う可能性も。

思うに今年のダービーってヒルノダムールに勝ったかどうかでかなりのところが決まる気がしています。今までの6戦で彼に先着したのはヴィクトワールピサ、ペルーサ、アリゼオ、コスモファントムの4頭（ダノンシャンティは除く）。んで彼自身は前走の皐月賞で2着な上に、今回の方が条件は間違いなく好転しそうなので彼に勝ったことのない馬は少なくともダービー馬にはなれないと思う。単純だけど。
あとはヒルノダムールをどこに位置づけるかということでしょうか。要はダービーを勝ちきるだけの器かということですね。5月という遅生まれなせいか皐月賞からの1ヶ月でガンガン成長しているようですし、鞍上も男藤田伸二、ヴィクトワールピサ、ペルーサを外からマークできる12番枠とこれ以上ない条件が揃ってます。けど、重賞勝ったことないんよねこの馬。重賞未勝利馬のダービー連対は20年ほど前のライスシャワーまで遡らなきゃなりませんからかなり高い壁だと思います。
おまけに皐月賞馬とは2度対戦して2度とも負けてますから勝負付けは済んでいると言えるし、厩舎の先輩ディープスカイのように3着力が異様に高そうです。三連単や三連複の馬券の対象としては最高ですが単勝としては難しい気もしている。

ただ17頭の中でどれが一番好きかといわれたら今年はこの馬なんですよね。脇役が主役に躍り出るというぼくが一番好きなストーリーを期待できる馬なので。成長という上昇曲線がダービー馬というところに届いてるかもしれない。去年はそういう思い入れがなく馬券を買ってしまい、やや後悔のダービーだったので今年は、という所はあるんですけどやっぱ馬券は当てたい。ロマンとリスクヘッジの狭間といえば大げさですが、その辺りをあと一晩考えたい。